【暴風眼-特命捜査官-】3話と4話のあらすじとネタバレ感想。
取引場所に犯人は現れず、どうして張り込みがバレたのかと悩む捜査員たち。そんな中、安静と杜猛は犯罪組織壊滅のための特捜チームへ入ることを命じられます。
特捜チームには安静の元恋人、馬尚がいて…..。
3話のあらすじネタバレ
配達係の男はデータの入ったメモリーを湾上に架けられた高速道路の橋脚に貼り付けて、何者かに電話しました。
国安局は逆探知に失敗しますが、赫子軒は位置情報の割り出しに成功し国安局に連絡します。
捜査員たちは位置情報の場所に急行しますが、そこには投げ捨てられたスマートフォンがあるだけでした。
2時間経っても橋脚に貼り付けたメモリーを取りに来る者はなく、国家安全庁は国安局に現場からの撤退と配達係の確保を指示します。
国安局は配達係の男を尋問しますが何も知らず、金で雇われただけだと判断しました。
取引場所を張り込んでいることが犯人側にバレたと考えた馬尚は、湾を見晴らせる近くの高層ビルに監視係がいたのではないかと睨みます。
馬尚がそのビルに行ってみると正常に稼働していたビル内の防犯カメラに不審者は映っておらず、屋上の防犯カメラのコードだけが切られていました。
おそらく非常階段を使って屋上まで上がったこと、屋上の防犯カメラは高所に設置されていたことから、馬尚は監視係は身長180センチ以上の屈強な男と推測します。
一方、国安局では、捜査員たちが自分たちに落ち度はなかったのにどうして犯人側に張り込みがバレたのかと悩んでいました。
そこへ局長が現れ、安静と杜猛だけを連れて湾に浮かぶ1台のクルーザーへと向かいます。
そこには今回の犯罪組織壊滅のための特捜チーム本部が置かれていて国家安全庁の副本部長、馬尚、赫子軒が待機していました。
副本部長から、安静と杜猛もメンバーに加わり”暴風眼”という作戦が始動されることが発表されます。
その後、安静と甲板で2人だけで話す機会を得た馬尚は思わずなぜこんな危険な仕事を選んだのかと問い詰めました。
安静は大学を辞めて警察学校に入り、それからずっと捜査の仕事をしていると答えます。
そして、安静は”作戦の成功を祈りましょう”と冷静に馬尚に握手を求めるのでした。
安静と馬尚の様子を船内から見ていた赫子軒は杜猛に、2人が昔付き合っていたことを話してしまいます。
それを聞いた杜猛は動揺し…..。
その後、1人残業する安静の元に夜食を持って現れた杜猛は”本当に馬尚と付き合っていたのか?”と尋ねます。
淡々と”大学の同級生だった”と言う安静に杜猛が”例の事件の前か?”と尋ねると、安静は”あのことは誰にも話してない”と言うのでした…..。
後日、馬尚は副本部長に、先日のセミナーが社内向けだったにも関わらずブラスターが嗅ぎつけたのは社内に内通者がいるのではないかと意見を言いました。
セミナーを開催した鼎華グループについて調べた安静は、創業者の1人である苗煥陽(チャン・シェン)が吸収合併の関係で現在は副社長になっていると報告します。
また、苗煥陽の長女の苗霏(ダイ・スー)は鼎華グループの総務部長の職にあり、その婚約者の賈長安(ジャン・ソン)は自分で起業した長安科技の社長だと付け加えました。
さらに、鼎華グループは長安科技にミサイル制御装置を作るための”DS鉱石”を大量に供給しているとのこと。
安静は長安科技が鼎華グループとの取引に不正をしていないか調べるべきだと意見を言いました。
馬尚はそれに反対し、長安科技よりも鼎華グループを潜入捜査して調べるべきだと主張します。
2人は言い合いになりますが、副本部長はそれを制止し過去に自分が潜入捜査をした時のことを話し出しました。
相棒と2人で潜入していたが敵に自分だけが疑われ命が危なくなった、その時まだ疑われていなかった相棒がわざと急所を外して自分を狙撃し密かに逃がしてくれたというのです。
事前に一切相談はしておらず互いの信頼だけだったと言い、それは恋愛と同じだと言うのでした。
そして、副本部長は”昔を思い出せ、わかるな?”と言い残して立ち去ります。
安静は驚いて”私たちのことを話したの?”と尋ねますが、馬尚は”大学の同級生としか言ってない”と答えました。
ある日、苗霏は親友の周恋(ニン・シン)の経営するレストランにランチに行きます。
そして苗霏は周恋に、今日の午後ウェディングドレス選びに付き添ってくれないかと尋ねました。
周恋は祝福しながらも、午後は打ち合わせが入っているので写真を送ってと言って無難に断ります。
その後、ウェディングドレス店に向かう賈長安のスマートフォンに周恋から画像が添付されたメールが届きました。
