【スーパーナチュラル】シーズン15(ファイナル)第15話ネタバレと解説。サムとディーンはアマラの存在を追い、カスティエルとジャックはミズーリ州で発生した殺人事件を調査。実は、今回別々に行動したのには、ディーンとジャックそれぞれに秘密があったからだった。
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【スーパーナチュラル】ファイナル第15話あらすじ
サムとディーンは、その日に怪しい事件が無いかを調査していた。
サムは、ミズーリ州にある町の路地でコナーという青年が遺体で発見されたという事件を見つけたが怪しさは薄いと考えており、ディーンはアトランティックで原因不明の停電が発生している一件をアマラが現れたのではいかと考えていた。
確実な情報はないがアマラを探すことは必要不可欠だと、ディーンはアマラがいる可能性を掛けてアトランティックまで足を運ぼうと提案した。
そこにカスティエル(以下:キャス)が戻って来る。
キャスはアトランタに一緒に行くと言ったが、ディーンはサムが見つけた事件に興味を持っていたジャックとミズーリ州に行って事件を調べるよう頼んだ。
久しぶりの”捜査”にジャックはウキウキだったが、キャスはアマラかもしれない停電の調査を逃しヘコミ気味になる。
こうして、アトランティックとミズーリ州での同時調査へと進んでいく。
【スーパーナチュラル】ファイナル15話ネタバレ
ミズーリ州の事件
ミズーリ州に到着したジャックとキャスは、あらかじめ連絡しておいた女性保安官と事件現場で待ち合わせした。
2人は保安官に挨拶すると同時に、鳥の骨が入った小袋はなかったか?硫黄の匂いはしなかったか?冷気を感じたか?と、質問をぶつけていく。
保安官は、不思議そうな顔をしながらも「どれもないけど、被害者の体にウソつきと言う文字が刻まれていた」という。
手口は残忍で、手の指が切断されノドに押し込まれていたとのこと。
さらに、現場にはスピーカーが内蔵されている”おしゃべりクマさん”のぬいぐるみが落ちており、別の場所にも同じものがあったと言い、路地を映した監視映像を2人に見せた。
映像には、青年の遺体のそばにいる仮面をつけた人物が映っていた。
あまりにも残虐な事件性から、ジャックとキャスは悪魔の仕業ではないかと疑いを掛ける。
その日の夜、2人は悪魔の仕業かどうかを確かめるため十字路に行った。
キャスは悪魔を呼び出している間、ジャックはネットでコナーについて検索する。
そこにザックと名乗る悪魔が現れた。
ザックによると、「コナーの事件は悪魔は無関係で、そもそも女王の方針で人間は人間界で終わる、悪魔はもう契約をしない」とのことだった。
「犯人が悪魔ではないなら調べる必要はないから隠れ家に戻って2人を待つしかない」
ジャックが寂しそうに言うと、キャスは首を横に振り捜査を手伝うと話した。
第2の事件
同日夜。
コナーと同じ教団で働くバレリーという女性が、施設の戸締りをしていた。
しかし、金に目がくらみ献金箱から現金を抜き取ってポケットに入れてしまう。
彼女が外に出ると「バレリー」と呼ぶ声が聞こえた。
バレリーが振り返った瞬間、仮面をつけた人物が目の前に現れる。
*
警察からキャスに、バレリーが失踪したという連絡が入っていた。
キャスはサムとディーンに連絡を取り「ジャックを信者に、キャスは捜査官に」というアドバイスを受け潜入捜査をすることに。
ジャックは教団に入会し、キャスは牧師と話しバレリーが失踪したことを伝えた。
その頃、バレリーは指の切断に使われると思われる器具を装着され、椅子に縛り付けられていた。
壁には「強欲」を書かれており彼女が盗んだ札が置かれ、目の前にあるモニターから「THIEF(泥棒)、THIEF、THIEF……」という文字が流れ続ける。
その瞬間、指が1本切断された。
と同時に、モニターに「03:00:00」と時間が映し出された。
バレリーは泣き叫んで助けを求めるも、時間は刻一刻と刻まれていく。
*
ジャックは教団の一員に迎えられ、キャスは牧師から、最近違う信仰に乗り換え教団を止めたルディという人物がいることを聞いた。
