【イカゲーム】メインキャスト
ギフン役/イ・ジョンジェ
本作の主人公。多額の借金を背負い、3年前に離婚しました。子どもの親権を取り戻すためには財力が必要だと聞き、巨額の賞金を得るべくゲームに参加します。どんな状況下でも人間らしさを失わない男。
サンウ役/パク・ヘス
ギフンの後輩で頭が切れる人物。優秀な大学を出て証券会社のチーム長として活躍するも、顧客の金を横領したのがバレて多額の借金を背負い苦しんでいました。そんな時にゲームに誘われ参加することとなります。
トクス役/ホ・ソンテ
暴力団組織に属する男で、暴力をふるうのは日常茶飯事。部下や会長のお金に手をつけ追われる身となった彼は、莫大な賞金を手にするべくゲームに参加します。
ジュノ役/ウィ・ハジュン
警察官のジュノは、失踪した兄の部屋を捜索をしている際に、1枚の不思議な名刺を見つけます。それと同じ名刺を持つギフンを見張っていると、ギフンを乗せた車がどこかへと走り出したため尾行。到着した場所は港で、ほかにも何台もの車が集まっていました。車の中で気を失っている人たち(ゲームの参加者)が次々と船に運ばれていく中、ジュノは、全身マスクをした運営スタッフの1人と入れ替わりゲーム会場に潜入します。
セビョク役/チョン・ホヨン
家族のために大金が必要でゲームに参加しました。トクスとはかつて男女の仲でしたが、現在は険悪。
ミニョ役/キム・ジュリョン
ゲームに勝ち残るために、強そうなトクスに言い寄って仲間に入れてもらいます。勝つためなら反則もいとわない人物。
アリ役/アヌパム
パキスタンから出稼ぎにきている外国人労働者。ゲームでは剛腕さを発揮し、その能力を見込んだサンウから同じチームになろうと誘われます。
特別出演/コン・ユ
*シークレットキャラ。借金負債者の前に突然現れ、ゲームに招待する謎の人物です。
6つのゲームを勝ち抜けるか
ゲーム①だるまさんがころんだ
鬼となるロボットが振り返った時に、動きを感知されたら脱落(死)。5分以内にゴールラインを超えることができれば勝者となります。
最初に動いた1人が殺されたのを見て、逃げ出そうとする参加者が続出します。ロボットはそれを「動いたもの」と感知し銃を乱射。このゲームだけで大勢の死者が出て、250人以上が脱落しました。
ゲーム②型抜き
制限時間内に、線にそって綺麗に型抜きできれば勝者です。ただし、型抜きをするのは、クッキーのような柔らかい生地ではなく、ガチガチに固められた砂糖。参加者に与えられた道具は、1本の針だけです。型抜きに失敗、もしくは時間オーバーとなった時点で脱落死となります。
参加者は、ゲーム内容を聞かされる前に4つの図柄(〇、△、☆、傘)から好きなものを選ばされ、それを型抜きすることになります。当然、△を選んだ者が1番有利。そんな中で、絶望的な“傘”を選んでしまった主人公ギフンが、どのようにして危機を乗り切るのかが見どころとなっています。
ゲーム③綱引き
10対10で綱引きをし、負けたチームは全員脱落(死)します。参加者たちは、ゲーム内容を知らない状態で10人1組のチームを作らされます。
ゲーム④ビー玉あそび
制限時間内に、対戦相手からすべてのビー玉を奪えれば勝者となります。対戦方法は、暴力を使わなければどんな方法でも可。
参加者たちは、ゲーム内容を知らない状態でペアを組まされます。これまでの流れからして、当然、ペアの相手は共に戦う仲間だと思われました。ところが、いざゲームが始まると、ペアを組んだ相手こそが対戦相手だったのです。
ゲーム⑤飛び石渡り
制限時間内に、ガラスでできた橋を向こう側まで渡り切れれば勝者となります。ただし、普通の橋ではありません。参加者の目の前には、縦に並んだ2本の橋がありますが、一定間隔で隙間があるため、一歩進むたびに飛んで移動する必要があります。
その際、右側の橋に飛び移って進むか、あるいは左の橋に飛び移るかを選択しなくてはなりませんが、どちらかのガラスは乗った時点で割れてしまうため落下死します。向こう側にたどり着くまでに飛び移るガラスの数は、全部で18枚。
この時点で参加者の数は16名。参加者は、ゲーム内容を聞く前に1から16までのゼッケンを選ばされ、いざゲームが始まるとゼッケンの番号順に橋を渡ることになります。後ろの数字を選んだ者が圧倒的に有利です。
ドラマのタイトルにもなっている「イカゲーム」が最終ゲームとなります。
最後の最後まで驚きが用意されている!
命がけのゲームだからシリアスな内容かと思えば、随所にクスッ笑えるシーンもあったりと、絶妙なバランスが保たれているドラマでした。ゲーム自体はどれもシンプルなものばかりですが、毎回“驚きや逆転劇”といった要素で魅せてくれます。ゲームによっては“勝つための抜け道”があるのも面白さの1つ。
たとえば1回目のゲーム「だるまさんがころんだ」では、ロボットに動きを感知されないように“前の人を盾にする”という抜け道がありました。なお、いい意味で予想を裏切られたゲームはビー玉あそびです。誰もが“ペアを組んだ相手は味方”だと思っていたところに、「ペアの相手と対戦して頂きます」のアナウンス。参加者全員が言葉を失ったのは勿論のこと、視聴者の意表を突いた瞬間でもありました。
1番信用できる相手と組んだ者、愛する人と組んだ者、強そうな人と組んだ者。選んだ基準はさまざまですが、ペアの相手こそが1番戦いたくない相手であることは確かでしょう。そんな相手と戦わなくてはならない彼らの心理状態は、大きな見どころとなっています。
一方、ゲーム以外の部分でドラマのスパイスになっていたのが、運営スタッフの1人と入れ替わって潜入したジュノの存在です。彼の視点で“運営側の闇”が少しずつ描かれていく様や、徐々に謎が紐解かれていくといった展開運びは見事でした。
また、ゲームが終わった後も、フロントマン(運営側のリーダー)の正体や、真の黒幕の正体といった驚きが用意されており、最後まで視聴者を飽きさせない構成になっています。そしてラストシーンは、しっかり完結しながらもシーズン2を匂わせるものとなっていました。
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