【暴風眼-特命捜査官-】11話と12話のあらすじとネタバレ感想。安静が再び馬尚の実家を訪ねると馬尚の母の愛想がよくなっていました。馬尚と同級生だったことがバレたと気づいた安静は急いで馬尚に”帰宅しないで”とメールを送りますが……。
11話のあらすじネタバレ
安静のことがどうしても気になる馬尚の母は家の中を探し、馬尚が学生時代に安静と一緒に撮った写真を探し出すのでした。
一方、鼎華グループの社内駐車場でスマホを見ながら運転していた呉淼は、歩行中の馬尚に車をぶつけそうになってしまいます。
車から降りて来た呉淼に、馬尚は事情聴取の日に早退したから怪しまれてるぞと言って脅すのでした。
その後、安静は調査完了を報告するために馬尚の実家を訪ねます。
馬尚の母は事情聴取の時とは態度が豹変して愛想がよくなり、夕食を食べて行くように誘いました。
大学の同級生だったとバレてしまったとわかり、安静は急いで馬尚に”帰宅しないで”というメールを送ります。
しかし一瞬遅く、その時、帰宅してしまう馬尚。
状況を察した馬尚は突然の再会に驚いた演技をするのでした。
夕食の席で馬尚の母は安静に、あなたが突然大学をやめて馬尚は泣いていたと暴露します。
その言葉に思わず笑ってしまう安静。
馬尚も10年間ずっと心配していたが元気だとわかったて安心したと本音を言うのでした。
安静が帰る時、馬尚が見送ろうとすると突然雨が降ってきて、2人はとりあえず安静の車に乗り込みます。
車内で馬尚は安静に、僕には君しかいないと確信した、事件が解決したら返事を聞かせてほしいと告げました。
しかし、安静はそっけなくもう家に戻れば?と言うのでした。
家に戻って来た馬尚は良い報告を期待する母に、彼女にはもう恋人がいると言ってごまかします。
その後、馬尚は安静に”再会した日から気持ちを打ち明けたいと思っていた”とメールしました。
安静は”今はまだ返事できないけどあなたの本心が聞けて実はとてもうれしい”と返信します。
続けて安静は10年前に突然姿を消したことに触れようとしますが送信をやめてしまいます。
そして”でも今は任務が最優先”と送信しました。
告白がうれしいとの言葉に喜んでいた馬尚は急にがっかりして、返信するのをやめて寝てしまうのでした。
苗煥陽が退院したとの情報を得て、安静たちは苗煥陽を国安局に連行することにします。
安静たちは苗煥陽に、国安で調査した鼎華がグループ会社化する前のDS鉱石の取引資料を見せました。
杜猛は取引価格があまりに底値に近いことから入札価格の操作があったのではないかと指摘します。
苗煥陽は会社設立当初は価格交渉の経験が浅く、買いたたかれて大損していたと言い訳しました。
安静は当時の取引先の連絡先を教えてほしいと言いますが、苗煥陽は当時はあまりに多くの取引をしていたからわからないと言ってごまかします。
杜猛が提供していただける情報がないなら今日はもうお送りしますと言うと、苗煥陽が今後自分の行動は制限されるのかと確認しました。
安静は携帯で連絡がとれれば自由に行動していただいてかまいませんと答えます。
苗煥陽が帰宅すると、苗霏は”父さんの知人が犯人ではないわよね?”と確認しますが、苗煥陽は笑ってごまかすのでした。
その後、苗霏は外出するふりをしてマンションの駐車場で自分の車に乗り込み、スマートフォンでどこかに電話します。
苗霏を監視していた国安局のメンバーは発信先を調べようとしますが、苗霏名義のスマートフォンには発信記録がありません。
杜猛は苗霏がスマートフォンを2台持っていることに気づくのでした。
11話の感想
馬尚と一緒にいる時は素気なくしていても、帰宅してから実はうれしかったとメールするところに安静の心の揺れを感じます。
しかし、10年前のことを馬尚になかなか話せないのは、心によほど深い傷を負うできごとがあったのでしょうね……。
どんなことがあったのか気になります。
12話のあらすじネタバレ
馬尚は程雷に、楊迅から提示された営業部の新規採用条件について相談しました。
それを聞いた程雷は、楊迅はわざと馬尚に使えない人材を採用させて社長を怒らせようとしているのだと忠告するのでした。
その頃、苗霏に渡されているスマートフォンに謎の男から着信が入っていました。
謎の男は苗霏にセキュリティ強化後の鼎華グループの重要データ閲覧用のデコーダを入手するように指示します。
苗霏が自分は疑われているからもう無理だと答えると、謎の男は何とか方法を考えるように言って電話を切るのでした。
夕方になり、苗霏は2台のスマートフォンを置いたまま会社を出ます。
馬尚が追跡しますが、苗霏は回り道や車線変更を繰り返して尾行を警戒しているようでした。
追跡は国安局のメンバーに引き継がれます。
苗霏は途中で車を降りてバスに乗り換えてショッピングモールに行き、そこを通り抜けて反対側の出入り口からタクシーに乗りました。
そのタクシーが向かった先はなんと国安局だったのです!
