14話 結黎の策
結黎との再会
小蘭花に根を治す薬を売った結黎は海市の刺客に追われ、蒼鹽海にやってきます。結黎は小蘭花に偽の司命殿に住まわせるように迫りました。
その時、東方青蒼が偽の司命殿に来ます。小蘭花は結黎を隠れさせて東方青蒼に応対。東方青蒼は小蘭花に早く命簿を修繕するように催促しました。
小蘭花は本当は自分にはあの命簿を修繕する力はないと明かします。東方青蒼は結黎が隠れていることを見抜き、命簿の修繕ができなければ結黎を殺すと言いました。
東方青蒼は觴闕に結黎を見張るように言いますが、小蘭花は觴闕を説得して偽の司命殿で結黎を預かることにします。偽の司命殿で結黎は小蘭花に、東方青蒼に好かれてるなら利用すればいいと吹き込むのでした。
七情
その後、小蘭花は東方青蒼を驚喜させたいと言って偽の司命殿に呼びました。東方青蒼は幽玉戒を外して偽の司命殿に向かいます。小蘭花は結黎に教えられたとおりに東方青蒼に愛嬌を振りまきますが、効果はありません。
東方青蒼は小蘭花に業火を見せ、これを会得するために太古の秘術で七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の感情)を断ち切ったと言います。
それを聞いた小蘭花は自分が心の中の七情の木を治すと宣言しますが、東方青蒼はできるわけがないと一蹴。東方青蒼が立ち去った後、小蘭花は結黎から感情をわかせる薬を買います。
その頃、東方青蒼は南北の幽王と巽風の処分について話し合っていました。まだ幽玉戒をはめていなかった東方青蒼は、小蘭花が感情をわかせる薬を飲むたびに急に笑い出したり泣き出したりしてしまいます。
小蘭花の仕業だと気づいた東方青蒼は南北の幽王を下がらせ、觴闕に幽玉戒を取りに行かせました。幽玉戒をはめて落ち着いた東方青蒼は小蘭花と結黎を呼び出します。東方青蒼は術で結黎の首を絞めて懲らしめ、小蘭花に「次はないと思え」と言うのでした。水雲天では容昊が長珩の霊力の封印を解いていて……。
感想
東方青蒼(心は小蘭花)は東方青蒼に霊力を取り戻せないために元に戻ることを拒否していたのに、容昊が小蘭花(心は東方青蒼)を破壊しようとしたら結局口づけして元に戻してしまったのですね。
小蘭花は破壊される東方青蒼が哀れになってしまったのでしょうか。また東方青蒼は元に戻った後、なぜまた小蘭花に口づけしたのでしょうか?長珩に対するマウント⁉
口では七情に未練はないようなことを言っている東方青蒼ですが、陰では幽玉戒を外して小蘭花の”喜び”の感情を感じていたとは……東方青蒼と小蘭花の関係は今後どうなっていくのでしょうか。