【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】7話・8話・9話・10話のあらすじとネタバレ感想。皇帝から定北侯の叛意を探るよう命じられた宇文懐は、この機に分家の紅山院が実権を握るため宇文玥を亡き者にしようと企てます。星児(小六)は宇文玥を助けようとしますが……。
7話のあらすじネタバレ
貴族の公子たちが馬球に興じているところに、魏の国境が柔然に侵略されたとの知らせが入ります。
宮中に駆けつけた燕洵は、燕北の人質として魏国にいる身でありながら「自分に国境を守らせてほしい」と率先して申し出ます。
すると、同じく駆けつけた趙西風が「出征するふりをして祖国に帰るつもりか」と嫌味を言いました。
そんな中、1人の侍衛が燕北からの知らせを報告します。
侍衛によれば、燕洵の父親である定北侯が柔然を撃退し、二度と国境を侵さぬと誓わせたとのことでした。
ところが、魏の皇帝は、こたびの一件で定北侯が民衆からの人心を得たことに強い不安を感じてました。
そこで、皇帝は宇文玥を呼び出し、定北侯に反逆心があるかどうかを「謀紙天眼」を使って確かめるよう命じたのです。
一方で、宇文懐も皇帝から定北侯の叛意を探るよう密勅を賜っていました。
宇文懐はこの機に分家の紅山院が実権を握るため、寒疾の病で毎春3日間療養する宇文玥を亡き者にしようと企てます。
宇文玥が寒疾の療養を始めました。
宇文懐のスパイである錦燭は、寒疾を患う者を死に至らしめる置き物を宇文玥の屋敷に届けました。
受け取った星児(小六)は、その置き物を持ちながら待機している間に寒毒に侵されてしまいます。
外では宇文懐が差し向けた刺客の襲撃に遭い、宇文玥の部屋には毒蛇が放たれました。
星児はフラフラになりながらも毒蛇から宇文玥を守りますが、そのすぐ後に倒れてしまいます。
7話の感想
星児を演じる趙麗穎は【明蘭】でもそうでしたが、心の内側で静かな炎を燃やす役柄がとても似合います。
今回の星児役はとても聡明ですし、“目に見えることが真実とは限らない”という広い視点を持っているのも好感度大。
彼女は、1話の奴隷狩りで助けてくれたのが宇文玥だということにも気づきました。だからなのか、彼への眼差しが少し柔らかくなったように見えます。
8話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています
瀕死の星児を診察した医師によれば、内功で抑え込まないと半日で死に至るとのことでした。
宇文玥は危険を承知の上で星児を救ったものの、寒毒に侵され失明してしまいます。
そんな状況下で宇文玥は、今回の首謀者を突き止めるため錦燭と星児を追及しました。
そこへ、小七と小八も連れてこられ、小七は自分が宇文玥の部屋に毒蛇を放ったと自白します。
(どうやら小七は、兄の仇を討つために蛇を放ったようです)
星児はとっさに「やってもいないことを認めるな」と叱り、小七が屋敷に入ったのは母親の形見を探すためだったと噓でフォローします。
置き物に関しては、うっかり口を滑らせた錦燭が処罰されました。
錦燭はますます星児を恨むようになり、毒蛇を放った罪を星児姉妹に負わせようと躍起になります。
星児はその状況を利用して錦燭を崖におびきだし、蛇の入った壺を錦燭に押しつけ崖から飛び降りました。
一方で、宇文府での置き物の一件を知った皇帝は、宇文懐に謹慎を命じます。
8話の感想
宇文懐は“人を殺すと しばし屈辱を忘れられる”なんて、なかなかの歪みっぷりですね。
彼は自分が妾の子であることに強いコンプレックスを感じているのでしょう。こういった内面が見えてくると、キャラクターに興味が湧いてきます。
一方の星児は妹たちを守ろうと必死ですが、それに反して妹たちはいつか星児を裏切るのではないかと一抹の不安があります。
9話のあらすじネタバレ
錦燭が蛇入りの壺を星児から押しつけられた直後、月七らが駆けつけます。
その壺のせいで錦燭は、宇文玥の部屋に蛇を放った犯人として奴婢牢に入れられました。
一方で、崖から飛び降りたふりをしてロープにぶら下がっていた星児は、目についた洞穴に逃げ込みます。
するとそこには、燕洵がいたのです。
