海外ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン3第3話。
ホーキンスの町に迫る脅威を探る様子が4つの角度から描かれ、さらに冒頭ではコミカルなシーンも楽しめる3話となりました。
ビリーに起きた一連の出来事は、かつての事件を知る者にとって恐怖の再来となったのです。
シーズン3第3話「消えたライフガード事件」ネタバレ
ホッパーのヤキモチ
毎日、エルがマイクと長い時間過ごしていることにヤキモチを焼いていたホッパーが、マイクに脅しを掛けた翌日、マイクはエルの家に行くのを止めることにしました。
病気のおばあちゃんの見舞いに行くと嘘をついたのがエルにばれてしまい、2人の関係にヒビが入ってしまいます。
マックスに相談に行ったエルは、これをきっかけに彼女と仲良くなり、その日マックスはエルの家に止まることに……。
一方で、食事の約束をしていたジョイスにすっぽかされたホッパーは、ワインボトル片手にやけ酒を飲みながら帰宅。エルがまたマイクといると勘違いして部屋に乗り込むと、隣にいたのがマックス。
マイクじゃないことに機嫌を良くしたホッパーは、ニヤっと笑いソファーにふんずり返って何も気にすることなくワインを楽しみました。
ジョイスにすっぽかされたのも忘れた!?
エルが見たもの
エルとマックスは、男たちの私生活の様子を盗み見ようと、タゲットをロシアンルーレットで決めていました。
ターゲットとなったのは、マックスの義兄ビリー。マックスは「女性と一緒だったらすぐに離れて、キモイから」と忠告シ、エルはいつも通り目隠しをしてビリーを探します。
暗闇の中で最初に見えたのは、ビリーの車です。ライトはついていましたが、ビリーは乗っていません。フロントガラスは割れており、車のトランクは開いたまま……。
女性のもがき声のする方へ行ってみると、そこにはビリーがいました。「怖がるな、すぐ終わる。じっとしてろ」ビリーが女性に言っています。
エルが近づいていくとその気配に気づいたのか、ビリーは立ち上がってエルの方を見たのです。本来、エルがいることは気づくはずがないのになぜ?
これでエルは、ビリーに恐怖を感じたのですがマックスは「ビシーは変なやつだから」と取り合ってくれません。
それでも気になったエルは、マックスと独自で調べてみることにしました。
ジョイスとホッパー
ジョイスは、教師のスコット先生から磁気について話を聞き研究所でまた実験を行っているのではないかと不安になり、ホッパーを訪ねます。
ところが、ホッパーは前夜すっぽかされたことを根に持ち、ジョイスの話に耳を傾けるどころか嫌味タラタラ。
そんな話は全く無視のジョイスは、ホッパーの納屋から懐中電灯と道具を持ち出し、ひとりで研究所を調べに行くというのです。
驚いたホッパーは、「もう終わったこと」だとジョイスを納得させるため、彼女に同行することに……。
研究所の入り口は封鎖されており、人の気配もありません。ジョイスは研究所内で恋人を失ったトラウマもあることから立ち止まってしまいます。
その時、誰もいないはずの研究所から物音が聞こえ、ホッパーはジヨイスをその場に残しひとり奥へと入って行きました。
すると、突然現れた男に暴行を受け、意識が混沌としてしまいます。争うような物音を聞きつけたジョイスがホッパーのところに着いた時には、男はすでにバイクで逃走した後だったのです。
エルとマックス
エルとマックスは、ビリーに何があったのかを知るためビリーの部屋を調べてみました。部屋では何も見つからなかったため、次に浴室に行ってみました。
浴槽には氷の袋が何袋も浮いており、エルはもしや?と危機感を感じましたが、マックスは「ただの氷だよ。筋トレした後に冷やすのかも」と、あくまでも否定します。
するとエルは、洗面台の扉に血がついているのを見つけ、さらにゴミ箱からライフガードが持つウエストポーチと、血痕が付着したホイッスルを発見したのです。
ウエストポーチはプールの監視員が持っているもので、2人はビリーが勤めているプールに行き”忘れ物”としてポーチの所有者を聞いてみました。
ポーチの持ち主はヘザーという女性。ヘザーは無断で仕事を休んでいるとのことで、エルは彼女の行方を捜すため、壁に貼られていたヘザーの写真を持ち出しました。
更衣室に籠り、目隠しをしたエルは正面にある真っ赤なドアを開けて入って行きます。奥に置いてあるバスアブを覗いてみると「助けて!」とヘザーが現れますが一瞬でバスタブに引き込まれていったのです。
ロビンが暗号を解読!
