「サイロ」シーズン2第4話ネタバレ解説と考察。ジュリエットは自分の行動が暴動をもたらすことに繋がると気づき、18号に戻るためのスーツを確保するため水の中に入る決心をします。一方で、18号では、機械部が真実を突き止めようと裁判官に会う約束をしたものの、市長の罠にはまってしまいます。
サイロ17号のソロとジュリエット
ジュリエットが幻覚ではないと確信したソロは、よほど嬉しかったのかジュリエットの作業に支障が出るほど喋り始めます。その時は、サーカスや動物について持っている知識のすべてを伝えるかのように、楽しそうに話していました。
ジュリエットは、空気を送り込むためのチューブが足りず困っていると、ソロが楽器のハルモニウムを使えばどうか?と提案します。*ハルモニウムはリード・オルガンのこと
ハルモニウムを知らないジュリエットは、それより書くものが欲しいと伝えました。ソロは黒板のある部屋(学校)に案内し、そこでソロは、”創設者の日”を1週間後に控えた日に反乱が起こったことを思い出します。ただ、18号には”創設者の日”はなく、あったのは”自由の日”でした。
ソロは、残されている子供たちのリュックを見ながら「ラピス…彼女は隣の席だった。面白い子でね、変な音を出して僕を笑わせた。彼女のお母さんはよく桃ジャムを作ってくれた。」と、過去のことをぽつりぽつり話したのです。
するとジュリエットは、「ここはレベルBの教室よね?反乱が起きたとき、彼女は11歳か12歳だったはず。隣にいるはずがない。」と指摘すると、ソロは少し間を開け「こ、これがラピスの物とは言ってない」といいます。
ジュリエットはソロの顔をじっとみながら「目の傷は反乱のときに?」と問い詰めると、ソロは「傷のことは話したくない」と、別の話題に変えたのです。
ソロはハルモニウム弾きながらジュリエットに話し掛けますが、ジュリットは水の中にあるスーツをどうやって手に入れるかを計画していたため、ソロにイライラし始めていました。
するとソロは、見せたいものがあるとジュリエットを呼び寄せ、再びハルモニウムを弾き始めます。
「手じゃなくて足の方を見て。ふいごが弁に空気を送り出してるんだ。これでチューブの空気を送れる。」
ジュリエットは、ハルモニウムを解体しポンプを作ってみましたが、空気の漏れがあり補強が必要でした。するとソロが急に「部屋に戻らないと」と言い出します。彼が言うのは、鍵が開いてるかもという不安でした。
ジュリットが扉を閉めて鍵もかけたと伝えても、ソロは納得しません。それでも少しすると「ああ、閉めた」と自分で思い出すのです。長い間ひとりで過ごしてきたため、精神的なものを抱えているのかもしれません。