「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン1第1話ネタバレあらすじ。アメフトをこよなく愛す中年男性ジョーは、愛犬ギリガンと共に穏やかな生活を送っています。
そんなある日、ギリガンはジョーに代わってウォーカーに襲われ、希望を失ったジョーは理解者を求め、かつてのチャット相手を探す旅に出ます。ジョーは望み通りチャット相手と会うことができましたが、その女性には思わぬ裏の顔がありました。
「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」ストーリー
本作は初登場の人物が中心の6つのストーリーから構成されるスピンオフ作品ですが、そのうちの1話はTWD本編の後半戦に登場する、あるキャラクターの前日譚となっています。
また、終末世界のアメリカで人間たちがぶつかりながら成長していく、TWD本編のドラマ要素を踏襲しつつも、某映画のパロディがみられるコメディタッチから、タイムリープが登場するSF的展開、フィルム・ノワールのような殺伐としたタッチまで、多種多様な描かれ方でそれぞれのエピソードが展開する点が見どころです。
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「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」第1話のキャスト
ジョー役/テリー・クルーズ
役どころ:アメフトをこよなく愛す中年男性。愛犬ギリガンと共に終末世界を生き抜いてきましたが、ギリガンの死を機にかつてのチャット相手に会いに行くことを決意します。
俳優について:テリー・クルーズはアメリカ出身の俳優で、元アメリカンフットボール選手でもあります。1991年から1997年まではアメリカンフットボール選手として活動し、その後は俳優に転身しました。
イーヴィー役/オリヴィア・マン
俳優情報
- 英語表記:Olivia Munn
- 出身:アメリカ/オクラホマ州
- 生年月日:1980-07-03
- SNS:Instagram、Twitter
- 出演作
- New Girl / ダサかわ女子と三銃士
- X-MEN:アポカリプス
- ザ・プレデター
役どころ:排水を利用した温室で野菜を育てるなど、オーガニックにこだわる女性。一見すると小柄で華奢な女性ですが、ブラジルの格闘技を習得しており、腕っぷしは強いです。
俳優について:オリヴィア・マンは、アメリカ出身の女優、コメディアン、モデル、テレビパーソナリティ、作家です。母方は中国系、父方はドイツ系とアイルランド系と複数のルーツを持っており、大学卒業後は女優を志してロサンゼルスに拠点を移しました。最初はFOXスポーツネットにインターンとして入り、大学フットボールと女子バスケのレポーターをしていました。
サンドラ役/ケルスティ・ブライアン
役どころ:”怖がり娘”という名前で、ジョーとチャットをしていた女性。ジョーとは共通点が多く、ジョー同様に昔から終末世界に備えていました。
俳優について:アメリカ出身の女優、監督、作家のケルスティ・ブライアンは、医師の両親の元に生まれ、幼い頃から演技に興味を持ち始めました。主に、「ハスラーズ」や「FBI: Most Wanted 〜指名手配特捜班〜」で知られています。
第1話ネタバレ
愛犬の死
中年の黒人男性のジョー(テリー・クルーズ)はアメフトが大好きで、ドーベルマンのギリガンと共に暮らしています。毎日ジョーは録画したアメフトの試合をギリガンと一緒に観たり、数独や筋トレをして過ごしていました。
そんなある日、ギリガンがお漏らしをしてしまい、ジョーは残りのおしっこをさせにギリガンと外へ出ます。そこでジョーたちはウォーカーの群れに遭遇し、ギリガンは身を挺してジョーを守ったことで亡くなってしまいました。
唯一の家族を失ったジョーは、悲しみに暮れます。しばらくは絶望して生活を送っていたジョーでしたが、ふとかつてのチャット相手のことを思い出しました。
その相手は”怖がり娘”という名前の女性で、2人は実際に会おうという話までしていました。ジョーは唯一の理解者を求め、怖がり娘に会いに行くことにします。
新たな出会い
怖がり娘とのチャットのやり取りを紙に起こしていたジョーは、過去のやり取りから怖がり娘の居場所にある程度の目星をつけ、バイクを走らせます。順調だったのも束の間、ジョーは道路に敷かれたスパイクに気づかず、タイヤがパンクしてしまいました。
仕方なくジョーはバイクを降りて辺りを散策します。ところが、今度は足元に隠された罠にかかり、ジョーは網の中で動けなくなってしまいました。
