ラスティ演じるジェイク・ギレンホール インタビュー
役を引き受ける基準とラスティというキャラクターについて
米誌The Hollywood Reporterのインタビューにて、ラスティを演じたジェイク・ギレンホールが「推定無罪」について語りました。そこでギレンホールは、自身が演じる役を引き受ける基準を明かしています。
それは、自分が”ビビる”ような、自分にできるだろうかと思うことに挑戦しているとのこと。実際、2024年の映画「ロードハウス/孤独の街」では割れたガラスの束に手を押し付けるシーンがあり、ギレンホールは黄色ブドウ球菌に感染するリスクを知りながらも撮影に臨みました。
ギレンホールはこうした極端なチャレンジ精神がいつか裏目に出ることも覚悟しているようで、「自分がビビるようなことに挑戦することで、まだ自分について知らないことを自問自答できる」と説明しています。
製作総指揮兼脚本を担当したデビッド・E・ケリーによれば、「ラスティは共感と軽蔑の両方を呼ぶ、深い欠陥のある矛盾したキャラクターだ。」とのことで、それゆえにギレンホールには柔軟な演技を求めました。
ギレンホールはラスティの問題をもう少し率直に表現しており、「ラスティには全てのシーンで”最低だ”と言うべきだ。そして彼は”ごめん”って言うんだ。」と語りました。
ギレンホールのお手本は姉、探究心は両親譲り
ギレンホールには俳優兼監督の姉マギーがおり、多大な影響を受けた姉をお手本にしていると明かしました。マギーは、「DEUCE/ポルノストリート in NY」で製作と主演を務め、俳優として2008年の映画「ダークナイト」やジェフ・ブリッジス主演作「クレイジー・ハート」などに出演しています。
近年は監督業にも進出し、古典映画「フランケンシュタインの花嫁」のリメイク作「The Bride(原題)」で監督を務めました。この作品にはギレンホールもキャストとして参加しており、ギレンホールは未知の世界に挑戦し続ける姉マギーのことを称賛しています。
ギレンホールにとって姉は常にお手本であり、「姉はできる人で、僕が必然的に追い求めているものをお手本として見せてくれる。姉が一歩踏み出して何かをすると、”わお、すごい。よし、僕もやってみよう”と思うんだ。」と姉に絶大な信頼を寄せます。
また、ギレンホールは自身のの探究心は両親譲りだと考えているよう。ギレンホールの父スティーヴンは1990年のドラマ「ツイン・ピークス」や2008年のドラマ「メンタリスト」を手掛けた監督で、母ナオミ・フォナーは2013年の映画「少女が大人に変わる夏」の監督を担当した脚本家兼監督です。
そんなギレンホールの次なる挑戦は、名優デンゼル・ワシントンと共演するシェイクスピアの戯曲「オセロ」。少しのディスレクシア(読字障がい)があるギレンホールにとっては、別の言語を学ぶこと自体が新たな挑戦であり、その挑戦を楽しんでいるようです。
ジェイク・ギレンホール主演のApple TV+「推定無罪」は、現在2話まで配信されており、毎週水曜日(7月24日まで)に新エピソードが配信されます。
本ページの情報は2024年6月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。