【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレ感想。星児の持つ木珠が洛河のものだと気づいた左宝倉は、祝由術で記憶を取り戻してやると持ちかけます。星児は記憶の一部を思い出しますが……。
17話のあらすじネタバレ
紅山院。
梁の間諜である蕭玉は、長年利用してきた宇文席に見切りをつけ 紅山院当主の座を退かせました。
そしてその後、宇文懐の前に姿を現し、新しい当主になるよう話を持ちかけます。
宇文懐は蕭玉を初めて見た時から浅からぬ縁だと感じており、「これほどの美女に見込まれるとは光栄だ」と快諾しました。
地下に閉じ込められた宇文玥は寒疾の病により深い眠りについてしまいます。
宇文玥を診た左宝倉によれば、少しすれば目覚めるとのことでした。
左宝倉はふと、星児の持つ木珠に目をやります。
この木珠が洛河のものだと気づいた左宝倉は、洛河の居場所を星児から聞き出そうとしました。
星児が記憶喪失だと知ると、左宝倉は祝由術で記憶を取り戻してやると持ちかけます。
星児が指示通りに薬を飲んだ瞬間、記憶の一部が蘇ってきました。
ところがその途中で、目覚めた宇文玥が祝由術を中断させます。
その後、宇文玥と星児は左宝倉から出口を聞き出し地下から脱出したものの、待ち構えていた隠心に襲われてしまい……。
17話の感想
左宝倉がいいキャラをしているので、彼が出てくるだけで楽しく視聴できます。
しかも、左宝倉は星児の母と深いつながりがあるようで、今後も重要人物として登場しそうな予感。
一方の紅山院では宇文懐が当主になりました。
ラスボスかと思われた宇文席が実は梁に利用されていたにすぎず、あっさり当主の座を退くとは少し予想外でした。
ところで、宇文懐と蕭玉の2人の間には そこはかとなく良い雰囲気が漂っていたような気が。
悪役同士のこの2人のカップリングはなかなか興味深いです。
18話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
燕洵のもとに、定北侯(燕洵の父)の配下である仲羽が訪ねてきました。
燕洵を燕北に連れ帰ろうとする仲羽に対し、燕洵は人質の自分が逃げれば燕北が大罪に問われてしまうと懸念します。
しかし仲羽は、たとえ逃げなくても、皇帝は定北侯に無実の罪を着せて抹殺するつもりだと話しました。
それを知った燕洵は燕北に帰る決心がついたものの、連れ帰りたい人がいるから待ってほしいと告げます。
一方で、以前から定北侯の軍力を恐れていた皇帝は、定北侯に殺される夢を見たことで いよいよ彼を始末せねばと思い始めました。
地下から脱出した左宝倉の前に、古き友人の東方忌が現れます。
東方忌は普段は定北侯(燕洵の父)を補佐している人物で、前回彼が魏に来て間もなく洛河は死んでしまいました。
東方忌は今回、洛河を殺した犯人の行方を探るためにやってきたのです。
左宝倉は、洛河の木珠を身に着けていた星児のことを話しました。
その後。
燕北へ戻った東方忌のもとに、燕洵からの手紙を携えた定北侯がやって来て「本物の手紙だと思うか」と相談します。
東方忌は、梁の間諜が魏の内乱を引き起こすために偽造したものだと指摘。
そして、自分が偽造した手紙を取り出し、燕洵から託された手紙だと偽ります。
その手紙を読んだ定北侯は息子の燕洵が危機に陥っていると思い、自ら魏に赴くことにしました。
東方忌は帝位を奪ってはどうかと進言しますが、定北侯にそのつもりはない様子。
東方忌は内心「自分が望む主ではなかった」と思います。
青山院。
隠し部屋の存在に気づいた星児は、その隠し部屋で死んだはずの宇文灼を見て驚きます。
こっそり様子をうかがっていると、宇文灼が配下に「星児を死ぬまで梁に潜入させる」と言いました。
さらに宇文灼は、宇文玥が星児に訓練を受けさせたのもそのためだと話したのです。
この言葉を聞いた星児は涙を流します。
18話の感想
本作は恋愛要素が薄めでラブシーンもほとんどありませんが、今回はそれっぽいシーンがありました。
宇文玥から矢の訓練を受けながらドキドキしている星児がキュート!
