蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~6~8話ネタバレ。海市主は試験の時に事故に見せかけて小蘭花を殺すように命じます。一方、小蘭花が長珩を慕っていると知った東方青蒼は長珩の姿に化けますが、小蘭花にからかわないでと怒られ……。
6話:仙女の試験
天極鏡
留芳閣から命簿を持ち去ったのは小蘭花だと知った海市主は蝶衣に試験の時に事故に見せかけて小蘭花を殺すように命じるのでした。東方青蒼は小蘭花が長珩を慕っていると知って長珩の姿に化けてそばにいようとしますが、小蘭花にからかわないでと怒られてしまい……。
一方、雲中君に仕える澧沅仙尊の娘、丹音も長珩に想いを寄せていましたが、長珩には許嫁がいることから父に反対されていました。丹音は自分の命簿を見て未来を確かめようと司命殿に行きます。小蘭花は命簿は偉い神仙の許しがなければ見られないと言って断りました。
断られた丹音は命簿の樹の幹にある未来を示す天極鏡を覗きます。すると長珩と小蘭花の婚礼の場面が映し出されていたのです。丹音は怒って小蘭花を突き飛ばし帰って行くのでした。東方青蒼は小蘭花が試験に受かって長珩に仕えたいと思っていることも知り、密かに試験を手助けすることにします。
試験当日、試験官を務める長珩は500年前に小蘭花に助けられた時に霊玉を取って来てやると約束したことを思い出していました。実は先日小蘭花に会った時、長珩はこの約束を守るためにわざと霊玉を落としていたのです。
今回の試験課題は林の中の妖獣を収妖丹で手なずけるというものでした。長珩は収妖丹を配る時、小蘭花にだけ小声で「気をつけて」と言います。
祟気
林の中で東方青蒼は觴闕に1番弱い妖獣を捕まえて小蘭花の前方の地面に置かせました。それは”英招”という白い子熊のようなモフモフした妖獣でした。ところが小蘭花は気づかずに英招をまたいで通り過ぎてしまいます。
次に觴闕は英招を小蘭花の前方の太い木の根の上に置きました。小蘭花はやっと気づきますが、英招に逃げられてしまいました。觴闕が英招は東方青蒼の気配を警戒しているのではないかと言ったので、東方青蒼は一旦身を隠すことにします。
その後、小蘭花が草を食べさせて英招を油断させ、やっと収妖丹が使えそうになった時に丹音と6人の仙女たちが近づいてきました。丹音は小蘭花を棄権させて妖獣を横取りしようとします。丹音は小蘭花の霊力は自分に敵わないと思っていましたが、小蘭花は丹音の攻撃を跳ね返しました。
次に丹音は6人の仙女たちにも加勢するように言いますが、小蘭花はそれも跳ね返します。実は東方青蒼が小蘭花の背後から手を貸していたのです。すっかり小蘭花になついた英招にも威嚇され、丹音たちは悔しそうに退散するのでした。
小蘭花が英招と再び向き合った時、蝶衣が現れて英招に向かって殺意を芽生えさせる”祟気”を飛ばしました。英招は急に凶暴になり巨大化します。小蘭花は逃げ出し、觴闕は英招を攻撃して小蘭花とは違う方向に逃がしました。
ところが英招は他の仙女たちを襲い始めます。丹音が英招を攻撃しますが、力及ばず襲われそうになりました。小蘭花は丹音を突き飛ばして自分が英招と対峙します。
丹音は小蘭花に加勢し、他の仙女たちにも加勢を呼びかけました。8人での攻撃も英招に跳ね返されてしまい、小蘭花たちは樹の洞に隠れます。小蘭花は全員の収妖丹を集め自分が囮になると言って1人で外に出て行きました。
小蘭花は自分の腕を傷つけて血を流し、英招をおびき寄せようとします。東方青蒼は自分の腕に傷ができたことで小蘭花の危機を察知しました。また、木の洞から脱出した丹音たちが助けを求めに行き、長珩、容昊、澧沅仙尊、花神である三生が林に向かうのでした。