【暴風眼-特命捜査官-】5話と6話のあらすじとネタバレ感想。
新体制となった鼎華グループは人事部長を新たに募集することに。それを知った馬尚は人事部長に応募して鼎華に潜入しようとします。
そんな時、馬尚の父が前副社長と知り合いだとわかり…..。
5話のあらすじネタバレ
鼎華グループの副社長の後任は、龐一山(ジャン・ファン)に決まりました。
就任後、龐一山の提案で今まで総務部で行っていた人事業務を人事部として独立させることになります。
表向きは採用に力を入れるためでしたが、前副社長の娘である苗霏から社内での力を奪おうとしていることは明らかでした。
そんな中、安静の誕生日が来ます。
安静に誕生日プレゼントとして日めくりカレンダーを渡す馬尚。
そのカレンダーの間には、1枚の楓の葉が挟まれていました。
馬尚は”学生時代に秋になったら紅葉狩りに行くと約束していたが果たせなかったから”と理由を説明します。
また、葉が挟まれていたカレンダーのページには”船出に適した日”と書かれていたのでした。
その後、安静は杜猛が企画した国安局の同僚たちとの誕生日会に出席し、事件解決を祈って乾杯します。
後日、鼎華グループが人事部長を募集しているという情報を得た馬尚は実家で募集要項を調べていました。
学歴と業務経験は合致しますが、35歳以上という年齢の条件には達していないことがわかります。
その様子を見た母(シュー・メイリン)は”父さんは鼎華の上場前から運送の仕事を引き受けていて苗副社長とも交流があった”と言い出しました。
馬尚は父(シー・リアン)に鼎華グループへの口利きを頼むことにします。
一方、安静と杜猛は長安科技を再訪し賈長安にDS鉱石の保管場所を見学したいと申し入れました。
賈長安からは前回の入荷は1ヶ月前だと説明がありましたが、保管場所で杜猛はDS鉱石のコンテナ付近の地面に最近の雨でできた跡があるのを見つけます。
赫子軒は長安科技の株について調べ、賈長安は社長にもかかわらず株の所有率が3割だけで残りの7割が個人株主所有になっていることを報告。
その株主たちの個人情報は曖昧で、捏造されたもののようでした。
馬尚が鼎華グループ潜入にあたって入社の口利きを父に頼んだと聞いた安静は、家族を巻き込まない方がいいと反対します。
しかし、馬尚は家族のコネ入社の方が捜査官だと疑われにくくていいと答えるのでした。
数日後、馬尚は父に連れられて苗煥陽の自宅を訪ねます。
苗煥陽は退任してから自分を訪ねて来てくれた初めての友人だと言って大変喜びました。
馬尚の父の用件を聞いた苗煥陽は少しがっかりしながらも、人事部は娘がいる総務部から独立したので力は及ばないが履歴書だけは読ませるようにしようと約束します。
その後、苗煥陽は鼎華グループに行って社長に掛け合い、35歳以上という募集条件を撤廃させました。
実は35歳以上という条件は、社内から人事部長に応募する龐一山の腹心、楊迅(リー・ホンレイ)を有利にするためのものだったのです。
国安局では、長安科技のDS鉱石の密輸疑惑と背後にいる黒幕を調べるために賈長安を張り込むことにしました。
そこへ、長安科技の株主が賈長安がDS鉱石を密輸していると暴露したというニュースが飛び込んできます。
安静たち国安局は長安科技に急行しますが、秘書は賈長安は資料を持って車で出て行ったと答えるのでした。
ニュースを見た苗霏も賈長安に何度も電話をかけますが繋がらず…..。
5話の感想
苗煥陽が退任した途端、社内での娘の力も奪おうとする龐一山はずる賢そうですね。
これからも何かと悪事を働きそうです。
また、賈長安は国安局の前で愛想よくしている顔と、裏の悪だくみに加担していそうな顔のギャップが大きくて怖いですね。
手ごわそうな敵たちに安静たちが今後どう立ち向かっていくのか気になります。
6話のあらすじネタバレ
賈長安は周恋のレストランに行っていましたが、店は休業していて周恋のスマートフォンも繋がりません。
そこへ、苗霏から何度目かの着信があります。
賈長安は電話に出て苗霏に”ニュースは嘘だ、ハメられて国安局に追われている”と訴えました。
”弁護士を手配したから会社に来て”と言う苗霏。
その通話を傍受していた馬尚は安静に鼎華グループに向かうように伝えた後、鼎華の地下駐車場の防犯カメラの映像を監視します。
しかし、賈長安は車をカメラの死角に停めたようで駐車場の中での様子はわかりませんでした。
約13分後に安静が駐車場に到着。
安静は鍵のかかった車内で目を閉じている賈長安を発見します。
鍵をこじ開けて確認すると賈長安はもう息をしておらず、会社から持ち出したはずの資料も車内にはありませんでした。
検死の結果、争った跡や目立った外傷はなく死因は排気ガスによる中毒死と判明します。
さらに駐車場は死角になる場所は少なく13分間の間に他の車や人の出入りもなかったとのこと。
そして、発見される前に賈長安から苗霏あてに”すまない”というメールが送られていました。
杜猛は自殺のようだと言いますが、安静と馬尚は記事の内容は死刑になるほどの罪ではないのに死を選ぶとは思えないと言います。
安静と馬尚は、賈長安が苗霏からの電話を受ける前に電話をかけた相手、消えた資料の2つが手がかりだと考えました。
翌日、安静と杜猛は霊安室で賈長安の遺体に付き添う苗親子を訪ね、再解剖の許可を求めました。
賈長安には家族がなく、再解剖には苗家の同意が必要だったのです。
苗煥陽は反対しますが、苗霏は”私のところに来ると言っていた賈長安が死を選ぶとは思えない”と言います。
苗霏は賈長安の死の真相を知るために再解剖に同意することにしました。
その後、特捜チーム本部で再解剖の結果を待つメンバーたち。
賈長安が苗霏からの着信を受ける前に電話した相手を調べた赫子軒から、番号の名義は地方に住む人物のもので名義貸しだったと報告があります。
また、駐車場を見に行った馬尚は、死角が少なくカメラに映らずに賈長安の後から駐車場所に行くのは不可能であり、犯人は最初から車のトランクに隠れていたとの仮説を話しました。
安静もそれに同意し、しかも争った跡がないということは犯人は賈長安の知人ではないかと言います。
その時、法医から遺体の脇下に注射の跡が見つかったと言う連絡がありました。
体内に薬物は残っていなかったので、昏睡時間はかなり短かったはずだとのこと。
他殺の可能性が濃厚になってきましたが、逃走経路に謎が残ります。
安静は、犯人は犯行後に近くに駐車されていた車のトランクに隠れ、騒ぎが収まった後に何食わぬ顔で社内の人混みに紛れた、つまり犯人は鼎華の人間ではないかと推理しました。
馬尚はその洞察力を褒めますが、安静は敵が目的のためなら殺人まで犯すとわかったことで潜入捜査する馬尚の身を案じるのでした。
6話の感想
悪事に関しては機転の利きそうな賈長安でしたが、早々に消されてしまうとは…..。
馬尚の犯人が最初からトランクに隠れていたという仮説は大胆ですが、確かにそうでもしないとカメラに映らずに犯行現場に行くのは不可能かもしれませんね。
それにしても捜査上での安静と馬尚の意見がいつも合ってしまうことを杜猛が内心穏やかに思っていなさそうなのが切ないです。