【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】47話・48話・49話・50話のあらすじとネタバレ感想。宇文玥は楚喬の毒消しを手に入れるため往生営の根城に乗り込みました。同じ頃、梁の刺客である蕭玉も往生営に潜入していて……。
47話のあらすじネタバレ
蕭策から聞いた話によると、どうやら楚喬が侵されている毒は、往生営という暗殺組織の営主が刺客を服従させるために使っている毒のようでした。
それを知った宇文玥は、楚喬の毒消しを入手するため根城に乗り込むことに。
一方、梁の間諜である蕭玉は往生営の元刺客から、洛河の娘の情報が欲しければ、往生営の秘録を見れば分かると教えられます。
ちょうど往生営では3年に一度の試験が行われており、蕭玉は配下とともに往生営の刺客になりすまして試験場に潜入しました。
そこへ、宇文玥も登場。宇文玥は往生営の刺客 蒙楓を捕らえ、営主のもとに案内させました。営主らしき男は宇文玥との戦いの末 あっさり死亡しましたが、宇文玥は偽物だろうと推測します。
解毒薬を見つけ出した宇文玥は同じものを配下に作らせ、その解毒薬を刺客に配り「これで自由の身だ」と解放しました。
ところが、刺客の1人 蒙楓は宇文玥の配下になりたいと願い出ます。
47話の感想
営主があんなにあっさり死ぬとは思えないので、宇文玥の読み通り 死んだ男は替え玉でしょうね。
営主は毒で刺客たちを服従させていただけなので、心から忠誠を誓う者がおらず、皆あっさりと寝返っていたのも納得でした。
刺客の1人である蒙楓は、今後は宇文玥の忠実な部下になりそうな予感。
ちなみに、彼女は【双花伝】では非煙を演じていました。
48話のあらすじネタバレ
宇文玥が蕭策の屋敷に戻ると、楚喬はすっかり毒から回復していました。
宇文玥は思わず彼女を抱きしめます。
楚喬は宇文玥に感謝を伝え、自分を必要としている燕洵のもとへ戻ると告げました。
すると、宇文玥は楚喬にキスをし「私もお前が必要だ」と伝えます。
楚喬はその夜いろいろと思い悩みましたが、蕭策の助言もあり、自分の選んだ道を進むと決心しました。
燕北に帰還した燕洵は、世界一 自由な世界だと思っていた燕北がすっかり変わってしまったことを悲しみます。
配下も己の利益しか考えない者ばかりで、民でさえ燕洵の帰還を望んでいない――。
燕洵は己の良心や弱さも含め、邪魔になるものはすべて排除せねばならないと改めて決意します。
そんな中、20万の魏軍が向かっているとの知らせが飛び込んできました。
48話の感想
楚喬は宇文玥の抱擁もキスも拒みませんでした。
彼女の性格からして、好きじゃなければ絶対に拒むはずなので、やはり宇文玥を慕っているのでしょう。
今まで楚喬は自分が選んだ道を悔やむことも、迷うこともありませんでしたが、初めて迷う姿が印象的でした。
それだけ彼女にとって宇文玥の存在は大きくなりつつあるのでしょう。
だからと言って燕洵を見捨てることもできないはずですし、最終的に彼女がどのような決断をするのか見逃せませんね。
49話のあらすじネタバレ
秀麗軍と再会した楚喬は紅川城へと急ぎましたが、城門は閉ざされ民が締め出されていました。
城内の程鳶は楚喬たちの入城を拒絶し、配下に命じて楚喬を殺させようとします。
それに気づいた風眠は城楼に駆け上がり、楚喬に逃げるよう叫びました。
直後、風眠は槍で刺され城から転落死してしまいます。
楚喬たちは紅川城に入城したものの、隠し通路から逃げた程鳶たちに武器を持ち去られていたためまともな武器が残っていませんでした。
そんな状況下で、楚喬たちはどうにか魏軍を迎え撃ちますが、多くの仲間を失った楚喬は悲しみます。
その頃、大軍を率いる燕洵は 長安を襲撃する準備を整えていました。
49話の感想
物語も後半に差し掛かり、今回の戦のシーンはクライマックスの1つだと言えるぐらい見ごたえがありました。
戦いはまだ序盤なので、これからさらに迫力を増すかもしれません。
そんな中、風眠の死亡はとても残念でした。
彼は出番が少ないながらも善良さの溢れる好青年で、最後も楚喬を守ってくれました。
50話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
淳公主が虎符を盗み禁軍を動かしたことにより、長安の守りは手薄になっていました。
彼女の目的は、この禁軍を使って魏舒燁に紅山城を攻め落とさせ、楚喬の死を見届けることでした。
そんな彼女のもとにやって来た元嵩は、虎符を返して皇帝に謝るよう説得するも 淳公主は聞き耳を持ちません。
燕洵は次々と町を全滅させ長安へと迫っていました。
そんな中、いまだに楚喬が秀麗軍とともに紅川城を死守しているとの知らせが入ります。
燕洵は紅川城から楚喬を連れだすよう仲羽に命じました。
ところが、仲羽から燕洵が燕北を捨てるつもりだと知らされた楚喬は燕洵に反発心を抱き、城内へと戻っていきました。
楚喬は紅川城を必死で死守するも、このままでは没落してしまいます。
その知らせを受けた燕洵は楚喬を助けるため、配下の反対を押し切って紅川城へ向かいました。
50話の感想
燕北を捨てるという燕洵の戦略は確かに敵の意表をつくものですし、長安を討つことのできる唯一の策なのかもしれません。
けれど、国も民も捨てたら、それはもう王とは言えない気がします。
燕洵が復讐に走るのは理解できるものの、冷酷まっしぐらな彼を見るのは辛いものがあります。
そんな彼のストッパーになれるのは、やはり楚喬しかいません。