【双花伝~運命を分かつ姉妹~】57話・58話・59話のあらすじ。一命をとりとめていた宋明磊の手下の男は、宋明磊が明家の当主であることや、原青江から帝位を奪おうとしていることを原青江にぶちまけ……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
57話のあらすじネタバレ
栄記の運営金が強奪されてしまったものの、張之厳の助けによりピンチを乗り切った花木槿は礼を言う。
一方、宋明磊は原青江に呼び出された。するとそこには、殺して罪をなすりつけたはずの張がいた。
張は宋明磊が明家の当主だと暴露し、宋明磊が隠れて明家の勢力を立て直していたことや、原青江から帝位を奪おうとしていたことも明かす。
さらに、非煙の純潔を奪わせたのも明家の策略だとぶちまけた。それを聞いた原青江は激昂し宋明磊を斬首に命じる。
その時、隠れて聞いていた非煙が姿を見せた。
「お願いだから本当のことを教えて。すべてウソよね……」
「本意じゃなかった。本当にすまない」
非煙は彼の頬を思いきり叩いたものの、どうしても見限ることはできず、自分の命を盾にして宋明磊を逃がした。
張之厳が栄記と結託していると知った原青江は、帝位を脅かすつもりかと疑心暗鬼になる。
それを知った張之厳は、自宅で妻の悠悠とともに焼身自殺をはかる。
一方、逃亡中の宋明磊は原家の者に見つかってしまったところを非清に助けられた。
57話の感想
このドラマは一途で報われないキャラが多い中、青媚(悠悠)が幸せそうで良かったです。
張之厳が意外にも恐妻家だというギャップも微笑ましいかぎり。
張之厳は出番はそれほど多くなかったものの、印象に残るキャラクターでした。
それに、VIP待遇なのか?というぐらい、やけに彼のシーンは丁寧だった気がします。
演じるリン・ユーシェン(林雨申)は、【2人はスパイシー&デリシャス】では男性主人公を演じているだけあって、なかなかの演技力でした。
宋明磊は憎しみを捨てればきっと幸せになれたはずなのに、結局 復讐心にとらわれたまま。
原青江を殺してしまえば、非煙や非清が苦しむことになるとは思わなかったのでしょうか。あるいは、非煙や非清への情をもってしても復讐心を抑えることはできなかったのか。
思うに、彼の中では(非煙や非清への情)と(原青江への復讐心)は両立した感情なのかもしれません。あくまでも別々というか。
そして今回もまた、本編に無かったシーンが回想で映されました。非煙と宋明磊のキスシーンは本編には無かったと思います。
58話のあらすじネタバレ
宋明磊からすべてを打ち明けられた非清は、もしも自分が同じ立場なら仇の子を丁重に扱うことなんてできないと思い、宋明磊を恨むことはできなかった。
「共にここを離れ、新しい生活を始めよう」
非清の言葉に、宋明磊は涙を浮かべて同意した。しかし、その直後、心の中で謝罪しながら非清を気絶させて逃亡する。
正気を失いかけている原青江は、徒党を組んだ罰として非白を陕州に左遷させる。
非白が陕州へ向かうと、その道中で死罪の勅命が届けられる。届けにきたのはいつもの史殿ではなく別人だった。
偽の勅命という可能性もあったが、拒めば妻子の命はないと脅されたため、非白は勅命に従って毒酒を飲んで倒れた。
非白が死んだと聞いた花木槿は、花錦繍の陰謀を成功させないために生き続けることを誓う。
逃亡中の宋明磊を見つけた非清は、自分の命で父の罪を償いたいと懺悔した。
「私の死をもって、原家と明家の争いを終わらせたい」
宋明磊は心の中で(あなたはこの世で一番大切な人だ)と思い
また非清も(私たちは永遠に知己だ。ずっと、いつまでも)と思った。
宋明磊は非清の髪を切り落として恩讐にケリをつけたが、原青江に退位を迫る計画はこのまま続行することにする。
花錦繍は瑠璃の置き物で原青江の精神を病ませただけでなく、毎日飲ませていた梨の汁に毒を仕込んでいた。
花錦繍は心身ともに衰弱した原青江に退位を迫る。
原青江は慌てて配下を呼びつけるが誰も現れない。花錦繍がとっくに自分の手下に入れ替えていた。
勝ちを確信した花錦繍は、牢屋にいる花木槿に勝利宣言をしに行くが 少しも喜びを感じられなかった。
58話の感想
どこまでも優しい非清に胸キュンの嵐でした。
宋明磊のすべてを知ったうえで、苦しみに寄り添い「共にここを離れて新しい生活をはじめよう」と言ってくれるなんて。
彼らの強火ファンとしては、2人が一緒に暮らす姿が見たすぎました。
また非清が、父の原青江に代わって懺悔する姿や、自分の命をもって宋明磊の復讐と苦しみを終わらせようする姿にも胸が締め付けられました。
それにしても、宋明磊は非清のことを「この世で一番大切な人」だと思っていたなんて!
1番ということは非煙より上なのか!? と少し驚きましたが、心の中の声=100%本音のはず。
悪事を働いた以上 宋明磊は報いを受けると思いますが、非清や非煙への情によって改心することを願います。
59話のあらすじネタバレ
非煙は花木槿を牢から出し、一緒に原青江の寝殿に侵入した。
花木槿は寝殿に置かれている瑠璃の置き物(漏壺)から聞こえる水滴の音が精神に異常をきたすのだと気づき、水の音を止めた。
すると、原青江は正気を取り戻す。
そこに、手下を率いた宋明磊が現れ、非煙と花木槿は隠れた。
宋明磊は両親を殺された憎しみを原青江にぶつけ、刺し殺そうとする。
その瞬間……非煙が飛びだし原青江をかばって深手を負った。続けざまに原青江も気を失う。
花木槿は、紫鉱の針で原青江と非煙を蘇生した。
その頃。
花錦繍は大臣を集め非流を即位させようとしていた。
そこへ、于飛燕、原青江、非白が現れる。
「非流に譲位すると誰が申した」
原青江はそう言うと、この場で非白を太子に任命した。同時に、非流を庶民に降格させ、花錦繍を投獄する。
投獄された花錦繍は、訪ねてきた于飛燕に非流を育ててほしいと頼んだ。
原青江は紫鉱の針で一時的に回復したものの、結局また重体となってしまった。
原青江は非白に、司馬遽に暗宮を守らせなくても良いと伝える。
そして最後に、自分の死後は花錦繍を殉葬するよう命じ、謝梅香を想いながら崩御した。
59話の感想
宋明磊は非清の髪の毛を切り落として恩讐にケリをつけたのではなかったのか??結局、自らの手で原青江を殺さなければ気が済まなかったようです。
きっと、復讐のためだけに生かされてきた彼は、復讐を果たさない限り自分の人生に折り合いをつけられなかったのかもしれません。復讐を果たして初めて、がんじがらめの鎖から解放されるのかも。
客観的に見れば、非清と非煙は宋明磊に対してかなり懐が深いように見えます。彼らじゃなければ、宋明磊はとっくに見限られているはず。ここまで大切に思われているのだから、さすがに宋明磊も目を覚ましてほしいところ。
一方の花錦繍は殉葬を命じられましたが、おそらく花木槿たちが命だけは助けるのでしょうね。
花錦繍からは虚しさのようなものは感じられるけれど後悔や反省は見られません。
思い返してみれば、原青江は花錦繍に対してそんなに酷いこともしていないのに 殺されかけてお気の毒かも……。(非白を刺した時の罰は不当だったけど、それ以外は相応の扱いだったように思います)
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