サイロ18
バーナードは拘束しているマクレーンに会いに行き、機械部が持ってる火薬について聞き出そうとしました。マクレーンはノックスとシャーリー、ウォーカーの無事を保証してくれればすべて包み隠さず話すと伝えましたが、バーナードは断り、出て行ってしまったのです。
その後、バーナードは襲撃隊を集め仕事ぶりを称賛しました。さらに、保安官との無線を切断したことについて、「保安官は人質に取られ脅迫されているからあのような発言をした」と、あたかも機械部が悪であるかのように伝えたのです。
反逆が収まって保安官が戻れば真相は明らかになる、それまでサイロの無線は無効のままにすると伝えました。すると女性から「これの意味は?」とノックスたちがバラまいたメッセージについて問われます。
「IT部は真実を隠してる」
これについてバーナードは、「機械部は送電先を選べる。IT部だけ遅らせて私に疑いの目を向けさせた」と説明したのです。しかし、その場にいたほとんどの人間はバーナードの言葉を疑っているようでした。
次にバーナードは、アムンセンに資材部の家宅捜査の令状の発行を命じましたが、アムンセンは「裁判官の承認がまだで、その前に裁判官が彼の部屋で市長と話がしたいと言っている」と伝えました。
バーナードは裁判官室に出向き、「なぜ君を裁判官に任命したか。それは君の顔を見たくないからだ。もう話し合いなど行わない。だから家宅捜査の令状に早く印を押せ!」とシムズに怒りをぶつけたのです。
シムズは冷静に「断る」と一言。シムズは、ルーカスを見習いに指名したことで10年間尽くしてきたのに裏切られたと、冷たく言い放ったのです。
一方で、ルーカスは暗号解読への大きな一歩を踏み出していました。これまで文字を解読しようとしていましたが、ふと思いついたのです。「文字ではないのかも」
タブレットから数字暗号のすべてを聞きだします。思った通りでした。ルーカスはメモを取り解読を進め、バーナードのもとへと急ぎました。
暗号は書籍暗号で、文字は文字ではなく数字。特定の本の特定のページに出てきている単語に対応している。ページ番号は77(クインは7だけ暗号化していなかった)で2回も使用している。レガシーの本はどれも該当せず、あそこにはない本を用いて暗号を作った。と突き止めたのです。
つまり、クインはサイロの誰かが持っている遺物を用いたのだとルーカスは言います。バーナードは、その本について心当たりがありました。
それは唯一、暗号を解読したメドウズが大事にしていた「オズ」の本だったのです。バーナードはオズの本をルーカスに手渡し解読を続けるよう指示しました。
保安官たちはマーティンというリスナーの男に聞き取りしていました。男は司法部にタレコミをしていましたが、それを言わないでおくという条件で話を聞き出します。
男によると廃品回収室の箱の取っ手の中に送り主不明の手紙が届くとのこと。手紙に書かれた命令を聞いた保安官は、ノックスとシャーリーの身柄を拘束しに向かいました。
リスナーから聞いた情報で”ノックスとシャーリーの殺害計画がある”ことがわかったのです。保安官は、命令を出している人物を特定するため、手紙が届く廃品回収室に入室できる人のリストを調べることにしたのです。
考察と感想
サイロ17では、ジュリエットがまたもや水中で危ない状況になりました。ただ、スーツを探したときはソロは指示通りにしていたので、今回はわざとではなさそうな気もします。
しかし、斧と血痕はかなり気になるシーンです。何者かが入り込んできたのか、それとも電源が回復したことにより、閉じ込められていた誰かが出てきてソロを争いになったのかも?
ラストシーンで、誰かがジュリエットを見ているであろう視線を感じるのが気になります。でも、ソロの闇が深そうで、彼が本当は誰なのか?”ソロ”に嫉妬していて、ずっとソロになりたかった男なのか?
17号の崩壊にかかわっているような気もして来ました。
そしてバーナードとシムズはついに仲間割れを起こしました。そもそも、バーナードは初めからシムズを信用していたわけではなさそうですし、バーナードが唯一信用していたのはメドウズだったのかなと。
それでもメドウズを手にかけたバーナードは冷酷なのか、本当にサイロのことを考えているからなのか。ただ、バーナードの思惑通りにいっていないので、失脚の日も近いかもしれません。
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