普段は鋼のような心を持っている彼女でも、こんなふうにドギマギすることもあるのだと好感度がアップしました。
せっかく2人の距離が縮まったのに、星児が隠し部屋での話を聞いたことによって、また溝が生じてしまった気がします。
19話のあらすじネタバレ
部屋に戻った星児は、宇文灼の盛大な葬儀は周囲を欺くための演出であり、兄の死もその演出に利用されたのだと思い至ります。
そして、宇文玥にとって自分は駒にすぎないのだと考えるうちに涙が溢れてしまいました。
その頃。
宇文懐と蕭玉は、宇文玥のマークをかいくぐり密会していました。
魏と燕北を仲違いさせて漁夫の利を得たい蕭玉は、皇帝が定北侯を始末するよう仕向けてほしいと宇文懐に頼みます。
宇文席の暗殺を決意した星児は、武器を調達するため再び左宝倉の店へ。
すると左宝倉は、極楽閣に武器を持ち込むのは不可能だからと特殊なかんざしを星児に授けました。
星児が青山院に戻ると、燕洵が返事(一緒に燕北に帰る件)を聞きにきました。
「燕北に来れば、君も妹も自由に暮らせる」
「あなたを信じるわ」
星児のこの言葉を肯定と受け取った燕洵は、星児に贈るための鞍を選びに行きました。
すると、自分への贈り物だと勘違いした淳公主が、燕洵への想いを告白しようとします。
それを察した燕洵は、告白されるより先に「君のことは妹のように思っている」ときっぱり伝えました。
一方、宇文懐の策略により定北侯への疑いを深めた皇帝は、定北侯を謀反人として捕らえるよう聖旨を出します。
さらに、燕洵を捕縛するよう宇文懐に命じました。
19話の感想
星児は涙を流すほど傷ついたのですね。
きっと、自分でも気づかないうちに宇文玥を慕っていたのでしょう。
そんな彼女が燕洵と一緒に燕北へ行くと決めたのは、母の遺した紙に「燕北の鳥先生を訪ねるように」と書かれていたからでしょうか。
そうとは知らずに喜びを溢れさせる燕洵の姿が切なかったです。
そしてやはり、左宝倉は愛すべきキャラクター!
普段はおちゃらけているけれど、星児への「死んでほしくない」という言葉からは温もりが垣間見えました。
20話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
魏の皇帝は定北侯一家の抹殺を命じました。
魏貴妃が燕洵の命乞いをしたものの皇帝は聞き耳を持たず、魏貴妃は燕洵を助けられないと悟ります。
もしもこの事態を元嵩と淳公主が知れば、燕洵を助けるために無謀な行動にでるかもしれないと恐れた魏貴妃は、2人に外出禁止を言い渡します。
その場では母 魏貴妃の意図が理解できない淳公主でしたが、のちに朝議での出来事を侍女に探らせた結果、燕洵の命が危険だと判明。
淳公主は燕洵に危険を知らせるため宮中を出ようとしましたが、魏貴妃に止められてしまいます。
「これからはどんな言いつけも守るから、伝えに行かせて」
淳公主は泣きながら必死に懇願しましたが、娘の淳公主を逆賊にしたくない魏貴妃も引き下がるわけにはいきません。
結局、淳公主は宮中に連れ戻されてしまいました。
魏からの脱出を図る燕洵は、亥の刻に西門で待つと星児に伝えます。
星児は妹の小七と小八を先に西門に向かわせ、自身は宇文席への復讐を果たしてから合流するつもりでした。
その夜、星児は極楽閣に送り込まれる奴婢に紛れ、宇文席の殺害を決行。
それを目撃していた奴婢は、駆けつけた朱執事に「星児が宇文席を殺した」と見たままを話しました。
一方で、謀反を企てるつもりなどない定北侯は、最小限の兵だけを連れて長安の郊外に到着。
その瞬間、待ち構えていた宇文懐の軍に襲撃され、定北侯は命を落としました。
20話の感想
今回は物語が大きく動きました。
まず、宇文席が死亡。
星児は覆面もせず堂々と宇文席を殺害して大丈夫なのか?と思いましたが、中国版のあらすじを確認したところ、どうやら星児が顔をさらしたのは意図的だったようです。
彼女は宇文玥を陥れるつもりで、わざと顔をさらし「宇文玥の命令で殺害した」と思わせた模様。
もう1つの大きな出来事は、定北侯(燕洵の父)の死です。
燕洵がこのことを知ったら 魏の皇帝を恨むでしょうし、魏に対して復讐心を抱くのではないかと彼の精神面が心配です。
印象的だったのは淳公主で、彼女は子どもっぽい人物かと思えば意外にも聡明で、朝議の出来事を聞いただけで燕洵の命が危険だと察知しました。
何が何でも愛する人を助けたいという彼女の気持ちに共感するのと同時に、娘を逆賊にするわけにはいかないと思う魏貴妃の気持ちもまた理解できました。
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