「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン1第4話ネタバレあらすじ。ウォーカーの出現は世界を変え、今やウォーカーが捕食者のトップに君臨していました。
新たな脅威に晒された人間はウォーカーを隔離し、中には危険を承知で研究を行う者もいます。独自にウォーカーの研究を行うエヴェレット博士はひょんなことから1人の女性に出会いますが、彼女との出会いこそ悲劇の始まりでした。
「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」ストーリー
本作は初登場の人物が中心の6つのストーリーから構成されるスピンオフ作品ですが、そのうちの1話はTWD本編の後半戦に登場する、あるキャラクターの前日譚となっています。
また、終末世界のアメリカで人間たちがぶつかりながら成長していく、TWD本編のドラマ要素を踏襲しつつも、某映画のパロディがみられるコメディタッチから、タイムリープが登場するSF的展開、フィルム・ノワールのような殺伐としたタッチまで、多種多様な描かれ方でそれぞれのエピソードが展開する点が見どころです。
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第4話の登場人物
エヴァレット博士役/アンソニー・エドワーズ
役どころ:ウォーカーの研究者。”死の区域“で捕食者のトップに立ったウォーカーの研究をしており、自然の摂理を何よりも大事にしています。
俳優について:アンソニー・エドワーズはアメリカ出身の俳優、監督、プロデューサーで、12歳から地元の劇団に参加して数々の舞台に立ちました。「ER緊急救命室」ではDr.マーク・グリーン役を演じ、ゴールデングローブ賞と映画俳優組合賞を6回受賞、プライムタイム・エミー賞に4回連続ノミネートされています。
主に、「トップガン」のグース役で知られており、妻はアメリカの女優メア・ウィニンガムです。
エイミー役/ポリー・リュー
俳優情報
- 英語表記:Poppy Liu
- 出身:中国/西安市
- 生年月日:1992年
- SNS:Instagram、Twitter、TikTok、公式サイト
- 出演作
- ベター・コール・ソウル
- アフターパーティー
- メル・ブルックス/珍説世界史PARTII
役どころ:淵の外の生活に疲れ、死の区域内で穏やかに暮らせる場所を仲間たちと探しています。ウォーカーの襲撃で仲間とはぐれたところを、エヴァレット博士に救われます。
俳優について:ポピー・リューは中国系アメリカ人の女優、活動家、詩人で、2歳の時に家族でアメリカのミネソタ州に移住しました。大学で女性学と演劇を学び、2018年から女優としての活動をスタートさせました。
第4話ネタバレ
ホモ・モルタス
ウォーカーの出現で世界は変わり、脅威的な自然再生を遂げていました。中でも、深さ12メートル、幅200メートルの人口溝で囲まれた外周数百キロの区域内は、生態系が最も豊かだった時代に匹敵するまでに復活していました。
その自然再生を促したものこそがウォーカーであり、今やウォーカーが捕食者のトップに立っています。それもそのはず。ウォーカーは単独でも群れでも狩りができ、睡眠も必要としないからです。
しかも区域内の生き物たちは”人間”という脅威がなくなったことで、かつてよりも5〜10%も成長するようになっていました。反対に新たな脅威に晒された人間は、人里離れた荒れ地をウォーカーたちに与え、”死の区域“と名付けました。
通常、死の区域に住む人間などいませんが、ウォーカーの研究をするエヴェレット博士(アンソニー・エドワーズ)は別です。彼は長年1人でウォーカーの研究をしており、ウォーカーに”ホモ・モルタス”という学名をつけ、ウォーカーの行動パターンなどを研究し続けています。
数体のウォーカーには目印や発信機をつけて行動をチェックしており、その中でも発信機をつけた標本21はホモ・モルタスの理解を深めさせてくれる大切な存在でした。
