【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第1話ネタバレ。
ウィンチェスター兄弟の壮絶な旅を終えるファイナルシーズン。
彼らはこれまで人間の、そして世界のために悪魔や大天使などの伝説とされる生き物と戦ってきました。
そしてついに、ファイナルとなる最終決戦では神と対決することになります。
自分の描く筋書きを兄弟に拒絶された神は、ついに世界を終わらせようと決めたのです。
【スーパーナチュラル】シーズン14のラストをおさらい
シーズン14最終話で、大天使をも殺せる銃を神から受け取ったディーンは、その銃口をジャックに向けました。
しかしジャックは、抵抗するどころか跪いて死を受け入れたのです。
引き金に手を掛けるも、ディーンはどうしても引き金を引くことが出来ずに銃を投げ捨てました。
すると、チャック(神)が慌てて殺すよう命じます。
そこでサムは気づいたのです。
神は、自分たちの人生で遊んでいたと……。
自分の目論見に気づかれた神は本性をさらけ出し、指をひと鳴らししてジャックの命を奪いました。
ディーンとサム、カスティエルは激怒。
しかしそれが神の逆鱗に触れてしまい、神は現実世界を終わらせると決めたのです。
【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第1話ネタバレ
世界崩壊の始まり
神は、地獄の扉を開けて消え去ってしまいました。
地面の割れ目から夥しい数の穢れた魂(悪魔)が溢れ出し、”墓場の下で眠る死体”に憑依してディーンたちに襲い掛かってきます。
3人はジャックの亡骸を抱えて、墓地の敷地内にある建物に一時避難しました。
しかし、数十体にも及ぶ悪魔を相手に生き延びることは不可能。
逃げ出す方法を考えていると、サムが地下から水の流れる音に気づきます。
壁の一部を破壊して脱出しようとしましたが、そこにも憑依された死体が入ってきてしまったのです。
カスティエルが、近くにあったコンクリートを死体に投げつけて退治。
ところが、今度は別の悪魔がジャックの亡骸を器にしてしまったのです。
ジャックに憑依した霊はベルフェゴールと名乗りました。
十字路の悪魔でも地上にいるチンピラ悪魔でもなく、地獄で”魂が来たらいたぶって地獄に送る”仕事をしていたとのこと。
好戦的ではなく、どちらかというと懐っこい悪魔でした。
ベルフェゴールは、穢れた魂を地獄に戻したいと言い、兄弟と利害が一致して手を組むことに……。
でもまずは、その場から出るのが先決。
ベルフェゴールが、墓場の砂とカスティエルの血を使った魔術で憑依した霊を追い出し、ディーンたちは外に出ることが出来ました。
野放しになった霊(魔物)は、あちらこちらで人間を襲い始めていました。
放たれた地獄の魂は20~30億、到底抑えきれる数ではありません。
するとベルフェゴールが、半径1kmに塩の円を作って魔術で悪魔を囲えば時間稼ぎになると提案。
兄弟は彼の提案を受け入れ実行することにしたのです。
すべての悪魔が解き放たれた
まずは、計画を練るために隠れ家に向かった兄弟たち。
しかし、途中で乗り捨てられたかのように止まっている車を発見します。
彼らが降りて車を調べてみると……その惨状には見覚えがありました。
それは”白いドレスの女”が起こした惨劇だったのです。
(白いドレスの女はシーズン1第1話で登場しました)
もし、これまでにディーンやサムを含めハンターたちが狩った魔物がすべて復活していたとすれば、もはや手に負える状態ではありません。
そんな中、悪魔たちはやりたい放題。
ある家ではピエロが母娘を襲っていました。
(このピエロはシーズン2第2話で登場しました)
ベルフェゴールの提案を進めるには、まず魔術の材料が必要でした。
サムはFBIに扮して保安官に偽の情報を流して住民を避難させ、カスティエルもサムに加わります。
ディーンと2代目クラウリー(ディーンがベルフェゴールをそう呼ぶ)は、魔術の材料として大量の塩と人間の心臓を調達しに行きました。
