【スーパーナチュラル】シーズン5(ファイナル)第14話ネタバレと解説。アマラ問題も未解決、世界が失われつつある中、ジャックは良心の呵責に苛まれ……。一方で、サムとディーンは偶然にも隠れ家に隠された秘密を知る。
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13話までの流れ
サムとディーンたちは、地獄から解放された邪悪な魂を戻すべくカスティエルやロウィーナ、ケッチらと、あらゆる手を尽くし魂を地獄へと戻した。
しかし、この一件でケッチが死亡しロウィーナも犠牲となって地獄に堕ちてしまう。
その後、サムとディーン、カスティエルはいつものように不可解な事件を解決しながら、チャックに勝つ方法を探り”シスター・ジョー”に辿り着く。
ジョーから、ルビーが”オカルタム”の隠し場所を知っていると情報を得たカスティエルは、ルビーに会いに地獄へ行った。
オカルタムの情報を得たサムとディーンは、カスティエルとジャックと共に隠し場所に向かう。
隠し場所は、町から離れた場所にある教会だった。
ところが、そこにはルビーが”防犯”として仕掛けていた「地獄の猟犬」が待ち受けていたのだ。
4人は、番犬を交わしながら教会の中に飛び込み、サムがドアを死守している間にオカルタムに繋がるキーを見つける。
キーにはエノク語で「オカルタムに入るには、オカルタムを自らの中に」と書かれていた。
ディーンは、ジョーやルビーのことは信用できないと反対したが、ジャックは「自らの中に」と書かれているのを真に受けて、キーを飲み込んでしまう。
その直後、光をと共にジャックは消えてしまった。
ジャックが目を覚ましたのは、”人間が誕生したガーデン(エデンの園)”だった。
すると、ジャックに異変が起こる。
これまで自分が犯した様々な出来事が、ジャックの頭の中に一気に流れ込んだのだ。
ジャックはショックで倒れ込んだまま、光と共にサムやディーンの元に戻って来た。
4人はアジトに戻ったが、どうもジャックの様子がおかしい。
実は、ジャックの魂が戻っていたのだ。
魂が無かったとはいえ、サムとディーンの母メアリーを殺したこと、数々の悲劇を起こしてしまったことを深く後悔していた。
【スーパーナチュラル】シーズン15第14話あらすじ
チャックが銀河を壊し始めたのが原因で、秘密の隠れ家にも支障が起こり始め、さらに未解決となっているアマラ問題に対応するためキャスがアマラを探しに出ていた。
そんな中、隠れ家の空調が故障する。
サムとディーンは、空調を修理するため地下に行く。
機械が膨大で、どこに手を付けていいかわからない。
するとディーンは、サムが止める前にリセット&スタンバイスイッチを押してしまった。
だが、リセットは無事に働き調理も可能になる。
ところが、ディーンが特性バーガーを食べようとしたところ、ディーンの下着をたたんでいる女性の姿が……。
彼女は、本名こそ人間に発音できない名だが、人間には「バタース夫人」と呼ばれていたそう。
人間には?
そう、彼女は秘密の隠れ家で賢人たちの料理や掃除などを担当(ヘルパー)していた森の精だったのだ。
【スーパーナチュラル】ファイナル14話「Last Holiday」ネタバレ
バタース夫人
サムとディーンは、バタース夫人に出て行ってほしいと頼んだが、彼女は「ここは自分の家で、戦前から賢人に尽くしてきた」と主張。
彼女は、今自分がいる時代を1958年と勘違いしていたようだ。
サムとディーンが「今は2020年で、賢人たちはアドバンという悪魔に殺害された」と伝えると、バタース夫人の顔から笑顔が消え動揺した。
*回想シーン
バタース夫人が、かつて賢人のヘルパーをしていたある日。
賢人たちが儀式に出かけている間、バタース夫人は留守を頼まれたが誰も戻らなかった。
そこでバタース夫人は、隠れ家を守るために”自分も一緒にスタンバイモード”にしたと言うのだ。
スタンバイモードと共にバタース夫人は緑色の煙となり、機械に吸収された。
*回想シーン終わり
そして、スタンバイモードを発動させると姿を現すという仕組みになっていたようだ。
賢人たちが戻った時にスイッチを押すはずだと考えていたが、実に60年以上もの間スタンバイ状態に置かれていた。
今回、空調の不調でディーンがスイッチを押したため、彼女は姿を現したのだ。
ただ、スタンバイモードになっていたことから、隠れ家はこれまでフル稼働していなかった。
彼女が指を鳴らすと隠れ家はこれまで以上のクオリティを発揮する。
まずは、アラームが鳴りだした。
夫人によると、その音は怪物が現れると知らせてくれる「モンスターレーダーのアラーム」だと言う。
比較的、近場(といっても数十キロ先のアジトも感知した)のモンスターを探知するようで、地図にもライトが点滅する仕組みになっている。
