サイロ17号
水中から戻ってきたジュリエットは、落ちていた斧を手に取り血痕をたどって階段をゆっくり移動します。しかし、足がマヒしているのか痛みを感じているかのようで思うように動けません。
それでも危険を回避するため酸素ホースを握りしめて水の中に入り、酸素を吸入しながら身を隠していました。ところが、なぜか酸素が送られなくなり水面に出ざるを得なくなってしまったのです。
ジュリエットは再び斧を持ち、階段を上っていきます。するとどこからか金属音がしました。「あなたの居場所は突き止めない。とらえられた男に用がある」と叫びます。
するとライトが光り、槍のような棒をもった男が目の前に現れました。
「動くな」
ジュリエットはソロに奪われたものを取り返したいだけだと伝えますが、男は「殺した。失せないとお前も殺す」と脅してきたのです。
そういうと男はライトを消し矢を放ってきました。矢はジュリエットの右肩を射抜き、危険を感じたジュリエットは急いで身を隠しました。
居住区の一室に逃げ込んで肩を処置したのち、斧と盾を持って暗闇の中を静かに移動します。すると、布に包また人のようなものが転がっていました。
ジュリエットがそっと布を取ると、ヘルメットをかぶった若い男が襲い掛かってきたのです。ジュリエットは争いながらも盾で男を押さえつけました。
すると、階段に別の若い男と弓を構えた若い女が現れたのです。
「動いたら今度は心臓を狙う」
考察と感想
「不正に操作されたゲームと気づいたはず」という言葉で、もしかしたら以前考察した実験施設だったのかと本当に思ってしまいました。
しかし、記憶を消す化合物(薬)が本当にあるのだとすれば、実際にはそんなに長い年月は経っていないのかも?という気もします。メドウズが外に出たがっていたのも、本当の”外”を知っているからなのかもしれません。
それを明かさなかったのは、混乱が起きるのを予想してなのか?それとも確かめるためにまず自分が…と思ったのか。いずれにしろ、メドウズが真実を突き止め、それをいまルーカスが解読しようとしていることは確かです。
真実を知ったらバーナードはどうするのか?それでもサイロという箱を守ろうとするのか。バーナードが恐れている反乱というのは、サイロごとの反乱を指しているのではなく、もしかしたらすべてのサイロにおける真実(外)への反乱を避けるための協定のような気がします。
【サイロ】シーズン1あらすじと解説。有毒物質蔓延により荒廃した世界 謎の巨大サイロに隠された真実とは!?