サイロの秘密
ケネディが知る秘密とは
治療を終えたケネディは、秘密についてのらりくらりでなかなか話そうとはしませんでした。保安官が、話さないならシムズに連絡すると伝えるとケネディは「聞いて後悔するぞ。人生が狂ってしまう」と言いながら重い口を開きます。
ジュリエットの逃亡中に電源が落ちた瞬間がありました。保安官は再起動だと思っていましたが、それはバーナードたちによる作り話で実際は「ジュリエットがダニーにある映像を流させた」のです。
電源が切られるまでの10秒間の映像の目撃者は、みなケネディのように”話をさせないよう”捕らわれてしまったようでした。ケネディがいうには、保安官が持っていた本の1ページを100万倍も上回る美しい光景で、描写したくても言葉では表せないほどのものでした。
ジュリエットが外に出たあとにシムズがやってきて、「薄汚れた服に着替えて下層階に行き火炎瓶を投げつけろと命じられた。その報酬として過去22年間を忘れられる薬をくれるといった」と話しました。
その後、保安官は再びウォーカーを訪ねマクレーンのことについて話します。マクレーンは70階のカフェで逮捕されたが、通常は保安官に引き渡されるはずなのにどの副保安官事務所に聞いてもいなかったといいました。
ただ、容疑者が危険人物だったり、大きな事件を起こした場合は司法部が隔離するとのこと。ウォーカーは、マクレーンは体が悪いから耐えられない。保安官なら何とかしてと伝えます。どうやらマクレーンの身の潔白を証明できれば何か手段があるようです。
そこで保安官は、再びメドウズに何があったのかを切り出します。
奇襲
ノックスとシャーリーは二手に分けて階段を取り戻す作戦を決行しました。ワイヤーでバリケードを破壊して挟み撃ちにすると襲撃隊は退却を余儀なくされます。
そして120階でノックスとアムンセンが交渉に入りました。これは機械部の思惑通りでした。「10人殺されてもお前ら全員を殺す」というノックスにアムンセンは怯み「この階を境界線にしては？」というシャーリーの提案に、アムンセンはシムズの妻を見て確認を取ります。
アムンセンはすぐにバーナードに伝えに行きました「残念ですが10階分で済みました」と。バーナードは120階にバリケードが張られることになったいら立ちを隠しきれません。
なぜなら122階には中階層の農場があるからです。つまり、飢えさせるつもりが逆に農場を与えてしまったからでした。
一方で、保安官はノックスとシャーリーのところに行き、「ウォーカーに話を聞いた。メドウズのところに行ったらすでに死んでいた。市長とシムズに罪を着せられたというが、事実だと協定に誓えるか？」と確認しました。
2人は「もちろん」と答えると保安官は市長に無線を入れます。「逃亡者を発見しました。」しかし、保安官は2人の居場所を明かさず、まずはメドウズの死因について捜査すると伝えたのです。
バーナードはすぐにサイロ中の無線を切るよう情報部に命じます。保安官の話がほかに聞かれてしまうからでした。バーナードは「なんてことだ、保安官を失った」と、窮地に追いやられることになったのです。
一方で、ルーカスは暗号を少しずつ解明し、サルバドール・クインの娘の名前がアリーとまで突き止めましたが、シーザー暗号をはるかに超えるほど難解で、暗号の中に暗号が存在するほどでした。
これを解読するにはレガシーを見なければならないと判断したバーナードは、ルーカスを見習いに任命したのです。
また、そのころサイロ17号ではジュリエットが意識を取り戻していました。ソロはジュリエットがひどい感染症を起こしていたため、自分が調合した抗生物質を投与したようです。
ジュリエットはすぐにヘルメットとスーツを探しますが、ソロは「スーツのことなんだけど、無傷の状態で返すけどその前に、ポンプを直してほしい」とポンプの修理とスーツを交換条件にしました。
しかし、2人の意見は対立します。するとソロは、「君の命をすくった僕への恩返し」を強要したのです。すぐにでも18号に戻って1万人を救いたいジュリエットと、17号を守りたいソロ。
言い争って時間を無駄にするか、ポンプを直す方法を探すか。ジュリエットに選択が迫られます。