エヴェレット博士が最も大事にするのは自然の摂理で、弱者に厳しい食物連鎖は美しい自然の本質だと考えています。そのためエヴェレット博士はあくまで観察するだけで、例え動物がウォーカーに捕食されていても手出しはしません。
スカル・ハンター
捕食者のトップに立つホモ・モルタスの脅威は、スカル・ハンターです。スカル・ハンターは死の区域に侵入し、頭部を密猟しています。
密猟した頭部は恐怖の象徴として溝の外で利用されており、エヴェレット博士はスカル・ハンターのことを卑劣で、人間の堕落は果てがないと嘆いていました。
そんな中、エヴェレット博士は草むらから何かの気配を感じ、ドローンを飛ばして辺りを確認します。
エヴェレット博士とエイミー
エヴェレット博士がドローンで辺りを確認すると、義手をつけた女性が助けを求める様子が映し出されていました。女性の周りにはウォーカーがぞろぞろと集まってきており、彼女は必死にドローンに向かって助けを求めます。
最初は自然の摂理を重んじて助けようとはしなかったエヴェレット博士ですが、女性が倒れ込んでウォーカーに足を掴まれた途端、慌てて女性の元へと駆けつけました。エヴェレット博士はそっとウォーカーを追いやり、女性を救出します。
その後、エヴェレット博士は安全なところまで女性を連れてきて、ここから出ていくよう促しました。しかしエイミー(ポリー・リュー)を名乗るその女性が体調不良で、しつこく助けを求めてきたことから、エヴェレット博士は看病を余儀なくされます。
翌日。エヴェレット博士はすっかり体調が良くなったエイミーを小屋から追い出し、ウォーカーの研究に戻ります。これで2度とエイミーと会うことはないと思ったのも束の間、エイミーは標本21を見つけたことを報告しに戻ってきました。
標本21というのは、エヴェレット博士が最も大切にしているウォーカーのこと
実は、エイミーの足を掴んだウォーカーこそ標本21なのですが、何も知らないエミリーは標本21の発信機を壊してしまったため行方不明になっていたのです。早速、2人は標本21の捜索に向かったものの、その道中でエイミーの仲間がウォーカーに襲われていました。
結末
エイミーはエヴェレット博士の制止を振り切り、仲間を助けようとウォーカーに立ち向かいます。そこには標本21の姿もありましたが、事情を知らないエイミーの仲間は標本21を蹴り飛ばして崖から落としてしまいました。
崖の下には湖が広がっており、標本21はゆっくりと湖の上を流されていきます。これには普段冷静なエヴェレット博士も動揺を隠せず、直ちに救出へと向かいました。
エヴェレット博士は果敢に救出を試みるも、すんでのところで標本21は水中に潜んでいたワニに捕食されてしまいました。この一件を機に、仲良くなりつつあったエヴェレット博士とエイミーは仲間割れを起こし、2人は行動を別にします。
エヴェレット博士は小屋へ戻り、エイミーは仲間の集落へと向かいました。ところが、エイミーたちの集落はホモ・モルタスの移動ルート上に位置しており、誰も生き残れない場所でした。
そのためエヴェレット博士は必死にエイミーを説得するものの、エイミーはエヴェレット博士のようになるよりはマシだとして、自ら集落に戻ってしまいます。その後、再びウォーカーの調査を再開したエヴェレット博士は、エイミーたちの集落を訪れます。
すると、そこにいたのは大量のウォーカーたちだけで、その中にはエイミーの姿もありました。
第4話の感想
エヴェレット博士は自然の摂理を重んじるあまり、エイミーの仲間を見殺しにしてしまいましたが、これも自然の摂理を踏まえれば至極当然のことだと言えるでしょう。
だからこそ、エヴェレット博士と感情優先のエイミーが合わないのも当然ですし、かといってどちらかが間違ってるということもありません。
エヴェレット博士はスカル・ハンターに対して、”人間の堕落は果てがない”と話しているので、もしかしたら元から人間というものに嫌気が差していた可能性もあります。
このエヴェレット博士の発言は奥が深く、まるで今の人間社会に対する警告のようにすら感じました。