「サイロ」(AppleTV+)シーズン2第5話ネタバレ解説と考察。メドウズが亡くなり新しい裁判官が任命されました。サイロ17号ではジュリエットとソロ、サイロ18号では市長、機械部、保安官、シムズなど様々な場面で繰り広げられます。
サイロ18号:新たな裁判官
前回、メドウズ殺害の容疑でノックスとシャーリーに懸賞金が掛けられました。2人とマクレーン、ウォーカーは階段を駆け下りて下層階に戻ろうとしましたが、群衆に追われたことやマクレーンが体調を崩して歩けず行き詰っていました。
バーナード市長は、弾劾についてシムズが裏で動いていたことを把握していました。裏切りともとれる行動に「警備責任者でもなく私の見習いでもない」と言いつつも、惜しい存在として彼を裁判官に任命したのです。
警備責任者には、シムズが育てたアムンセンという男が就任しました。
一方で、機械部の4人は群衆から逃れるためジュリエットの遺品と反乱前の酒と交換にポーター(荷運び人)を頼ります。取引が終わろうとしたところに、ノックスが「襲撃隊が来る」と飛び込んできました。
ポーターがノックスとシャーリーに掛けられた賞金を目当てに密告したのです。4人は再び逃亡を図りますが、マクレーンが歩けなくなってしまいます。そこで、マクレーンは賞金が掛けられているノックスとシャーリーと行動を別にし、ウォーカーには「あなたは125階以上で顔を知られていない」と逃がして、自分はその階に残ったのです。
一方で、保安官は火炎瓶を投げた男が生きていると疑問を感じていました。さらに、保安官はメドウズが殺害され警備責任者にアムンセン、裁判官にシムズが就任したと副保安官に伝えます。ノックスとシャーリーがメドウズを殺害したとの知らせに、2人は裏に何かあると感じていました。
その頃、バーナード市長は暴動による負傷者の手当をしていたニコルズ医師を呼び出し、ジュリエットの”遺品”を渡します。通常は流通させるものですが、バーナード市長はジュリエットが英雄視されることを危惧して父であるニコルズ医師に返したのです。
バーナードは「あなたのような人が要になる。この激動の瞬間に秩序と協定に対する信頼と共に取り戻そう」と提案しました。しかし、ニコルズ医師は「サイロに妻と息子を奪われ娘まで奪われた。負傷者の治療はサイロのためではなく医師として品位を取り戻すもの。偽りのない医療を行いたい」と協力を拒否したのです。
サイロでは、すべての女性に避妊具が埋め込まれており許可がなければ妊娠する事も出来ません。許可が下りれば避妊具を取り外せますが、許可を出したものの避妊具の取り出しは不可と内密にニコルズ医師に伝えられていたのです。
女性たちは子供を作れると喜びましたが、実は取り出したフリをしてるだけでした。ニコルズ医師は、このような偽りは医療ではないと常々感じていたのです。
そして裁判官室に向かったシムズは、窓からの景色を見て(メドウズが垂れ幕を見た窓)自分も同じ運命をたどる不安に襲われているようでした。