ルディとは友好的に別れたと牧師は言っていたが、キャスとジャックはルディの家を捜索し、部屋の壁に”色欲”と書かれ壁があったこと、ベッドに両手を手錠を掛けられたルディの変死体があったことから「友好的に別れた」は嘘だったと確信した。
サムとディーン
ディーンは、自分たちの計画をキャスにもジャックにも内緒にして動いていた。
サムは、計画を話し合った方がいいと提案するが、ディーンはまだ話すつもりはなかった。
彼らの計画は、アマラを騙して死に追いやること。
ディーンは、自分たちの宿命から”犠牲が出る”ことが分かっていた。
ただ、今回犠牲になるのは自分たちではないとディーンは笑みを浮かべる。
*
アトランティックまであと4時間ほどという場所にあるガスリンスタンドで、燃料を補給している所にアマラが現れた。
3人は近くにあるダイニングに入る。
ディーンはアマラにチャックを騙す計画を持ち掛けたが、アマラはチャックと自分は双子。
それぞれが光と闇でバランスを取りこの世界が生まれた、チャックを苦しめれば自分ももだえ苦しむと協力を拒否した。
サムとディーンは諦めて隠れ家に戻ろうとしたが、あることが気になったディーンはアマラに尋ねた。
「なぜ母を戻した?俺に何か教えたかったんだろ?その後を見ていたか?母は死んだ。お前の試みはハッピーエンドにならなかった。」
アマラはディーンに何を見せたかったのか?アマラが重い口を開く。
1、メアリーの本当の姿を見せることで、ディーンに自分の人生を認めさせたかった。
2、ディーンから怒りの炎を消すこと。
アマラの言葉を聞いたディーンは、彼女もまたチャックと同じでゲームを楽しんでいるとと批難した上で、チャックに大事に思われていると思うことこそが幻想だと叩きつける。
そして、ディーンはアマラを傷つけないと約束すると、アマラはディーンへの協力を考えてみると約束した。
【スーパーナチュラル】ファイナル15話の結末
コナー殺害とバレリーやルディの事件の犯人は、牧師の娘シルビアであることが判明した。
彼女は、信者が神ではなく父である牧師を信じていることに納得いかなかったのだ。
病気の母を見殺しにしたのは父親だと思ってたが、実際は彼女の母は病院に行くより神を信じると自ら治療を拒否していたのだ。
その後、シルビアは逮捕されキャスは切断されたバレリーの指を治すと、牧師に天使であることを伝え帰路に着いた。
ところが、安心したのも束の間。
車の中でジャックから思わぬ真実を告げられる。
「僕がチャックとアマラを殺せば僕も死ぬ」
実は、ジャックはビリー(死神)の魔術で爆弾となっており、ジャックが爆発すればチャックとアマラの存在は消えてなくなくなるが自分も死ぬと言うのだ。
さらに、この事はサムとディーンに内緒にしてほしいとキャスに伝える。
ジャックは、自分が許されるためにはそうするしか方法はないと考えていた。
キャスは納得できない様子だったが、ジャックは「決めるのは僕だ」と決心は固かった。
*
サムとディーン、ジャックとキャスはそれぞれ隠れ家に戻った。
しかし、ジャックの最悪の計画を阻止したかったキャスは、「戻れない場合に備えて」ディーンにあることを伝えようとする……。
【スーパーナチュラル】ファイナル15話の感想
15話では比較的「スパナチュ」らしい展開になっていましたが、事件は意外にも人間が起こしたものでした。
女王からの指示とは言え悪魔がおとなし過ぎるので、もう少しスーパーナチュラルな存在があればいいと思うのですが、対チャックなのでそれどころではないのかも。
ただ、シルビアを連行したのはキャスが呼び出した十字路の悪魔でした。
暇すぎて警官に化けているのか、それとも何か企んでいるのか……。
ささやかな期待と盛り上がりです。
さらに、アマラがディーンの提案を受け入れるかも?という事態ですが、その計画を進めればジャックを失ってしまう。
サムとディーン、ジャックとキャスそれぞれがお互いに秘密がある。
この秘密が吉と出るか凶と出るか!?
そして、キャスが「戻れない場合に備えて」と言うのは、チャックに会うつもりなのか、もしかして虚無ということも!?
次回をお楽しみに!