蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~15・16・17話ネタバレ

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16話 東方青蒼の過去

猟師の集落

小蘭花は猟師の集落の女性の多くが白い花を髪に挿しているのをみて、自分も白い花を髪に挿そうとします。すると1人の女性がその花は男に死なれた女がつけるものだと話しかけてきました。

王たちが戦を繰り返したせいで、この集落の男たちはほとんどが戦死したとのこと。小蘭花は自分が摘んだ白い花を術で元に戻しました。

1人の老婆が東方青蒼を見て、3万年も自分たちを見捨てどこに行っていたのかと問いかけてきます。老婆は夫、息子は戦死し、孫は東方青蒼に従って戦に出て3万年間封印されたままだと言いました。

老婆は孫を何としても連れ戻してほしいと懇願します。東方青蒼は黙って立ち去りました。小蘭花は枯れていた東方青蒼の心の中の七情の木に新芽が出始めていることに気づきます。

実は東方青蒼は海市から戻ってから夢でうなされるようになっていて、自分の七情の回復してきていることに戸惑っていました。

蒼鹽海の宮殿に戻った東方青蒼は小蘭花が現れるまでは七情で苦しむことはなかったと言い、小蘭花に二度と顔を見せるなと言うのでした。

鹽女の像

結黎は蒼鹽海の宝物庫から財宝を持ち出そうとして兵に見つかってしまいます。東方青蒼の前に引き出された結黎は咄嗟に珍品を見せて小蘭花を喜ばせようとしたと言い訳しました。

東方青蒼は財宝を小蘭花に与えるように言いますが、財宝の中に紛れていた1つの像を見て顔色が変わります。

それは東方青蒼が幼い頃、乳母と一緒に彫った月族の始祖、鹽女の像でした。東方青蒼は急に結黎をここで斬れと言い出し、止めようとした觴闕を術で吹き飛ばしました。

結黎が兵に斬られそうになった時、小蘭花が駆けつけて止めます。腕に傷を負ってしまう小蘭花。東方青蒼と小蘭花がにらみ合っている時、獄中の巽風が先代の月尊にお参りさせろと騒いでいるという報告がありました。

牢に行った東方青蒼は海市主と手を組んで月族の仲間を殺して祟気を作っていたと言って巽風を責め、先代の月尊に会わせる顔がないだろうと言います。巽風は祟気の出どころは知らなかったと説明しました。

しかし東方青蒼は巽風を3日後に処刑すると宣言します。3日後は先代の月尊の命日なのです。偽の司命殿に戻った結黎は觴闕から聞き出した情報を小蘭花に話します。

あの像は東方青蒼が幼い頃に乳母と一緒に彫ったもので、その乳母は先代の月尊に殺された。

巽風は3日後の先代の月尊の命日に死罪になる。

小蘭花は東方青蒼に巽風を許してあげてほしいと言いに行きます。すると東方青蒼は先代の月尊は巽風のことを溺愛し、私が業火を操る天賦の才を持っていることがわかった時は”なぜお前が”と言ったと語りました。

その話を聞いた小蘭花は、東方青蒼と先代の月尊の間に何か誤解があるのではないかと考え……。