その画像はなんとベッドにいる賈長安と周恋を撮影したもの。
賈長安は慌てて周恋に電話します。
周恋は賈長安に今日の午後会いたいと言いました。
賈長安は仕方なく苗霏に電話して急な会議が入ったから先にウェディングドレス店に行っていてほしいと言い、周恋の指定した場所へと向かうのでした。
3話の感想
どうやら杜猛は安静に想いを寄せているようですね。
しかも、安静が馬尚に話していない”例の事件”というものを知っているようです。
そんな中、副本部長に恋人時代の感情を思い出させるような発言をされてしまった安静と馬尚。
この三角関係は一体どうなっていくのでしょうか。
また、表では苗霏の親友として振る舞いながら、実は裏の顔があった周恋。
周恋は美人ですが、その分暗躍しているのが怖く感じます…..。
4話のあらすじネタバレ
その日、賈長安は結局ウェディングドレス店に現れず、夕食時に父の苗煥陽と妹の苗露(ワン・イージン)の前で不機嫌な苗霏。
そんな時、苗煥陽のスマートフォンに電話がかかってきました。
電話の相手がわかると苗煥陽はこそこそと書斎に行ってしまいます。
苗煥陽は電話の相手を鶴さんと呼び、慌てた様子で”10年前と違って今の中国はレアメタルの管理がとてつもなく厳しい”と言うのでした。
鶴さんは、明日会いに来てほしいと言って電話を切ります。
そこへ、お詫びの手土産をたくさん抱えた賈長安が訪ねてきました。
そんな賈長安に苗霏は素気ない態度をとり、苗露は”父さんが怒っているから早く書斎に行って”と言って追いやります。
書斎で苗煥陽は穏やかに”謝るなら私ではなく娘に謝りなさい”と諭して帰そうとしましたが、賈長安は”実は仕事のことで相談がありまして…..”と切り出しました。
賈長安は苗煥陽に、新規の投資の条件でDS鉱石の供給量を増やすように言われていると話します。
これこそ賈長安が浮気写真をネタに周恋から脅された内容だったのです。
翌朝、馬尚は鼎華グループに潜入するにあたり、任務の内容は家族にも話せないため両親に北京での仕事を辞めたから新しい就職先を地元で探すと話しました。
両親はとても驚きます。
また、馬尚は捜査の利便性を考えて、実家を出て地元で部屋を借りたいと言いました。
母は最初大反対します。
しかし、以前から馬尚が30代になっても独り身なのを心配していた母は、結婚するなら実家を出てもいいという条件を出すのでした。
その日、特捜チーム本部での会議の後、局長が安静と馬尚だけを呼びます。
局長は馬尚に”任務を家族にも話せないのは辛いだろう”と言い、”その点、安静の家は父親が国安だったから理解がある”と話し出しました。
馬尚はその時初めて安静の父が国安に勤務していたことを知り驚きます。
一方、苗煥陽は鶴さんを滞在先の高級ホテルに訪ねました。
単刀直入に用件を尋ねた苗煥陽ですが、鶴さんは”昔話がしたかっただけ””娘の結婚祝いを渡したかった”などと言ってはぐらかします。
”過度な贈り物は受け取れない”と言い捨てて立ち去る苗煥陽。
苗煥陽が知る鶴さんは老人でしたが、部屋で1人になり変装を解いた鶴さんはなんと若い男だったのです。
その後、苗霏は社内の緊急会議に招集されました。
会議では苗煥陽の副社長からの退任が発表されます。
何も聞かされておらず驚く苗霏。
苗煥陽は健康上の理由だと言いますが、何か裏がありそうで…..。
その夜、苗煥陽は賈長安を夕食に招き、自分は退任するがDS鉱石の増量の件は手配したと話します。
苗家からの帰り道、周恋からの電話を受けた賈長安は苗煥陽の退任を伝えました。
周恋はひどく驚きます。
後日、安静と杜猛は国安局の別部署が行っている企業への定例訪問に同行して長安技研を訪ねました。
賈長安を観察した安静はやけに調査に協力的で資料も全部揃っていたところがかえって怪しいと感じます。
安静たちが帰った後、賈長安は周恋に国安局が来たことを相談しました。
周恋は賈長安に防犯カメラの画像を送るよう依頼し、局員を特定して手を回すと言います。
その後、周恋はある男に会いに行きました。
その人物こそ先日、鶴さんに変装していた男だったのです!
4話の感想
鶴さんが謎の人物だと思っていたら、さらに謎の人物が変装していたのですね。
この人物たちは事件にどうかかわってくるのでしょうか。
苗煥陽が鶴さんに会った直後に退任を決めたくらいなので10年前によほどのことがあったんでしょうね。
また、一見イケメン風ですが腹黒そうな賈長安もこれからどんな悪事を働くのか気になります。