『ストレンジャー・シングス』シーズン2。さらわれたウィルが無事に戻ったものの、彼の体の中に異変が……。
あの恐ろしい現実にフラッシュバックしているかのような現象。消滅したはずの化け物はまた、彼の中からはい出ようとしているのか!?
ストレンジャー・シングスシーズン2あらすじ
ウィル救出から1年後、幻覚症状は収まらない
ウィルが瀕死の状態で救出されてから1年後。通常に戻ることが出来るまでになっていましました。
しかし、裏の世界にいた間のウィルは怪物を培養するための器にされていたため、現実世界に戻っても裏の世界を見せられる幻覚症状のようなものに襲われていたのです。
診察したホーキンス研究所の科学者によれば、ウィルへの異変は月に2度、そして3度、4度と増えていくことのこと。兵士に見られる”記念日反応”と同じで、時期が来ると記憶が蘇る心的外傷後ストレス障害と診断されました。
ウィルは裏の世界で捕らわれていたため、定期的な診察が必要だったのです。シーズン1で起こったことを知っている者は、研究所との取引により起きた出来事を一切口外しないという取り決めしていました。
そのため、研究所はオーエンス博士が仕切きっていましたが、彼はブレイナー博士のような人物ではなく、ブレンナーがしでかしたことの尻拭いをしているような感じです。
ただオーエンス博士はまだ、研究所の下(闇の世界)で起こっている現実を詳しくは知らないようで、研究所付近で起こっている異変も軽くとらえているようでした。
イレブンは生きてる
イレブンは、怪物と戦っていた際に姿が消えてしまいましたが、たまたま裏の世界に入ってしまっただけのことでした。マイクたちが怪物から逃れるために、学校を出て行った後に壁から現実世界に戻ってきています。
マイクの家に行ったものの、研究所の何人もの人間たちがマイクの家に居たため、森に身を隠してしまったのです。ただホッパー署長は彼女が生きていることを知っていたようで、毎日森に食べ物をそっと置いてきていました。
イレブンを見つけたホッパーは、彼女を科学者の手から守るため、そしてマイクたちを守るために隠していたのです。イレブンを隠したのは、かつてホッパーの父親が住んでいたという、森の奥深くにある山小屋。2人はここで暮らしていました。
あの出来事から1年後、イレブンの髪は伸びて少女らしくなっています。小屋から出るのは禁止でしたが、誰にも見つからずに暮らしていました。
しかし、ホッパーと喧嘩した時、イレブンは自分の母親の存在を知り、ルールを破って外に出てしまいます。書かれていた住所を訪れ、母親の状況を知ってしまうことに……。
そんな中、母親からテレパシーで”姉”を探すよう伝えられたイレブンは、幼少期に研究所にいた姉を探しに行きます。無事に姉と出会うことが出来ましたが、イレブンは結局”仲間”を救うためにホーキンスに戻ってきました。
ストレンジャー・シングスシーズン2ネタバレ
家族に難アリの新しい仲間
マイク、ウィルたち4人に、マックスという新たな仲間が加わりました。彼女はカリフォルニア州からやってきた家族に難ありの少女です。母親が息子のいる男性と再婚したため、ビリーという義兄ができました。ただこのビリーが最悪な人物。
父親に抑え込まれているせいか、その不満をすべてマックスにぶつけます。父親はマックスの母を大事にしていることもあり、ビリーは義母にも一切なにも言うことが出来ないのです。
ちょうど両親は数日間外出していた最中で、ビリーはやりたい放題。マックスの送り迎えもビリーがしていますが、少しでも遅れると暴言を吐いたり八つ当たりして手に負えません。
ルーカスやダスティンがマックスに近づこうものなら、ものすごい勢いで彼女を罵倒します。それでもマックスは、彼らとの付き合いを止めません。彼らの仲間になりたい、友達になり合いという思いで庇っていました。
結果的に、ルーカスとダスティンと仲良くなりましたが、イレブンは彼女を完全無視。かつてイレブンが小屋を抜け出してマイクに会いに行ったとき、たまたまマックスがマイクにちょっかい出していた瞬間を見てしまったのが原因でした。
ナンシーとジョナサンが急接近!