そこに現れたのはハサミを持った若い女性で、ジョーを自分の家へと招き入れました。その女性は自分を目的地に連れて行ってくれる人を探していたようで、ジョーの事情はそっちのけでこれからの予定を話し始めます。
銃を持つ女性を相手にジョーは成す術もなく、女性を乗せてバイクを走らせることになりました。最初こそ互いに警戒していたものの、ジョーと女性はウォーカーの群れを撃退する際に背中を守り合ったことを機に少しずつ心を開いていきます。
女性はイーヴィー(オリヴィア・マン)という名前で、終末前に別れた旦那に会いに行こうとしていました。しかもその目的地はジョーの目的地と程近いうえ、元々イーヴィーはその辺りに住んでいたことから怖がり娘の家を特定してみせました。
こうしてすっかり仲良くなったジョーとイーヴィーの仲を切り裂く事件が発生します。イーヴィーがジョーを呼び戻した隙に、ジョーのバイクが盗まれてしまったのです。
しかもバイクにはジョーたちの全ての荷物の載せられており、残されたのはバイクの代わりに置かれた小ヤギだけでした。ジョーはイーヴィーを責め、1人で怖がり娘の家を目指します。
怖がり娘の正体
ジョーはイーヴィーと別れ、1人でかつてのチャット相手”怖がり娘”の家へとやって来ました。わらわらとウォーカーに群がられながらも、ジョーは必死に怖がり娘の家の防犯カメラに向かって存在をアピールし続けます。
すると、地下のシェルターへと続く入口のドアが開き、ジョーは中に入りました。そこにはジョーのチャット相手の怖がり娘ことサンドラ(ケルスティ・ブライアン)を名乗る女性がおり、ジョーを出迎えます。
ジョーは怖がり娘と実際に会うことができ、完全に有頂天です。しかしサンドラから出されたお菓子を食べたことで、事態は一変します。
実はそのお菓子は大麻を入れて作られたエディブルであり、ジョーはボーッとしてきてしまいました。お風呂に入ると言って戻ってきたサンドラは、「バットマン」に登場するヴィランのハーレイ・クイーンのような化粧を施しており、ジョーにここへ来た目的を尋ねます。
ジョーはサンドラに会うためだと答えますが、サンドラは「そんなの信じないわよ!」と声を荒らげ、ジョーの首をナイフで切りつけました。サンドラはウォーカーだらけの荒廃した世界となってから家目当ての者が訪ねてくるようになったことで、家を守るためなら手段を選ばぬようになっていたのです。
壁には貰ったという腕時計がいくつも飾られており、それはサンドラが殺害してきた者たちの数を表していました。サンドラは出刃包丁のような刃物を手に、両手を拘束したジョーに襲い掛かります。
直ちに危険を察知したジョーは必死に応戦しますが、いくら筋肉隆々なジョーであっても高容量のエディブルが効いてきては思うように動けません。
結末
ジョーは逃げ込んだ部屋で倒れ込んでしまい、絶体絶命のピンチに陥ります。するとその時、シェルター内にセキュリティの音が鳴り響き、外の防犯カメラにはイーヴィーの姿が映っていました。
サンドラはジョーが仲間と共に家を乗っ取りにきたと勘違いして怒り狂いながらも化粧を落として平然を装い、イーヴィーを迎え入れます。サンドラは親切な人のふりをしてイーヴィーにもエディブルを振る舞って、チャンスを伺います。
ところが、イーヴィーにはジョーのようにエディブルが効いていないどころか、そのお菓子がエディブルだということを見抜かれてしまいました。追い詰められたサンドラは隠し持っていた出刃包丁のような刃物を振り回し、イーヴィーに襲い掛かります。
しかし格闘技を嗜むイーヴィー相手にサンドラが敵うはずもなく、イーヴィーはサンドラを怯ませてジョーを救いました。
その後、サンドラは槍を手に猛突進してきたところをジョーに迎え撃たれました。サンドラの家から命からがら脱出したジョーとイーヴィーは、共にこの世界を生き抜くことを誓い合います。
「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」第1話の感想
ジョーが愛犬のギリガンの死に心を痛めて弱っていく姿は痛々しく、胸に迫るものがありました。
とはいえ、その後のジョーとイーヴィーのやり取りや”怖がり娘”ことサンドラのキャラクターは面白いので、コメディ好きにもおすすめです。
中でもサンドラのキャラは最高で、なぜ殺しモードに入る前にわざわざ厚化粧をするのかなどツッコミどころも多く、思わず声を上げて笑ってしまいました。
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