苗霏は安静たちに鼎華グループのパソコンをウィルスに感染させてデータを外部に送信したのは自分だが、脅されてのことで自分も被害者だと告白しました。
安静に自首するつもりかと尋ねられた苗霏は首を横に振り、助けてもらいに来たと言うのでした。
そして苗霏は、スマートフォンを会社に置いてきたり、何度も乗り換えて追跡をかわそうとしたりしたのは脅迫者にここに来ると知られたくなかったからだと言いました。
また、苗霏は脅迫者は徐鶴で狙いは鼎華独自のDS素材の合成技術だと思うと言います。
安静は徐鶴から何を脅されているのかと尋ねますが、父の過去の罪が露呈してしまうために口を閉ざす苗霏。
すると、安静は苗霏にある物を見せます。
それはワインセラーでしたが、中には大量の海外の銀行カードが隠されていました。
一つ一つの預金額は大したことないが合計するととんでもない額になるとのこと。
そのワインセラーに見覚えがあった苗霏はその場にしゃがみこんでしまうのでした……。
その後、安静たちは荷物をまとめてマンションを出ようとしていた苗煥陽を連行してきました。
そして苗煥陽に先ほどのワインセラーの写真を見せたのです。
顔色が変わる苗煥陽。
そのワインセラーは苗煥陽のもので、マンションから逃亡する前に輸送業者に託していたものだったのです。
しかし、実は国安局の職員が輸送業者になりすまして押収していたのでした。
苗煥陽は当時は犯罪をしているという認識はなかったと言い訳します。
安静は国安局で調査したところ当時取引していた会社は全てペーパーカンパニーだったと言い、本当の黒幕を苗煥陽に尋ねました。
苗煥陽は銀行のカードは取引先の会社から底値を教えた見返りとして渡されていて、黒幕の正体は知らないとシラを切ります。
安静は苗煥陽に黒幕を恐れて隠しているのかもしれないが、黒幕は苗霏をあなたの過去の罪で脅して鼎華グループの機密を盗ませようとしたと言いました。
そして苗煥陽に、苗霏が”私を脅しているのは徐鶴です”と告白している映像を見せたのです。
観念した苗煥陽は、鼎華が上場したばかりの頃に闇カジノで徐鶴と知り合ったことを話し始めました。
当時、苗煥陽は会社から持ち出した金で闇カジノで大負けし、徐鶴にDS鉱石の底値を教えることを条件に金を貸すと持ち掛けられたとのこと。
また、後から徐鶴と闇カジノはグルで最初から仕組まれていたと気づいたが、自分が悪事に加担した証拠を握られていて関係を断ち切れなかったと言いました。
そこで苗煥陽は徐鶴を遠ざけるために鼎華をグループ会社化して自分は副社長となり、DS鉱石の交易業務から外れたと言うのでした。
そして10年前、徐鶴は突然消息を絶ったとのこと。
10年前に思い当たることがある安静はしつこく日付を尋ねますが、苗煥陽は覚えていないと言います。
国安局は苗父子の証言から徐鶴の似顔絵を作成しました。
さらに徐鶴の特徴として、苗煥陽は初めて会った時に60歳を過ぎていて今は70歳以上のはずなのに見た目にあまり変化がないと言います。
また、苗霏も自分が落としたものを徐鶴が咄嗟に受け止めたことがあり、反射神経が良くて老人っぽくないと証言しました。
その後、苗霏と対面した苗煥陽は、娘たちに良い暮らしをさせたかったばかりに悪い奴の罠にはまり娘まで巻き込んでしまったと謝罪します。
苗霏は徐鶴をおびきだすために国安に協力することにしたと言いました。
苗煥陽は徐鶴は危険な人物だと言って反対しますが、苗霏は自分で決めたことだと言うのでした。
12話の感想
苗父子が脅されていた苗煥陽の過去の罪は徐鶴にハメられてのことだったのですね。
今の徐鶴は若い男が変装していますが、苗煥陽も苗霏もやはりその違和感に気づいていました!
安静たちは苗父子の証言を元に徐鶴の正体を暴くことができるのでしょうか。