【生存者たち】シーズン2ネタバレと感想。ウィルスの正体が明らかになるも、まさかの結末!?

サスペンス
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【生存者たち】シーズン2ネタバレ。アビーの仲間たちは、謎の集団に捕らわれた彼女を必死で捜索していました。そんな中、ピンチを生き延びてきた仲間の中から遂に犠牲者が出ることに。果たして人々が助かる道は見つかるのか。

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【SURVIVORS生存者たち】あらすじ

アビーは連れ去られた先の研究所で、ワクチンを開発するための研究材料とされていました。

その一方で、残された仲間たちは胸に深刻な傷を負ったグレッグを助けるべく、アニャとアルが薬や器具を探しに病院へ向かいます。

しかし、必要な物資を見つけ出したものの、遺体処理のため燃やされた院内から脱出できずに生き埋めとなってしまうアニャとアル。

2人の帰りが遅い事を心配して病院へ向かったトムたちは、崩れ落ちている病院を前に言葉を失います。

必死でがれきの撤去を行うも、重機などがない中での作業は進まず時間だけが過ぎていきました。

そんな中、サラが重機の所有者と交渉して機具を借りてきます。

サラの行動により、アニャとアルをなんとか助け出すことができました。

アビーを拉致した研究者たちは、アビーの血液が人々を助ける抗血清となることを発見し、アビーの血液からワクチンを作り出そうとします。

ところが、発症から時間が経ち過ぎていたことから、研究者たちは血液中の抗体を増やすためにアビーを再度感染させるという残酷な手段を使ったのです。

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【SURVIVORS生存者たち】シーズン2見どころと解説

謎の研究施設

アビーを拉致した研究施設を取りまとめているウィテカー

ウィテカーは、万能ワクチンを作る研究チームに参加していましたが、中国で通常の伝染病のウィルスが突然変異するという事態が発生。

状況をいち早く把握し、非常事態になった時の対応を準備していたウィテカーらは、すぐさま隔離棟に入っていたため、免疫がなくても感染せずに生き延びられていたのです。

ワクチン開発に向けてようやく見つけた希望の光アビー。

変異しつづける謎のウィルスを止めるには、アビーを使ってワクチンを作り出す他に策はないのです。

今まだ生き延びている人間たちも、再度感染すれば免疫をもつものは更に少なくなり、人類が完全に滅びるかもしれません。

アビーも、人類滅亡の危機を救うべく協力に応じていましたが、過酷な実験は彼女の体力を奪っていったのです。

その後、アビーはウィテカーの妻によって施設からの脱出に成功。

ウィテカーは、自分も他の研究者と同じく妻と子供を失ったと偽り、実は妻子を密かに秘密の部屋に隔離していたのです。

夫に嘘をつかれ、世界で起こっていることを何も知らずに暗い部屋で子どもと2人、何カ月も閉じ込められていたジル。

真実を知ったジルが起こした行動は間違っていなかったはず。

しかし、そのことで研究所もジル自身も大きな代償を払う結果となってしまいました。

仲間を助けるサラ

アビーたちのグループに、途中から合流することになったサラ

容姿を武器に他力本願で生きてきたサラは、シーズン1では、あまり役に立つ活躍もなく人に頼って生き延びている感じでした。

しかし、今シーズンになると少し違ってきます。

アルやアニャを助けるために自分が何ができるかを考え、女である自分が重機所有者の男性の元へ交渉へ行くのはどうかと提案。

「ここでは役立たずだから行け。」と、トムから冷たく言われるも、何も言い返さずに所有者男性の元へ向かいました。

トムとサラは一度はベッドを共にした仲。

それなのに、この仕打ちはあまりにも酷すぎるものでした。

第一線に立って人助けしたりして存在感を示すアニャと比べて、おとなしめな存在なサラ。

サラ自身も、何のとりえもないと思っているようですが、実はみんなの事を考え行動できる心優しい一面を持っています。

結局、重機所有者の男にも自分の体を捧げるという犠牲を払いました。

アビーたちに出会う前も、スーパー所有の男に体と引き換えに面倒を見てもらっていたりして、簡単に誰とでも寝る女だという印象を与えてしまいますが、そうではありません。

アニャたちを助けるためとは言え、この行動はサラの心に深い傷を残していたのです。

アルによってサラの心が救われていきますが、幸せはそう長くは続きませんでした。

ウィルス変異によって発症した感染者と接触したことで、サラも発症してしまったのです。

淡々と事態を受け止め、自分のやるべきことをやりとげたサラ。

彼女は他の誰にも病気を移すことなく、命の終わりを迎えたのです。

謎のハガキ

PSJ製薬から送られていた謎のハガキ

”望みを捨てるな”と書かれたそのハガキを、パンデミックが起こる前にグレッグも受け取っていました。

グレッグは、ハガキのメッセージと共に書かれていた数字は座標であると解読します。

ピーターを連れて逃げたウィテカーを追って、座標で記されていた場所の飛行場へ向かいました。

ウィテカーを迎えに飛行機に現れたのはPSJ製薬のランドリーという男。

彼によって、色々なことが明らかになりました。

グレッグに送られたハガキは、新しい世界を築くのに必要な能力を持った人たちを選別して送っていたハガキだったのです。

そのハガキを受け取った人たちは、ウィルスが蔓延する前に指示された日に飛行場へ集まり、安全な場所へ避難していました。

激しい銃撃戦の末、アビーはピーターを取り戻したものの、ランドリーはワクチンを持って飛行機で離陸。

飛行機が去ると、みんなはトムの姿が見えない事に気づき、一斉に探し始めるも彼が隠れていたのは思いもよらない所でした。

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【SURVIVORS生存者たち】シーズン2の感想

シーズン1に続き、生き残るための様々な人間模様が見えました。

主要キャラがみんな助かっていく中、サラが亡くなってしまったのはとても残念でなりません。

今まで人に頼って生きてきたサラが1人で死に向かうシーンは、残されたアルの気持ちも重なり、涙なくしては見れませんでした。

アビーがようやくピーターと再会できたのは喜ばしいことでしたが、事態は全く収まっていません

ところがショックなことに、このドラマは今シーズンで打ち切りとなっているのです。

視聴率低迷が理由のようですが、正直、世界が元に戻っていくところまで見たかったという思いが強くてたまりません。

世界を立て直すのに必要な人材を確保していると言っていたランドリーが、ワクチンを持って戻っていったので、そこから世界を立て直してくれるのだろうと希望を持って想像するしかありません。

しかし、トムが飛行機に忍び込んでいる場面がラストシーンだったので、到着後にランドリーのいう”楽園”を荒らさないことを願います。

記事内画像:公式サイト

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