蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~12・13・14話ネタバレ。巽風たちの拝謁の時、小蘭花(心は東方青蒼)は東方青蒼(心は小蘭花)がボロを出さないようについて行きます。それを見た巽風たちはそこまで寵愛されているのかと驚き……。
12話 蒼鹽海に向かう長珩
身代わり
長珩は丹音を自分の姿に変えて身代わりにし、蒼鹽海に向かいます。蒼鹽海では巽風と南北の幽王が東方青蒼に拝謁に来て、小蘭花(心は東方青蒼)は東方青蒼(心は小蘭花)がボロを出さないようについて行きます。
小蘭花が東方青蒼の謁見についてきたのを見た巽風たちはそこまで寵愛しているのかと驚きました。南北の幽王の水雲天の攻撃策を聞いた東方青蒼(心は小蘭花)は怒り出して策が書かれた図面を燃やしてしまいます。小蘭花(心は東方青蒼)は愚策だから燃やされたのだと言ってごまかしました。
ところが東方青蒼(心は小蘭花)は今度は父を殺したことを悔い、今後は残酷な殺生はしないとまで宣言してしまうのでした。
一方、姿を長珩に変えられて涌泉宮で身代わりをしている丹音を父である澧沅仙尊が訪ねてきます。澧沅仙尊は丹音が長珩のもとで仕事をするのを警戒し連れ戻しに来たのです。長珩(心は丹音)は連れ戻されないように丹音は涌泉宮に欠かせない存在だと強調するのでした。
また、長珩(心は丹音)は澧沅仙尊に小蘭花が仙族のどの系統にも属さないのなら滅びた息蘭族なのでは?と尋ねました。澧沅仙尊はかつて息蘭族を見たことがあるが、小蘭花の根や茎は見たことのないものだったと言います。
小蘭花がもし長珩の許嫁の息山神女だったらと心配していた長珩(心は丹音)はホッとするのでした。そこへ容昊が訪ねてきて……。
巽風の確信
蒼鹽海では小蘭花(心は東方青蒼)が沐浴をすると聞いて東方青蒼(心は小蘭花)が慌てていました。小蘭花(心は東方青蒼)に自分の体を見られたくない東方青蒼(心は小蘭花)は目隠しをさせ、小蘭花の体を洗ってやるのでした。
涌泉宮では澧沅仙尊が帰った後、容昊が目の前の長珩の正体を丹音だと見破りました。丹音は容昊を長珩の親友と見込んで事情を明かします。蒼鹽海では侍女が巽風に小蘭花が東方青蒼に体を洗わせていたと報告していました。
巽風はそれを聞いて東方青蒼の正体を怪しみ、東方青蒼(心は小蘭花)に腕比べを申し込みます。小蘭花(心は東方青蒼)が口を挟みますが、巽風によそものは出て行くように言われてしまいます。
小蘭花(心は東方青蒼)は東方青蒼(心は小蘭花)に小声で”觴闕”と言い残して部屋を出て行きました。東方青蒼(心は小蘭花)は觴闕に巽風と手合わせをしてやるように命じます。
巽風は東方青蒼(心は小蘭花)に「子供の頃兄上に教わった黒殺斬は恐るべき技です。觴闕に防げるか分かりません」と言いました。
実は東方青蒼は子供の頃巽風に黒殺斬を教えていなかったのですが、それを知らない東方青蒼(心は小蘭花)は否定しません。巽風は今の東方青蒼は何者かがなりすましていると確信するのでした。夜になり、海市主は巽風に祟気を見せ、弱っている東方青蒼の体内に注入すればたやすく殺せると言いました。
その夜、雷が落ちる場所を予測した小蘭花(心は東方青蒼)は東方青蒼(心は小蘭花)を連れて林の中へ行きます。そこへ海市主と蝶衣が現れ、東方青蒼の中身は小蘭花だと指摘しました。
小蘭花(心は東方青蒼)は東方青蒼(心は小蘭花)の前に出て、海市主の攻撃から守ろうとします。その時、長珩が小蘭花(心は東方青蒼)の前に立ち、海市主の攻撃に応戦しました。
しかし長珩は耐え切れず膝をついてしまいます。小蘭花(心は東方青蒼)は長珩に駆け寄ろうとする東方青蒼(心は小蘭花)を術で遠くへ飛ばしました。
海市主は東方青蒼(心は小蘭花)を追うと言って蝶衣とともに姿を消します。長珩は小蘭花(心は東方青蒼)に一緒に帰ろうと言って手を差し出しますが……。