【双花伝~運命を分かつ姉妹~】44話・45話・46話のあらすじ。原家は敵の要である景官城をどうにか落とそうと尽力していましたが、なかなか攻め切ることができません。そんな中、行方知らずだった于飛燕の居場所が分かり……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
44話のあらすじネタバレ
宋明磊に連れ去られた花木槿はなぜか正気を失っており、目の前の宋明磊を非白だと思い込んでいる。
宋明磊は(怪しげな?)薬を彼女に無理やり飲ませようとし、心の中で“今生で勝手なことをするのは今回だけだ”と謝る。
その後も、宋明磊は彼女に薬を飲ませようとした。しかし、彼女は苦いからと全力で拒否し、非白のことばかりを話す。
宋明磊は苛立ちを抑えきれず、「今後は非白の名を口に出すな!」と花木槿の体を押さえつけた。花木槿は目の前の彼が非白ではないと気づき怯える。
夜。斉放がこっそり助けに現れるが、花木槿がわめていてしまい連れ出せそうにないので、ひとまず丸薬だけを飲ませて立ち去った。
その後、正気に戻った花木槿は斉放と逃げ出そうとすると、宋明磊に包囲されてしまう。
現れた非煙は、宋明磊の剣先の前に立ちふさがり、自分の命をもってして花木槿たちを行かせた。それは当然、花木槿のためなどではなく自分のためだ。
非煙は宋明磊がまだ花木槿を愛していることに悲しみながらも、薄々気づいてもいた。それでも、非煙の愛は揺らがなかった。彼女にとって宋明磊は人生の一部であり、見返りはなくてもすべてを捧げるつもりでいる。
そんな彼女の想いを知った宋明磊は、愚かな過去の自分を葬り去り、非煙を世界で一番幸せな女にすると誓う。
花木槿と段月容は合流し、張之厳に会いに行った。
段月容は 肱月にある財産を張之厳に献上し友好関係を結んだ。
44話の感想
作中での説明はありませんでしたが、宋明磊は正気を失わせる薬を花木槿に飲ませていたということでしょうか。花木槿は正気に戻ってからも薬を捨てていたので、やはりヤバイ薬だったのでは?
このドラマはたまに、正解を示さない時があるので解釈に迷うことがあります。
それもそのはずで、中国サイトの情報によれば、監督は視聴者が好きなほうの筋を追えるようにストーリーラインを用意していたそうです。
(以前、解釈に悩んだ25話のカワセミの話は、やはり非清の遠まわしな告白だったのではないかと思わずにはいられません)
ともあれ、宋明磊は今までずっと自分のために生きられなかったから、今になってタガが外れ、どうしても花木槿を手に入れたくなったのかもしれませんね。
このまま 人の道を踏み外すのかと思えば、宋明磊のストッパーになったのは非煙の深い愛でした。非煙の愛がなければ、宋明磊はもっともっと非道な人間になっていた気がします。
45話のあらすじネタバレ
「これほど非白さまに愛されているのに、なぜ段月容と情をかわしているのか」
青媚はそう言うと、非白に愛される資格はないとして花木槿を崖から突き落とした。
それを目撃した非白と斉放は、それぞれ花木槿を捜索するが見つからなかった。
東庭の要である景官城を落とすことができれば、東庭を滅亡させられる。
猛将の于飛燕がいれば勝利に近づくのだが、いまだに行方知れずだった。
そんな中、花錦繍は景官城への出征を嘆願し 原青江の許可を得る。
崖落ちした花木槿が目覚めると、二聖の金谷真人に助けられていた。彼の言葉に従い 小道を進んだ花木槿は于飛燕と再会を果たす。
于飛燕は人里離れた村で 妻の初画と幸せに暮らしていた。隠居している理由は、敵対勢力の要である藩将軍が実の父親だと知ったからだ。父親のことで、皇帝に疑われたくはない。
于飛燕は、花木槿から他の小五義の話を聞いて涙を流す。
