【双花伝~運命を分かつ姉妹~】47話・48話・49話・50話のあらすじ。戦は原家が大勝利をおさめたものの、当主の原青江は、非白を見捨てて手柄だけを競った花錦繍と宋明磊に不満を抱いており……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
47話のあらすじネタバレ
張之厳が救援に駆けつけたことにより、非白の軍は優勢となる。
このままでは兵を動かなさなかったことを原青江に咎められてしまうと判断した宋明磊は、藩将軍の逃亡先を予想し首を取りに向かった。
すると藩将軍は逃走し、非白と于飛燕の軍に出くわし死亡する。
その間に、花錦繍は周辺の城を5つ落とした。
宋明磊が景官城に到着すると、すでに来ていた花木槿が「城印は非白にしか渡さない」と言う。
宋明磊は城印を奪うために攻撃を仕掛けようとするが、城内に張之厳の兵5万がいると花木槿にだまされ退却する。
段月容は危篤の父親(南国の王)から、これからは個人の感情よりも国の利益を優先するよう誓わされる。
段月容が約束すると、南国王は安心して息を引き取った。段月容は即位する。
戦は原家が大勝利をおさめたが、当主の原青江は、非白を見捨てて手柄だけを競った花錦繍と宋明磊に不満を抱いていた。 結局、原家の世子にふさわしいのは非白だけだと決断する。
ところが、非白が花木槿のために軍を離れたせいで5千の兵を失ったという噂が広まる。この噂は、非白の評判を落としたい花錦繍の策略だった。
原青江は非白を陥れようとする人物をあぶり出すため、わざと「世子を立てる」という噂を広めさせる。
生生不離の毒におかされている花木槿は、体が弱りきり意識不明の寝たきりとなる。
名医の林先生から「林家の秘薬で目覚めるかもしれない」と聞いた非白は、その秘薬に賭けてみることにする。
服用して3日後、花木槿は意識を取り戻した。
西庭の皇帝は、太子を2皇子にすげ替えようと考えていた。そんな中、王皇后が運んできた薬を飲んだ皇帝は倒れる。
47話の感想
非清の心が、宋明磊からだんだん離れているように見えます。
乱世であることを考えると、敵を容赦なく斬りすてる宋明磊の冷酷さは仕方がないとも思うのですが、純粋な非清にとっては耐えられないのかも。
でも結局、非清が一番許せないのは弟の非白を害そうとしたことなのでしょうね。
宋明磊はすべては非清のためだと言っていますが、本当のところは自分のためなのでは?と思わなくもないです。
一方の段月容は即位しました。
皇帝という立場になった以上は、今までのように自由奔放には動けないし、個人の感情を優先することもできなくなりました。
ある意味、花木槿を諦める良い機会ではないかと思いますが、きっと最後まで花木槿への想いを貫く気がします。
48話のあらすじネタバレ
王皇后が皇帝に運んだ薬は、脾臓の弱い皇帝にとっては慢性的な毒のようなものだった。
だからといって、王家という絶大な後ろ盾のある彼女を証拠もなく殺害の罪に問うことはできなかった。
花木槿は戦場に戻る于飛燕に秘伝の書を託した。
その後。
花木槿と非白がイチャコラしているところに、原青江がやってくる。
原青江は花木槿に生生不離の解毒剤を渡す条件として、秘伝の書を要求する。
しかし、秘伝書の1つはすでに于飛燕に譲っていた。
花木槿は秘伝書の代わりに、自分が作りあげた全国の君記(店)を原家に譲ると答える。
原家にとって最高の後ろ盾となるはずだ。
原青江は満足した様子で去る。
このところ非清に抑えつけられている宋明磊は、原青江に戦場に行かせてほしいと直談判したが却下される。
そのうえ、宋明磊が育てあげた西営の軍は、原青江が于飛燕に渡していた。
非清にしろ原青江にしろ、宋明磊の権力欲や、私欲のために親族を害する冷酷さを警戒しているのだ。
段月容は皇帝となってもまだ花木槿を想っていた。
跡継ぎがいないことを心配する臣下から妃を娶るよう進言されるが、段月容は夕顔に跡を継がせると押し切る。
花錦繍は皇室の後ろ盾を得るために麗貴妃を抱き込もうと考えた。原青江もそれを許可する。
花錦繍はさっそく彼女に会いに行き、麗貴妃の赤子の死の真相(第1皇子と第2皇子が馬車から捨てた)を教える。
それを聞いた麗貴妃は、彼らに復讐するために原家と手を組むことにした。花錦繍の指示に従い、まずは王皇后に謁見する。
48話の感想
料理にチャレンジする非白が可愛かったです。食べっぷりも良いですし、「ハオっ!」というお返事も子どものように元気があって和みました。
生生不離の解毒剤ももらえそうですし、ひとまず花木槿関連のことは一件落着かもしれません。
一方、原青江と花錦繍の関係は以前よりもドライになっていて、お互いに利用しあっているように見えます。でも、原青江のほうが上手でしょうから、花錦繍は最後には彼の踏み台にされてしまうのではないかと心配が尽きません。