さらに、赤はヴァンパイアのアジトを示すなどモンスターが色分けされているらしい。
彼女は信用できるのかどうか、心配するサムに反しディーンはポジティブに考えた。
ヴァンパイアのアジトが本当にあれば彼女を信用するが、もし何かあれば「対処する」ことにし、とりあえず2人は地図が示した場所に向かった。
アジトは本当に存在し、サムとディーンはこれまでのように苦労してモンスターを狩ることがなくなった。
地図が示す場所に行きモンスターを退治して帰ると、隠れ家にはバタース夫人の美味しい手料理がある、という日々が続き、祝日やイベントも祝うほどの余裕が出来た。
また、部屋に引きこもっていたジャックも元気を取り戻し、バタース夫人の作る”スムージー”をお代わりするほど気に入っていた。
バタース夫人の正体
狩りに行くときにはサンドイッチのお弁当を、仕事を終えて戻ると手作り料理が待っている。
サムとディーン、ジャックは満足な日々を送っていた。
そんなある日、ジャックはバタース夫人が引き出しの中にある封筒を見ているのを目撃する。
不審に思ったジャックは、スムージーのお代わりを頼みバタース夫人がその場を去った時に封筒の中身を確認した。
封筒の中には、バタース夫人に関する極秘書類と8mmテープが入っていた。
ジャックが8mmテープを再生してみると、そこには賢人カスバート・シンクレアによるバタース夫人の記録が収録されていた。
記録によると、バタース夫人は森の精で間違いないが普通の森の精とは違った。
- 賢人はトゥーレの研究所からバタース夫人を回収した。
- 彼女は賢人に回収されるまで200人の兵士を殺害。
- 本来、森の精は従順だが家族が脅威にさらされると豹変する。
- そこで賢人は、バタース夫人に賢人の重要性を教え、仲間に入れることを試みた。
任務遂行と安全のために。
さらに、賢人は捕まえて不要になったドイツ兵をバタース夫人に殺害するよう命じると、バタース夫人は躊躇することなくドイツ兵の首をもぎ取り微笑んだのだ。
ジャックは、サムとディーンに知らせようとしたがサムはデートに行き、ディーンは夫人が直したというテレビに喜び完全に油断しきっていた。
そこでジャックは単独でバタース夫人に「正体を知っている」と伝える。
ところが、実は夫人はわざとジャックに書類が見つかるようにしていたと告白。
また、ジャックに飲ませていたスムージーは”彼の力を奪うため”のものだったと話し、ジャックに手錠をかけ悪魔封じの部屋に拘束したのだ。
夫人はジャックが危険だと認識していたが、サムとディーンの手前大丈夫なフリをしていた。
彼女の目的は、すべてのモンスターを退治することと、隠れ家を守るためだった。
【スーパーナチュラル】ファイナル14話の結末
バタース夫人は暴走し、ジャックを殺すようナイフを手渡した。
しかし、ディーンにジャックの拘束を解こうと説得されると”洗脳された”としてディーンも拘束する。
さらに、デートから帰って来たサムにディーンとジャックの事を話し、2人を殺すよう促したサムが拒んだため椅子に拘束して爪を剥ぎ取って拷問した。
ディーンとジャックは、夫人から渡されたナイフのパワーを利用してドアを破壊し、サムの元へと急いだ。
サムの拘束を解き、3人で夫人に立ち向かうが魔法で蹴散らされてしまう。
夫人はさらに暴走し、3人を殺害しようとしたがサムは「ジャックが居なくなると自分たちが悲しむこと」、ディーンは「ジャックは世界を救える」と説得を続ける。
最後に、夫人がかつて賢人に言われた「森に帰れないのは怪物がいるからだ」というのは嘘を吹き込まれたのだと伝えると彼女は攻撃を止めた。
その後、夫人は森に戻っていった。
ただ、彼女が去った後、隠れ家はまたスタンバイモードに戻ってしまった。
こうして3人に戻ったサムとディーンとジャック。
ディーンは、エプロンを掛けてジャックの誕生日を祝うケーキを手作りして祝った。
【スーパーナチュラル】ファイナル14話「Last Holiday」の感想
チャックが世界を壊し始めているという雰囲気は感じられず、嵐の前の静けさという感じでした。
バタース夫人の存在は不思議で、初めはサムやディーンにも悪影響があるのかと思っていましたが、意外にも違う形で危険な存在でした。
今回は、3人と妖精以外(ちょっとだけヴァンパイア)のキャラクターが登場しませんでしたが、「Last Holiday」のタイトル通り最後の休日を楽しんだサムとディーン。
今後は、世界を救うために忙しい日々を送ることになりそうです。
その前にクリスマスやハロウィーン、誕生日祝いといったイベントでささやかな休息を取ることができました。
少しの間、手作り料理も堪能できたので、これからが本番と言うところでしょう。