「サイロ」シーズン2第3話ネタバレ・解説・考察。清掃を行わない前代未聞と言えるジュリエットの行動に、サイロNo18では「外で生きられる」と考えるようになっていました。壁に「JL(ジュリエットは生きている)」のサインが書かれるようになり、自由と真実を求めた人々の反乱の兆しが見えていました。
「サイロ」シーズン2第3話ネタバレ(サイロ17号)
ソロ
ジュリエットは扉の中にいる男に声を掛けられました。名前と、どこのサイロから来たのかを聞かれ「ジュリットよ。別のサイロから来た」と答えると、「どこのサイロだ?50個ある」と聞き返されます。
そこでジュリエットは初めてサイロが50個あること、そしていま自分がいるのはサイロ17号であることを知りました。そこから一番近いサイロは15号、16号、18号だと男は答えます(ジュリエットがいたサイロは18号)
「どのくらい歩いた?太陽の位置は?」という男からの質問にジュリエットはたじろぎ、首を振りながら「わからない」と答えました。しかし、ジュリエットが男に名前を尋ねると、男は小窓を閉めてしまったのです。
ジュリエットが「あなたと話しがした。何か情報が欲しい」というと、男は小窓を閉めたまま「僕はソロ。ずっと一人でいるから”ソロ”なんだ」と答えました。そして小窓をそっと開け「外に出たのは強制じゃない。みんな自ら選択した。」と、”あの日”のことについて語りだしたのです。
「あの日は穏やかでみんなが笑顔だった。すると砂ぼこりが吹き始め一瞬だけ毒が消えたけどまた押し寄せて来て、その時に全員死んだ。」
清掃に出たら3分で死ぬのに、なぜそれ以上生きていたのか。自分はスーツを着てたから生き延びたと話すとソロは「君もロンと同じく清掃に出されたのか」
ソロがいうロンとは、ロン・タッカーという人物のことで彼もまた清掃を行わなかったとのこと。
ロンは清掃を行わず砂ぼこりで覆われたレンズに指で「ウソ」と書き、そこから立ち去って姿を消したとのことでした。その2日後、彼の文字をなぞりスクリーンに”ウソ”とペンキで書いたことから争いが勃発したとソロは語りましす。
当時、IT部長だったラッセルという人物が、彼の見習いだったソロを扉の中に入れ「どんなことがあっても誰も隠し部屋に入れるな」と強く言ったため、ソロはそれをずっと守っているようです。
みんなが外に出た理由は、ロンが死んだ瞬間を見てないから生き延びたと思い「外が安全だと判断したから」とのこと。
これによりサイロ17号は崩壊したのです。”死んだ瞬間を見てない”のはジュリエットにも言えることで、サイロ18号でも同じ現象が起こると恐怖を覚えたジュリエットは、戻る準備に取り掛かりました。
ソロが姿を現す
ジュリットが隠し部屋の前に行くと、ソロが用意してくれた食事が置いてありました。(*食事を用意したのはジュリエットが幻覚じゃないことを確かめるため。)ジュリエットが戻るために必要な材料が見つからないことを聞くと、ソロはスーツを作っていた部屋や素材がある場所を教えてくれました。
ただひとつ、そこは水の中というデメリットがあったのです。ソロはなぜ清掃しなかったのかと尋ねます。ジュリエットは、清掃する理由は「美しい空や木々を目にしたからで、それを中に人に伝えたい」と思うからと答えました。でもそれは全部嘘でした。
ジュリットが外に出て見た鳥の動きは、全部映像と同じだったから。つまりカフェテリアで見た映像ではなく、ヘルメットから見える映像が嘘だったと気づいたのです。だから清掃をせずただ歩いたと話しました。
説明し終えたジュリエットは、ドアの近くにある死体が他の死体よりも新しいことについて、何があったのかと尋ねました。しかし、ソロは無言で小窓を閉めてしまったのです。
もしかしたら、ジュリエットと同じような人間がどこかに居て17号にやってきたのかもしれません。彼らが無理やりドアを開けようとしたため、ソロは指示を守るために彼らを…?それなら、初めにジュリエットへの警告がわかるような気がします。
その後、ソロは消防士のスーツなら酸素ボンベのあるし役に立つと提案しましたが、その場所も水の中。そこでジュリットはソロに助けを頼みました。
水の中でも酸素を送ることが出来れば取りに行ける。その酸素を送る役目をしてほしいと頼みました。ただ、その方法だとソロが部屋から出なくてはいけません。ソロは「無理だ」と一度は断ったものの、ジュリエットの強い説得で部屋から出てきたのです。
ソロは部屋の前まで出たことはあるものの、そこから先に進んだことはなかったのです。それでもジュリエットや人々を助けたいという気持ちが恐怖に勝ったようです。
サイロの上階に行きたいという意志を見せましたが、ジュリエットが渡した橋の揺れが怖くひるんでしまいました。それでも、「君は本当にいるんだね」と、ジュリエットの存在を改めて認識したようです。