【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】27話・28話・29話・30話のあらすじとネタバレ感想。宇文懐は「宇文席殺害」の件を星児に追及します。駆けつけた宇文玥は、星児を助けるために針で仮死状態にしますが……。
27話のあらすじネタバレ
星児を牢から連れ出した宇文懐は、宇文席の殺害について追及します。駆けつけた宇文玥は、この場を収めるために星児を針で死に至らしめましたが、実は仮死状態にしただけでした。
直後、宇文玥は皇帝に呼び出され、「諜紙天眼」を宇文懐に譲り 辺境の地に赴任するよう命じられます。
早く星児を蘇生させなければ本当に死んでしまうと焦る宇文玥は、急いで青山院に戻ったものの星児は墓地に運ばれた後でした。
墓地に向かう途中、蕭玉の集団に襲撃されるも、隠心を剣で殺して強行突破。
墓地にたどり着いた宇文玥は、星児と思わしき死体がすでに焼かれたことを知り、さらに灰の中から星児に贈った指輪を見つけました。
実は星児は仲羽に助け出されたのですが、それを知らない宇文玥は星児の死に打ちひしがれ、酒に頼らずにはいられませんでした。
すると、宇文懐がやって来て「意外ともろい一面もあるのだな。私に謀紙天眼を奪われて自暴自棄か」と勘違い。
宇文玥は謀紙天眼の引継ぎのため、中枢にある謀紙楼に宇文懐を連れて行きました。
ここには あらゆる機密情報が揃っており、見渡す限り紙の山。
実のところ、謀紙天眼が何なのかよく分かっていなかった宇文懐は「自分が欲しかったのは紙くずではなく天下だ」と期待外れの様子を見せます。
宇文玥はいくつかの紙を手にとり、そこに書かれた王室や門閥貴族の秘密を次々と教えました。
顔をこわばらせる宇文懐に、宇文玥は謀紙楼を破壊する装置を見せます。
そして最後に、「宇文席はお前の祖父なのか、実は父なのか、その答えもここにはある」と言い残して去りました。
その言葉に刺激された宇文懐は、衝動に任せて破壊装置を押してしまい謀紙楼が爆発します。
燕洵は皇帝の聖旨により釈放されたものの、今度は鶯歌苑という場所で軟禁状態となります。
星児と仲羽も同行し3人で暮らし始めましたが、鶯歌苑はあまりに多くの者から見張られていました。
27話の感想
隠心はかなりの手練れですし、星児の過去と関連のある重要人物かと思われましたが、ここでまさかの退場。早くてあっけない死でした。
星児の死に打ちひしがれている宇文玥を見て、謀紙天眼を奪ったせいだと勘違いする宇文懐に笑ってしまいました。
しかも、謀紙天眼が何なのかよく知らずに欲しがっていたとは。「思ってたんと違う」みたいな反応も面白かったです。
宇文玥がわざと宇文懐を煽って謀紙楼を爆破させたのは、悪人の手に渡るぐらいなら無くなったほうがいいと判断したからでしょうか。
28話のあらすじネタバレ
燕洵を殺したい者たちが鶯歌苑に刺客を送り込みましたが、ひそかに宇文玥が撲滅します。
それでも刺客が途絶えることはなく、星児と燕洵は毎日のように刺客を相手に戦いました。
そんなある時、宇文懐と魏舒游が武器を捜索しにやって来ます。
死んだことになっている星児は、顔に包帯を巻いてやり過ごそうとしたものの無理やり包帯を外されそうになりました。
そこに現れた淳公主は、宇文懐らに立場をわきまえさせ追い返します。
燕一族の処刑以来、初めて燕洵と顔を会わせた公主は、ただただ燕洵を笑顔にしたい一心で彼の好物の菓子を渡しました。
それを食べた燕洵は、公主の帰宅後に毒で苦しみます。
星児は外で解毒薬を入手したものの、守衛に外出がバレて殴られてしまいました。
一方の宇文懐は、どうやら皇帝は燕洵を殺す気がないらしいと結論づけます。
そこで、魏舒游をそそのかし燕洵を暗殺させることに。
暗殺が成功すればそれで良し、失敗しても魏一族に責任を負わせればいいという考えでした。
28話の感想
淳公主はきっと、燕一族の処刑の際に何もしてあげられなかった分、これからは守ってあげたいという気持ちでいっぱいなのでしょう。
彼女が燕洵に会いに来る気持ちも理解できますが、燕洵にしてみれば仇の娘なのだから内心穏やかではいられないはず。
それにしても公主は、宇文懐に対して相変わらず塩対応ですね。
宇文懐は淳公主に叱られたことを気にしていたようなので、やはり彼女が好きなのでしょうか!?