【スーパーナチュラル】シーズン15第1話の結末まで
サムの傷に未知のエネルギーがある
サムとカスティエルは、手分けして住民を避難させていましたが、サムが向かったのはピエロの霊がいる家でした。
母娘はピエロから隠れていたため、サムが到着した時には無事でしたが、ちょっと油断した隙にピエロが現れサムを斬りつけます。
危機一髪の所でカスティエルが塩の弾でピエロを消し去り、斬りつけられたところを治しました。
ところが、サムにはもう1カ所傷がありました。
シーズン14ラストで、神の銃でサムが神を撃った時に負った傷。
カスティエルが傷を治そうとしましたが、傷には未知のエネルギーが宿っているため治すことが出来ないとのことでした。
そんな中、保安官から住民はすべて8km先にある高校に避難させたと連絡がはいりました。
サムとカスティエルは母娘を避難所に、そしてディーンとベルフェゴールは心臓を手に入れるため検視局に向かいます。
しかしそこで男性の悲鳴が聞こえてきました。
ディーンとベルフェゴールが聞きつけて向かった先には、先ほど連絡をくれた保安官の遺体があったのです。
犯人は白いドレスの女でした。
穢れを囲う
ベルフェゴールは、魔術に”新鮮な心臓”を必要としていたので、躊躇なく保安官の心臓を取り出します。
その瞬間、背後から白いドレスの女がディーンに襲い掛かりました。
その一方で、母娘を避難場所まで誘導していたサムとカスティエルの元にもピエロが姿を現したのです。
1匹ならとカスティエルが向かって行こうとすると、後から他の悪魔も次々と現れました。
白いドレスの女はディーンを殴り飛ばすと、今後は矛先をベルフェゴールに向けます。
危ないところでディーンが助けましたが、もはや一刻の猶予もありません。
大量の塩を山積みにし、その上に保安官の心臓を乗せて呪文を唱えます。
呪文が放たれ囲いが完成しましたが、サムたちはまだ囲いの中にいました。
サムは、母娘を囲いの外に出すようカスティエルに指示し、4体の化け物相手に立ち向かおうとしますが、塩弾が無くなり追いかけられる羽目に。
ピエロがナイフを振り下ろした瞬間、サムたちは囲いの外に出ることが出来たのです。
神が言う最終章の意味とは?
サムには、神が最終章と言っていた意味が解りました。
それは世界の終わりを意味すると同時に、神がこの世界から居なくなったことを意味しています。
神は飽きると去る。
まさに今、神はこの世界を捨てたということ。
ディーンがジャックを殺さなかったことに腹を立てたのもあるようですが、神はこの世界に飽きて去ってしまったのです。
ウィンチェスター兄弟は、今まで数え切れないほどの魔物を退治し、世界を終末から救ったこともありました。
しかし、それは全て神の台本通りだったのです。
サムが言うには、神が去ったのはいいことで神がいなければ自分たちだけ。
初めて自分たちだけでやれると言うことでした。
だからこそ、たとえ30億もの魔物が戻って来ているとしても、今度こそ自分たちの手で世界を救おうと考えているのです。
【スーパーナチュラル】シーズン15第1話の感想
ファイナルシーズン初回から、これまでの集大成を見ているような印象を受けました。
これで本当に最後のシーズンになってしまうオーラが立ち込めています。
今まで倒してきた無数の魔物を、今度は自分たちだけで……とい。
ただ、ベルフェゴール曰く地獄の門が開かれたと同時に、天界の檻も開いてしまったようで……。
そうなると、ディーンたちの敵というのは魔物だけではなく、大天使ミカエルという強敵も現れるよう。
これまでにない厳しい状況に置かれると思いますが、彼らの戦いの結末をその目に焼き付けてください。
今回、ベルフェゴールという悪魔が加わりましたが、彼は悪魔と言うより魔術師みたいな感じでした。
そもそも、彼も元人間で大きな石を崇めていた時代に生きていたようです。
今回、彼の協力は大きな成果を上げていましたが、カスティエルからするとジャックの体に憑依しているのがどうしても許せない様子。
新しい器があれば乗り換えるとは言っていたものの、どうなることか。