サイロ18号
暗号解読
見習いになったルーカスは、メドウズの部屋に行きました。そこにはシムズの指示で片づけていた男が2人いて、ルーカスに出ていくよう言いますが、ルーカスが”青”の証明書を見せると男たちはたじろぎます。
ルーカスはバーナードに探し物を頼まれたから出ていくよう伝えると、男たちはしぶしぶ部屋を出ていきました。ルーカスが探していたのは暗号を解読するのに必要な辞書。
しかし、辞書だけでは解読が不十分なためパソコンでサルバドール・クインの子孫について検索すると、”テランス・ペンブルック”という名が出てきました。
ルーカスの件はすぐにシムズの耳に入ります。シムズはアムンセンに「メドウズの部屋を片付けてたらルーカス・カイル…鉱山に送った男が乗り込んできて青いIDを見せバーナードの指示で来たというのはどういうことか」と抗議しました。
アムンセンは「知ってても言えない」と伝え、その場を離れます。
ルーカスはペンブルック家を訪ねました。クインについて聞きたいというとテランスは、「あのクソ野郎の何が知りたい?」と不機嫌に聞きます。テランスがドアを閉めかると、ルーカスは青のIDを見せ「上の階で取り調べをやったほうがいいですか?」と半ば強制的に室内での質問を頼みます。
ルーカスは、IT部で管理していたものがクインに無断で持ち出されたものが子孫に引き継がれていると伝えました。遺物か書類か本か。しかし、テランスはクインは一族の恥だからやつのものはいらないと答えます。
それでもルーカスは引き下がらず、捜査班を呼ぶしかない。コーヒーを買って戻るからその間にくまなく探してくれと言い出ていきました。
そのあとをテランスが追いかけてルーカスに助言します。「青のIDを持ってまだ日が浅いだろう。我が家はサルバドール・クインの名を口にしない。俺たちが清掃用のウールを作っている理由を知ってるか?140年経った今もサイロを滅亡しかけた男の罪を背負っているからだ」と怒りを伝えました。
ルーカスはその話をバーナードに知らせると、バーナードは言います。「サルバドール・クインは愚者ではなかった。サーバー情報を消去し本を燃やした。そう伝えられてきたが事実ではない。彼はサイロを救ったんだ」と……。
実は、クインの時代までは20年ごとに反乱が発生しており、そのたびにエアロックが開けられそうになってたのこと。人々が過去の反乱を知っていたと気づいたクインが、歴史を遮断することを思いついたのです。
サーバーへのアクセスを断ち、本も没収し反乱者を責めたというのでした。さらに、それに誰も気づかなかったのはなぜか?それは、水に”記憶を消し去る化合物”を混ぜたからだとバーナードは話します。
化合物は一度にではなく、何週間、何か月、何年もかけてゆっくり混ぜていたのです。結果として140年間、平和をもたらしたとのことでした。そして、それがいま変わろうとしているのです。
救出か密告か
ウォーカーたちは、医療品の確保について話し合っていました。発電機の時のように吊り上げてもらうという案がありますが、捕まることなく医療用品の倉庫にうまく忍び込めたとしても、それだけでは解決しないとウォーカーは反対しました。
ノックスはまずは物資の確保が必要といい、ニコルズ医師も「包帯にボロ布を麻酔に安酒を代用している」と医療用品の必要性を訴えます。
ウォーカーは、無謀な計画だとひとり反論し「マクレーンを救出すれば包帯も支給される」といいましたが、マクレーンの救出は不可能に近いと言い返されてしまいました。
ウォーカーは、何としてもウォーカーを助けたい気持ちが強いものの、現時点では居場所を掴むことも難しい状況なのです。みんながウォーカーを説得しましたが、彼女はマクレーンを救出する以外聞く耳を持ちませんでした。
みんなに出ていくよう言った後、ウォーカーのパソコンに「90階の地下水ポンプが故障しているから修理してほしい」というメッセージが届きました。
ウォーカーが90階に向かっている途中、シャーリーが10回以上の移動は護衛が必要だと伝えます。修理依頼の話を聞いたシャーリーは「ワナよ」と警告しましたが、ウォーカーは「安全は保障されている。ポンプの修理は最優先」とのことで警告を無視します。
たとえワナでも捕まればマクレーンと再会できるかもしれないという期待を持っていました。
ウォーカーが地下ポンプ室に行くと、そこにはバーナードが待っていたのです。バーナードはマクレーンの命の保証と引き換えにスパイになるよう取引を持ち掛けてきました。
ウォーカーは愛するマクレーンを救うため、仕方なくスパイになることを承諾したのです。
一方で、医療用品を調達しにいったテディたちは全員捕まってしまいました。このことでシャーリーは、90階には何があったか?と聞き、さらに近くに密告者がいると伝えにきたのです。