そして意外にも、宇文懐が陰口を言わないタイプだとは驚きでした。
29話のあらすじネタバレ
鶯歌苑。
宇文懐にそそのかされた魏舒游が、刺客を連れて燕洵を暗殺しに来ました。
そこへ兵が現れ、燕洵は宮中に連行されます。
皇帝を前にした燕洵と魏舒游はそれぞれの言い分を述べますが、魏舒游は暗殺を認めません。
その時、淳公主が刺客の死体を運んできます。
その刺客は、周囲も知る魏舒游の配下でした。
皇帝は魏舒游を、杖刑および謹慎に処しました。
宇文玥は母の死の真相を知るため、16年間監禁されている大奥様(宇文席の妻)に会いに行きました。
大奥様によれば、宇文玥の母は姪であるとのこと。
16年前のあの日、宇文玥の母が紅山院に泊まることになり、大奥様は色魔の宇文席から宇文玥の母を守ろうとしたものの守り切れなかったとのことでした。
そして、宇文席が大奥様を殺さなかったのは、梁の間諜との不義密通が露呈するのを恐れたからだというのです。
このことを知った宇文玥は、宇文懐を脅して宇文府から去らせることにしました。
「紅山院と梁の密通を皇帝にばらされたくなければ、皇陵警備にでも就いて長安を発て」
宇文懐はこの条件を飲むしかありませんでした。
29話の感想
今回のアクションシーンも美しくて見応えがありました。
鶯歌苑は連日刺客に襲われていますが、燕洵も星児も仲羽も強いので安心して見ていられます。
鶯歌苑にはたった3人しかいませんが、まさに精鋭部隊といった感じです。
そんな中、新たな仲間が1人加わり この先の展開も楽しみです。
30話のあらすじネタバレ
3年が経てば軟禁生活が終わり燕北に帰れる燕洵は、その日を夢見て星児とともに力を蓄えていました。
一方、辺境の地に赴任した宇文玥は、指揮官の襄王(魏の第7皇子)とともに外敵と戦う日々を送っていました。
襄王は初めこそ宇文玥を“口ばかりの貴族”だと思っていましたが、共に過ごすうちに打ち解けます。
時は流れ――宇文玥と襄王は長安に帰還します。
一方の燕洵たちは、燕北に帰れる日が近づいていました。
そんな中、2年間の謹慎が解けた魏舒游は、燕洵が帰国する前に亡き者にしようと刺客を送り込みます。
燕洵たちは なんなく刺客を撃退したものの、このまま受け身ではいられません。
そこで、宇文、魏、趙の3家を同時に追いつめるため、3家と関連のある皇陵を襲撃することにします。
そうすれば、3家は皇帝から責任を問われるはずだからです。
決行当夜、覆面をして皇陵に侵入した星児は、覆面姿の宇文玥と出くわし剣を交えました。
30話の感想
今回は回想シーンなどが多くあまりストーリーは進んでいませんが、次回あたり動き始めるかもしれません。
宇文玥は星児の剣に気づいたようなので、彼女が生きていることにも気づいたかも!?
彼は男性主人公でありながら、このところ星児との関わりはほとんどありませんでした。
星児がこのまま燕洵と結ばれるとは思えないので、そろそろ宇文玥のターンが始まるかもしれません。
それにしても燕洵は、淳公主に触られた衣を燃やすなんて、それだけ恨みが深いということでしょうか。
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