蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~3~5話ネタバレ

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5話:東方青蒼の献身

長明火の火種

小蘭花は東方青蒼が苦労して集めてきた朝露を最初は冷すぎて飲めないと言い、東方青蒼が術で温めてやると今度は熱すぎて飲めないと言います。東方青蒼は朝露をフーフーして冷ましてあげました。

挙句の果てに小蘭花は味がなさそうだから花の蜜を加えて飲むと言い出すのでした。長珩を呼び出した雲中君は拾った蘭の花の刺繍の手巾を取り出し、息山神女との婚約を取り消してこれの持ち主のもとへ行くのかと問い詰めます。

雲中君は長珩に「天命に従い決して間違いを犯さぬように」と念を押して手巾を返しました。その後、長珩は従者に小蘭花に渡すはずだった神芝丸を処分するように言うのでした。

一方、東方青蒼は部屋が冷える小蘭花のために永遠に消えない火と言われている”長明火の火種”を取ってきました。長明火の火種は危険な地にあることから小蘭花は「私への想いがここまで深いなんて」とまたまた勘違いしてしまうのでした。

翌日の早朝、書物で草花には日の出の光がよいと読んだ東方青蒼はまだ目が覚めていない小蘭花を無理やり連れ出します。東方青蒼が小蘭花を連れて行ったのは雲中君が住む雲中水閣でした。

雲中水閣は許しがなくては入れない場所なので小蘭花は逃げようとしますが、向こうから兵たちが歩いてくるのが見えました。小蘭花は慌ててひざまずきますが、東方青蒼が隠れ身の術を使っていたので兵たちには見えないようです。

東方青蒼は仙界で一番高い場所にある雲中水閣で小蘭花に日の出の光を浴びさせます。小蘭花は自分の身分では永遠に来られないところに来られたと言って喜び、東方青蒼に純粋にお礼を言いました。小蘭花の無垢な笑顔に東方青蒼は思わず見とれてしまうのでした……。

百合の羹

そうして数日が経ちますが小蘭花の霊力は回復しません。ある日、東方青蒼が自分の体に痛みを感じて様子を見に行くと、小蘭花が苦しんでいました。小蘭花は東方青蒼が隠していた根を治す薬を探し出して勝手に飲んだようでした。

東方青蒼は根を治す薬が陽の薬で、火に弱い草が飲めば燃えて灰になってしまうと気づいて隠していたのです。東方青蒼は小蘭花の体から陽の火を除いて立ち去ろうとしました。

小蘭花は泣きながら司命に会いたいと言います。東方青蒼は自分も泣けてきて仕方ないので、小蘭花が以前病になった時に司命が作ってくれたという百合のあつものを作ってやりました。

百合の羹を見て泣く小蘭花。東方青蒼がまだ悲しいのかと尋ねると、小蘭花はうれしかった時や感激した時も泣くのだと教えます。小蘭花が百合の羹をひと息に飲み干したので東方青蒼は自分には料理の才もあるのではないかと思いました。

ところが小蘭花が部屋に戻った後、東方青蒼が残りの百合の羹を飲んでみるととてもまずくて小蘭花が無理して飲み干していたことがわかるのでした……。

その後、庭の花壇の花に精気が戻ったのを見た東方青蒼は体をいたわればいいと思っていたが心に秘訣があるのだと気づきます。

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感想

同期は偶然の事故だと思っていましたが、同心呪という術があるんですね。小蘭花にはそんな術をかける能力はなさそう……ということは一体誰が術をかけたのでしょうか??

長珩は小蘭花に過去に助けられていたことをせっかく思い出しましたが、会えそうで会えない展開が2回も!(涙)しかも兄からは息山神女との婚約について念を押されてしまいましたね。

反対に当初は反発し合っていた東方青蒼と小蘭花は心の距離がだんだん近づいているようです。今後、小蘭花と東方青蒼、長珩の関係がどうなっていくのか楽しみです!

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