49話のあらすじネタバレ
西庭の2皇子は、1皇子(太子)を殺そうとした罪を着せられ投獄された。
これは、2皇子を排除したい王皇后が、麗貴妃にそそのかされて計画したことだった。
2皇子の妻である王浣灕は、2皇子を助けるため非白に兵を借りに行く。
非白はこれを予見していた花木槿の助言に従って兵を出し、王浣灕とともに皇宮へ向かった。
皇宮では、王皇后と1皇子が 2皇子を無理やり自害させようとしていた。
そこへ、原青江から密告を受けた皇帝が現れ、王皇后の悪事がすべてバレる。
非白と王浣灕も到着する。
王皇后は麗貴妃にハメられたと気づくが、万が一に備えて王家の者たちに突入(謀反)の準備をさせているので余裕しゃくしゃくである。もはや、皇帝に対する反逆心を隠しもしなかった。
しかし、花木槿の策により 外にいる王家はすでに全滅していた。
王皇后は成すすべもなく死刑を言い渡され、1皇子も太子を廃される。
功績者の非白は花木槿との婚礼を挙げたいと希望し、皇帝もそれを認めた。
その後、非白はようやく原青江から生生不離の解毒剤をもらい、初夜で花木槿に飲ませる。2人は夫婦となり、愛を確かめ合った。
49話の感想
花木槿と非白は本当の意味で結ばれました。解毒もできたし、2人が幸せそうで本当に良かったです。
しかし、その幸せの裏で 段月容が花木槿に思いを馳せる姿が切なすぎました。しかも、本当は花木槿とは何もなかったことを手紙で非白に伝えていたなんて!
段月容は非白に嫉妬したり張り合ったり、子どもっぽいところもあるけれど、結局彼が一番に願っているのは花木槿の幸せだからこそ手紙で本当のことを明かしたのでしょう。
彼にはいつか良い相手を見つけて幸せになってもらいたいですが、残り10話しかないので作中では無理そう……。
50話のあらすじネタバレ
段月容は夕顔を連れ、かつて花木槿と暮らした君家寨の村を見回っていた。すると、夕顔が高熱を出して倒れてしまう。疫病だった。
君家寨では疫病が広がっており、長老によると、この疫病を治せるのは“金蝉花”という伝説の花だけだという。
一方、新婚の花木槿は出征する非白をキスで見送った。
その直後に段月容からの手紙が届き、夕顔が疫病にかかったことや治すためには“金蝉花”が必要だと知る。
花木槿は花錦繍が金蝉花を持っていることを思い出し「分けて欲しい」とお願いをすると、秘伝の書を要求された。
花木槿は仕方なく片方の「商訓」を渡した。
花錦繍はさっそく「商訓」を読み 金儲けをしようとするが失敗する。
段月容のもとに、花木槿からの金蝉花が届けられた。
金蝉花のおかげで夕顔や患者は病から回復したものの、他の南国地域でも疫病が広まり始めていた。
それを知った花木槿は、もう一度 花錦繍に金蝉花を分けてもらおうとする。
ところが、商いに失敗した花錦繍は偽の秘伝書を渡されたのではないかと腹を立てており、花木槿を助けるつもりもないので「南国の死者が、姉上への結婚祝いよ」と言い放つ。
花木槿は激怒し、花錦繍もビンタで応戦する。
一方で宋明磊は、軍を取り上げられてしまったものの、まだ世子争いを諦めてはいなかった。しかし、肝心の非清は「ただ幸せに暮らせればいい」と考えており、2人の溝が深まってしまう。
花木槿からの文で疫病のことを知った非白は戦場から戻り、暗宮に咲いている金蝉花を摘みに行った。ついでに司馬遽とも談笑する。
それをこっそり覗いていた花錦繍は、自分が愛したのは非白ではなく別人(司馬遽)だったのだと気づく。
花錦繍は司馬遽の前に姿を現し、長年 名も知らない別人を愛していたことを嘆く。人生を弄ばれたように感じて彼の肩を刺したが、殺すことなどできなかった。
50話の感想
段月容は花木槿を忘れようにも、夕顔がいたら忘れられないですよね。夕顔という存在そのものが花木槿との思い出だから……。
花木槿は非白と結婚して幸せになれたのは良かったけれど、なかなか会えない夕顔が少しかわいそうです。しかも今回、疫病にまでなってしまって……。一瞬、亡くなったかのような演出があり絶望しましたが、死ななくて良かったです!!
それにしても、まさか金蝉花があんなにたくさん暗宮に生えているとは🤗笑。
花錦繍がどうやって暗宮に入れたのかは分かりませんが、ついに司馬遽と顔を合わせました。
やっと誤解が解けて いろいろなことがうまくいくかと思えばそうでもなく😣
花錦繍からしたら、長年の苦しみは何だったのかという感じですよね。非白への愛も憎しみも悲しみも、すべて見当違いな感情だったわけですし……。
花錦繍はこのところ人の道を踏み外しつつありますが、司馬遽との再会を機に以前の彼女に戻ると良いのですが。
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