星児が生きていると見抜いた宇文懐は、小八を人質に取って星児を奴婢牢におびきだし 手下に痛めつけさせます。
星児はなんなく返り討ちにした後、「錦燭は宇文懐を裏切って宇文玥に寝返った」と嘘をつきました。
それを信じた宇文懐は、錦燭を妓楼に売るよう命じます。
その頃、宇文玥は死んだはずの祖父 宇文灼と面会していました。
実は、宇文灼が毒に侵されたあの日、宇文玥は解毒薬を飲ませていたのです。
宇文灼は、素性のわからない星児を信じるなと宇文玥に念を押しました。
しかし宇文玥は、何度も自分を殺す機会を与えたのに殺さなかった彼女は良心的な人物で、謀者としての能力も優れていると評します。
すると、宇文灼は「本当に謀者として優れているなら奴婢牢から生きて出られるはず。助けの手は出すな」と宇文玥に命じました。
奴婢牢。星児は宇文懐に殺されそうになりますが、燕洵が助けに現れます。
実は、星児がピンチだという情報を、宇文玥が燕洵に流していたのです。
夜、星児は奴婢牢の錦燭を訪ね、兄の臨惜が死んだ日のことを問い詰めました。
すると、錦燭は臨惜に罪を着せたことを認め、すべては宇文懐の命令だったと白状します。
その後、錦燭は星児の手引きで牢から出られたものの宇文懐に殺されました。
錦燭の死体のそばには奴婢解放証が落ちており、星児はそれを拾います。
9話の感想
すごい場所に洞穴があるだけでも驚きでしたが、まさかその洞穴に燕洵がいたなんて。彼は星児に短刀を突きつけられても嬉しそうだったのが印象的でした。
宇文懐は根っからの悪人ですし、色々と歪んでもいますが、なぜかだんだん好きになってきました。これで、もう少し聡明ならば悪役として文句なしなのですが。
もう一人の悪役ポジである錦燭はここで退場となりましたが、いいタイミングだったのではないでしょうか。
あのまま彼女の同じような嫌がらせが続いていたら、きっとマンネリ気味になってしまったと思うので。
10話のあらすじネタバレ
宇文灼は星児を謀者として育て上げることを宇文玥に許可しました。
しかしその裏には、宇文玥も知らない宇文灼の思惑があったのです。
実は16年前にも、宇文灼に使われたのと同じ毒蜘蛛で重要人物が殺され、当時、皇帝はこの事件の黒幕が宇文府の者だと疑い「謀紙天眼」を廃止しました。
その黒幕が宇文席だと見抜いている宇文灼は、宇文席を排除しようと思っているものの 一族の手を汚したくはありません。
そこで、一族ではない星児に宇文席を殺させようと目論んでいたのでした。
再び鍛錬を始めた星児のもとに、魏の13皇子である元嵩が現れます。
初めこそ星児の奴婢らしからぬ態度に腹を立てた元嵩でしたが、話しているうちに彼女を気に入りました。
宇文玥に「彼女を譲ってほしい」とお願いすると、同じく宇文玥を訪ねてきた燕洵も 星児が欲しいと張り合います。
宇文玥は、自分には世話役が必要であることを理由に譲るのを断りました。
以前、星児を診た医師から「彼女には内功がある」と聞いた宇文玥は、宮中の秘録に内功の強い女が載っていないか魏貴妃に調べてもらいました。
その結果、洛河の娘が浮かび上がりますが、その娘は1年前に黄河に沈んだため星児ではないだろうと結論づけます。
そんな中 茶会が開かれ、貴族の公子や淳公主が集まりました。
元嵩と燕洵は、宇文玥に連れてこられた星児を目で追います。
以前から燕洵に片思いしている淳公主は、燕洵が星児ばかり見ているのが気に入らず……。
10話の感想
洛河の娘は海に沈んだとのことですが、星児も夢の中で崖下の海に落ちていました。ということは、洛河の娘こそが星児なのかもしれません。
宇文玥のおデコに筆先が命中したシーンは、このドラマで初めて笑えたシーンでした。2人が真剣な顔をしているのが、余計に笑いを誘われました。
別のシーンでは星児の笑顔も見られ、ドラマ全体の雰囲気が少しだけ明るくなった気がします。
一方の宇文懐は、まさか公主に恋心を!?
ばりばりの悪人が、自分よりも尊い身分の純粋な女性に片思いだなんて かなりの萌え案件!
でも宇文懐のことだから、ただ公主を利用しようとしているだけかもしれませんね。
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