【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】51話・52話・53話のあらすじとネタバレ感想。紅川城はとうとう魏の大軍に城内を攻め込まれてしまいます。力尽きた楚喬の前に淳公主が現れ楚喬を殺そうとしたその時、宇文玥が現れますが……。
51話のあらすじネタバレ
楚喬と秀麗軍は紅川城を防衛していましたが、とうとう魏の大軍に城内を攻め込まれてしまいます。
力尽きた楚喬の前に淳公主が現れ、楚喬を刺し殺そうとしたその時……。
覆面をした宇文玥が駆けつけ、楚喬を助けました。
直後に燕洵が到着すると、魏軍は淳公主を連れて撤退。
燕洵は戦場で倒れている楚喬を見つけて抱き上げました。
それを遠くから眺め 楚喬の無事を確認した宇文玥は静かにその場を立ち去ります。
虎符を盗んで出征するという大罪を犯した淳公主は投獄されました。
面会にきた魏貴妃は、本来ならば死罪だが何としても守るから自分の言うとおりに皇帝に謝罪するよう諭します。
しかし淳公主に謝る気はなく、「自分は凌辱されたあの夜にとっくに死ぬべきだった」と突っぱねました。
51話の感想
宇文玥は楚喬を助けましたが、彼女をそのまま連れ去ることはしませんでした。
それはきっと、彼女が選んだ道を尊重しているからでしょう。
楚喬の意思を尊重しつつ、危険な時には駆けつけて守ってくれる素敵な見守り系男子ですね。
一方の燕洵も、愛する楚喬を娶りたい気持ちはあれど、娶れば謀反人の妻になってしまうからと、あくまでも楚喬を第一に考える思考が素敵です。
この恋愛模様がどのように終着するのかまだ見えてきませんが、このままいくと悲恋で終わってしまう気がします。
52話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
皇帝は大罪を犯した淳公主に毒酒を用意しました。
淳公主を助けたい魏貴妃は代わりにその毒酒を飲み、自分の命と引き換えに公主の命乞いをしました。
皇帝は魏貴妃に免じて公主の減刑をしたものの、公主の身分をはく奪し 生涯皇宮から出ることを禁じます。
また、元嵩にも聖旨が下されました。
その内容は、「即日兵を率いて発ち、燕北の逆賊を平定するのをもって償いとせよ」というものでした。
同行することになった宇文玥は、元嵩と共に燕北へと向かいます。
秀麗軍を紅川城から閉め出した件について、楚喬と程鳶はそれぞれの言い分を述べます。
程鳶の部下は「敵だと思ったからだ」と主張し、過失の責任を取ると言ってこの場で自害しました。
ここ数年、各地で放火を続け役人を襲撃している左宝倉の前に東方忌が現れます。
東方忌は左宝倉の行動を「洛河の娘(楚喬)を守るためだろう」と言い当てました。
さらに東方忌は、楚喬の苗字は楚であることから、洛河は当時「楚」という苗字の男と結婚したはずだと推測。
すると左宝倉は、「お前が遠路はるばる わしを尾行し いろいろと探ったのは嫉妬だろう」と挑発し東方忌に殺されてしまいます。
52話の感想
魏貴妃が公主の代わりに毒酒を飲み、死亡してしまいました。
淳公主が大罪を犯したのは、自分は死んでも構わないという捨て身の気持ちからでしょうし、それと引き換えに楚喬を葬れるなら安いものだと思ってのことでしょう。
それなのに、結果的に自分ではなく母の魏貴妃が亡くなってしまい、公主は何を思うのか……。
それにしても、魏貴妃はあんな皇帝でも愛していたのですね。
久しぶりに左宝倉が登場したかと思えば、すぐに殺されてしまいました。
過去に何があったかよく分かりませんが、おそらく、左宝倉も東方忌も洛河が好きだった?
53話のあらすじネタバレ
燕北王として美林関で駐在する元嵩は、飢える民の姿に胸を痛め食べ物を分け与えます。
そんな中、程鳶は元嵩を暗殺しようとしたものの失敗し、逃げる際、足に宇文玥の矢を受けました。
その矢を見た楚喬は「青山院の矢だ」と気づきます。
宇文玥の指揮のもと、紅川城の食糧庫襲撃を目論む蒙楓は、穀物店の陳と接触を図りました。
陳は表向きは店主ですが、実は諜紙天眼の間諜なのです。
襲撃準備が着々と進む中、陳は宇文玥への密書を届ける途中で楚喬に捕まってしまいます。
楚喬はその密書の内容を書き換え、宇文玥に届けさせました。
しかし、字の特徴から偽の密書だと気づいた宇文玥は間諜たちに撤退させます。
53話の感想
やはり元嵩は優しいですね。彼のような人物が皇帝になってくれれば良いのですが。
程鳶は冷酷な人物だとばかり思っていましたが、燕北を心から愛する一面もあるようです。
死んだ配下に思いを馳せるようなシーンもあったことから、思いのほか情に厚いのかもしれません。
程鳶や他の配下にしてみれば、燕洵が女ひとりのために目前の復讐を断念したのは納得いかないでしょうね。
それゆえに、「楚喬さえいなければ」と思ってしまうのも少しわかる気がします。