宋明磊の軍営テントに入ってきた非清は、4ヶ月ものあいだ無断でどこへ行っていたのかと問い詰める。それだけではない。宋明磊がわざと非白の不在を敵に知らせ、非白の軍に大きな損失を与えたことも激怒する。
非清にとっては、たとえ嫌っていても非白が弟であることには変わりない。何があっても、家族を害してほしくはなかった。宋明磊は「そんなに優柔不断では兄上(非清)が身内に滅ぼされてしまう!」と言い返し口論になる。
非清は怒ったまま自分のテントに戻ると、妻の淑儀が待っていた。淑儀は「嫌われているのは分かっているけど、心配で来たのです」と告げ、手作りのお守りを渡した。非清はその想いを受け入れ、2人は心を通わせる。
花錦繍と宋明磊は、汝城と織州をそれぞれ攻め落とした。
藩将軍はそれらに繋がる唯一の道をふさぎ、花錦繍と宋明磊の軍を閉じ込め 殲滅することにする。
それを察した非白は、藩将軍を阻止しに向かった。潘将軍は一時的に撤退したものの、非白も負傷する。
45話の感想
于飛燕が久しぶりに登場しました。初画と幸せに暮らしているようで一安心。彼は“小五義”で唯一の癒しになりつつあります。
それにしても、非清はかなり怒っていましたね。純粋すぎる非清にとっては、宋明磊の冷酷さが時に理解できないのでしょう。
非清の素敵なところは、宋明磊を知己として大切に想いながらもダメなことはダメとしっかり言えるところ。大切な人だからこそ、人の道を踏み外してほしくないと思っているのかな🤔
ただ宋明磊からしてみれば、純粋な非清に代わって自分が汚れ役をやっているのに、という感じでしょうか。
宋明磊と非清の2人はとても好きなので、仲直りをしてほしいです!
46話のあらすじネタバレ
于飛燕の居場所を突き止めた宋明磊と花錦繍が、それぞれ訪ねてくる。
居合わせた花木槿はあからさまに宋明磊を警戒するが、なにも事情を知らない于飛燕は久しぶりの“小五義”の再会を喜んだ。
宋明磊と花錦繍は、景官城の戦において 于飛燕の力を貸してほしいと頼み、それぞれ自軍に引き入れようとする。
ところが、于飛燕は もともとの出身である非白のいる東営に戻ると決断した。
夜。花錦繍と同じ部屋で眠ることになった花木槿は、「この世界で一番あなたのことを心配している」と語りかけるが、わだかまりは解けなかった。
非白が潘将軍にどう立ち向かうか悩んでいると、花木槿が于飛燕たちを連れてきた。
宋明磊も花錦繍も、藩将軍を倒すために非白に協力すると約束したが、結局は口だけだった。
実際に戦が始まると、非白と于飛燕がピンチになっても宋明磊らは軍を動かさない。
彼らは非白の軍を絶滅寸前まで追い込んでから、わずかな労力で敵を倒そうと考えているのだ。何なら、非白は死亡してくれて構わないとさえ思っている。
見かねた花木槿がどうにかしようと山道を走っていると、段月容の手下に連れ去られて軟禁される。
段月容は、非白のために危険をおかそうとする彼女をこのままにしておけなかったのだ。
花木槿に援軍を頼まれた段月容は、口では断ったものの兵を出兵させようとした。だがその時、父親が危篤だという知らせが届き、軍とともに南国に帰らなくてはならなくなった。
段月容は花木槿を解放し、張之厳に助けを求めろと助言する。
花木槿はすぐに江州へ行き、張之厳に救援要請をした。
46話の感想
姚碧瑩以外の“小五義”が集まりましたが、やはりギスギスしています。
この戦を機に、ギスギスした関係を修復できるかもと期待しましたが。
結局、花錦繍も宋明磊も「団結する」と言っていたのは口だけでした……。
非白がいる限り彼らの出世は頭打ちなので、非白を排除したいのでしょう。
それにしても、問題児だった斉放はすっかり邪気がなくなりました。
今後は花木槿の良き味方になってくれそうな気がします。
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