ナンシーとスティーブは、最初の方は上手くいっていました。ところが、ナンシーが酔ってスティーブに暴言(本心)を吐いてから2人の関係がギクシャクしだします。
研究所で起こっていることを黙認する、この事がナンシーにストレスを与えているようでした。さらに、ジョナサンも同じ思いを感じていたこともあり、2人は内密に記者でありホーキンス研究所の陰謀説を調べていたマレーに接触。ホーキンス研究所にわざと捕まり、録音した会話を聞かせてすべてを打ち明けたのです。
この件で2人は急接近しました。ジョナサンとナンシーの距離が一気に縮まって、2人は深い関係になります。
一方でスティーブは、ダスティンがたまたま見つけた奇妙な生き物がデルゴルゴンとなり、手に負えなくなったダスティンに手を貸して仲良くなっていきました。
スティーブはナンシーのことを諦めて、ジョナサンとのことを認めるように……。シーズン1では、人間としてもナンシーの彼氏としても最低だったジョナサンでしたが、シーズン2では勇敢な男にイメチャンしています。
ジョイスの恋人ボブとホッパー
ジョイスにはボブという同級生の彼氏がいました。容姿はイマイチ学生時代はガリ勉ボブと呼ばれていたようでしたが、優しくてジョイスにはピッタリの男性。”変わった家族”であることも受け入れて、ウィルやジョナサンに認められようと一生懸命でした。
ウィルが学校で”ゾンビ小僧”と言われていることを知った時も、自分がイジメられていた経験があることを伝え、「いつも逃げていたけど、ある時逃げずに立ち止まったらイジメはなくなった」とウィルを励まします。
しかしこの「逃げなかった」ことが、今回のウィルの異変を引き起こすことになってしまったのです。ウィルに現れる幻覚。これは幻覚ではありませんでした。たまたまハロウィンパーティで、ウィルが撮影していた動画に、いつもウィルが見ていた幻覚が映っていたのです。
追われる恐怖にウィルは、ボブの言葉を思い出して立ち止まってしまいます。するとその不気味な黒い影はウィルの中に入り込み、ウィルを操るようになってしまったのです。
操られたウィルは次第に記憶が失われはじめ、まずはホッパー署長が誰かを忘れ、最後にはジョイスが母親だとすぐに認識できなくなってしまいます。
ボブは、ウィルの状態を知らなかったため、通常のイジメに対するアドバイスをしたようでしたが、逆にこれがウィルに危険を招くことになってしまいました。
ホッパーの危機
黒い影と同化したウィルは、裏の世界が見えたり黒い影がやろうとしていることが分かるようになります。そこで感じたのがホッパーの危機。
彼は、研究所近くの畑に起きた異変から危機を感じ取り、裏の世界に入り込んで崩壊させようとしました。しかし、裏の世界の毒を浴びて気を失い閉じ込められていたのです。
ウィルは彼がいる場所を口にすることが出来ないため、得意な絵に描き留めます。
その数、数百枚。すべての絵を繋げるために、ジョイスは家じゅうに貼り付けました。絵をすべてつなぎ合わせるとホーキンスの町になり、ボブはホッパーがいる場所を推測して、ジョイスと一緒に裏の世界に入りホッパーを救出したのです。
ストレンジャー・シングスシーズン2の結末
ウィルに中に”黒い影”が入り込んだものの、ウィルの意識だけはまだ残っていました。影を倒す方法を訪ねるとウィルは、言葉に出来ないためモールス信号で合図を送ります。
「ゲートを閉じろ」
元々、ゲートを開けたのはイレブンでした。
ホッパーとイレブンがゲートを閉じるために研究所から地下に入り、ジョイスとジョナサン、ナンシーはウィルの体から黒い影を追い出すため、ホッパーの山小屋に行きます。
マイクら子供たちはスティーブンは、畑に空いている穴から裏の世界に入り、中心部を焼き尽くすことに……。
黒い影は、冷たいのが好み。それなら温めれば逃げ出すはずだと、暖炉を焚き小屋中の暖房器具を使ってウィルの体を温めます。
すると、ウィルは暴れ出し自分の意思とは無関係にジョイスの首を掴んで締め上げます。もう限界……と思ったその瞬間。暑さに耐え切れなくなった黒い影はウィルの体から出て行ったのです。
ウィルは普通に戻り、マイクたちは中心部に火を放ち、イレブンはゲートを閉じるのに成功。裏世界を見事に封じたのです。
デモゴルゴンもいなくなり、ホーキンスの町に平和が訪れたのでした。
まだ恐怖は終わっていなかった!
ホッパーはオーエン博士とイレブンを自由にするという約束を交わし、彼女の出生証明書も手にしました。イレブンはもう実験の被験者ではなく、普通の少女として生きていくことが出来るようになったのです。
全てが解決した喜びの中で行われたSnow Ballのパーティで、各自ダンスを楽しみました。もちろんイレブンも……。
しかし、本当の恐怖はこれから?
実は裏の世界も黒い影も無くなっていなかったのです。恐ろしい雰囲気を醸し出しながら、まるで恐怖を煽るかのような不気味な描写……。
ウィルが、仲間の写真を見て涙を流しているシーンや、ホッパーが顔に追った傷、イレブンが水の中に引き込まれていく描写など、様々なところで気になる部分があります。
さらに、人々が次々と変貌していくような……。シーズン2でウィルに起こった異変が、今度は町中の人を襲う!?