ダスティンとスティーブは、ロシアの陰謀を阻止するため、双眼鏡でショッピングモールを監視し、ロシア人らしき人物を探していました。
そして怪しげな男を発見!後をついていくと、彼はただのダンスのコーチでした(残念)
その一方で、録音された通信の暗号を解いていたロビンは、荷物を届けに来た”LYNX”という宅配サービスの配達員が着用している制服のロゴで閃きます。
配送員が来ていた会社のロゴ”LYNX”はオオヤマネコを意味するもので、更に背中部分には銀色のネコの絵が描かれていたのです。
1話でダスティンが傍受したロシアの通信。
「銀のネコがエサを与える。西で青は黄に会う時。軽く歩くなら中国への旅行はよさそうだ。その週は長い」
銀のネコとは、この会社を意味する暗号だと気づいたのです。さらにロビンは、ショッピングモルの中心部分に立ち、”皇帝パンダ”という中華料理店を見つけます。
次に2階にある靴店から”軽く歩くなら”、青と黄色の時計の針から”西で青は黄に会う時”を解読したのです。
ナンシーとジョナサン
ナンシーは、ドリスコル夫人の件で上司にバカにされたため、証拠を突きつけてやろうとジョナサンと一緒に再び夫人の自宅を訪れました。
その日は大雨が降っていましたが、ドアをノックしましたが夫人は出てきません。こんなお前の日に80歳の夫人が歩いて外出するだろうか?疑問に感じたナンシがドアノブを回してみると、鍵が掛かっていないため中に入っていきました。
夫人を探しても見つからず……。しかし、前日に夫人に案内された地下室のドアが開いていたのです。静かに降りていくとなんと、夫人は地下の奥で肥料をむさぼり食べていたのです。驚いた2人は、すぐ911に通報。夫人は病院に運ばれて治療を受けることになったのです。
怪しげな倉庫
ロビンとスティーブ、ダスティンの3人は、別のビルの屋上から双眼鏡で監視していると、運ばれてきた荷物の箱にパンダの絵が描かれているのを見つけます。
ここでの解読はパンダと靴屋。裏口には武装した男が数人立っており、荷物がどんどん運ばれていきました。
中身は銃か爆弾か、化学兵器か。
大雨の中3人は、ずぶ濡れになりながらも倉庫の内情を探ります。
ヘザーが生きていた!?
ヘザーが何かに巻き込まれたと思ったエルとマックスは、彼女の自宅をい訪れました。鍵を開け緊張しつつ入って行くと、奥のリビングから笑い声が聞こえました。
何と、ヘザーの両親とビリーが食事を楽しんでいたのです。
「マネージャから休みと聞いて心配して見に来た」と言い訳をしつつ様子を伺います。すると、キッチンからクッキーを持ったヘザーが現れたのです。
エルとマックスは、不審に思いながらもその場を一旦引き上げると、その直後にヘザーとビリーが豹変し、両親を捕えました。
さらに、ビリーはゲートを閉じたのがエルだと気づいてしまったのです。そして別の場所では、ウィルがマインド・フレイヤー(巨大な影)の復活を確信していました。
『ストレンジャー・シングス』シーズン3第3話を観た感想
やはりビリーはもう手中に落ちてしまったようですが、今回の敵は前回とは少し違うようです。
今までのマインド・フレイヤーは生贄にような感じで、捕らわれた人間は殺されるというパターンでしたが、今回はあえて生かす方向です。
ある意味、感染させるといった感じですね。しかも、アメーバのように姿を変え、アメーバ同士も合体するみたいでした。
エルの存在はマインド・フレイヤーにとって最大の脅威。ビリーが、エルに気づいてしまったということは、最初の標的はまずエルということになるはずです。
もし、マインド・フレイヤーに操られる人々が増えてしまったら、ホーキンスの町は壊滅的でしょう。
ドリスコル夫人もそのひとりであることも間違いないですね。
とはあれ、彼女は病院に入院しているはず。もしそこで、目覚めてしまったら被害はさらに拡大するに違いありません。
SF感、ホラー感ともにバージョンアップした『ストレンジャー・シングス』まだ視聴していない方は是非、一度ご覧になりゾクゾク~を体験してください。