【探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜】10話・11話・12話のあらすじとネタバレ感想。徐芝の件の犯人は意外な人物と判明します。その後、引き続き一連の花嫁事件の捜査を進める蘇瓷の身に危険が迫り……。
10話のあらすじネタバレ
徐芝の件を聞いた雲王は皇帝に、宮中で死者が出たのは近衛兵の警備が不十分だったせいだと言い、統領である傅子佑の罷免を進言します。
皇帝は仕方なく傅子佑を降格処分にするのでした。
徐芝の検視を行った蘇瓷と董如双は、花嫁衣裳の着方が不自然だったり、帯に口紅がついていたりと不審な点に気づきます。
その後、蘇瓷と裴昭は、徐芝が宮中で姿絵を描いてもらったという絵師、曲臨江に話を聞きに行きました。
蘇瓷が曲臨江に昨夜どこにいたか尋ねると、画室で一晩中美人画を描いていて下男が証人だと答えます。
そして、曲臨江は蘇瓷に、完璧な美を探しながら何年もかけて描いているという未完成の美人画を見せました。
その美人画には目だけがありません。
美しい目を探し当てるまでには何年もかかるだろうと言う裴昭に、曲臨江は「見つけました」と答えるのでした。
一方、口紅を調査した董如双は、それが色の落ちにくい特別な口紅であることを突き止めました。
翌日、宮中に行った蘇瓷は、宮中で徐芝のお世話係だった小雲の指と衣に口紅がついたままになってることを指摘します。
動揺する小雲に、しかも衣の口紅の跡は徐芝の花嫁衣裳の帯の模様と同じ形だと続ける蘇瓷。
徐芝の死は、一連の花嫁事件に見せかけた小雲の犯行だと判明しました。
事件の夜、小雲は殺害後に徐芝に花嫁衣裳を着せ、口紅をつけたのです。
ところが、その時に花嫁衣裳の帯に口紅がついてしまい、遺体を運ぶ時に自分の衣にその跡がついてしまったのでした。
捕らえられた小雲は誰が黒幕なのか尋問されますが、口を閉ざしたまま自害してしまいます。
10話の感想
現場に残された手がかりから、徐芝の件は一連の事件とは別人の犯行だと気づき、犯人を見事に突き止める蘇瓷がかっこいいです。
しかし、また、事件の重要参考人が死んでしまい、黒幕はわからないまま。
事件の裏にはどんな大きな陰謀が潜んでいるのでしょうか？
11話のあらすじネタバレ
一連の花嫁事件の方の犯人はわからないまま、中秋節が近づいたある日、裴昭は蘇瓷がこっそり女性用の衣を買っているのを目撃します。
その夜、謝北溟が中秋節は街に珍しいものが集まるから、みんなで見物に行こうと提案します。
しかし、蘇瓷は中秋節の日は仕事だと言って断るのでした。
中秋節当日、蘇瓷は女性用の衣に着替え、一族の習わしに従い水辺で祈りを捧げるために1人で湖に行きます。
裴昭は心配して後を追い、祈りの舞を捧げる蘇瓷を湖のほとりから見つめていました。
その視線に気づいた蘇瓷に裴昭は、君のことを守りたいから今後は1人で行動せずに自分を呼んでほしいと告げます。
そして、蘇瓷と裴昭は一緒に願いを込めた灯籠を飛ばしたのでした。
その後、裴昭は蘇瓷に、いつもの男装姿に着替えて街に見物に行った謝北溟たちと合流しようと誘います。
街では大道芸人が鈴を使った催眠術を披露していました。
謝北溟は自ら術にかかることを申し出て、その仕掛けが鈴の中に幻覚作用のある迷香を仕込んだものだと見抜きます。
それを聞いた蘇瓷は、花嫁事件の被害者たちは催眠術にかかっていたのではないかと考えるのでした。
蘇瓷は董如双に幻覚を抑える薬を作ってほしいと頼みます。
帰宅後、謝北溟は鈴の音がまだ耳から離れないと言いました。
それを聞いた蘇瓷は、被害者たちが雨音が聞こえると言っていたのは、術をかけられた場所が水のある場所だったのではないかと推理するのでした。
翌日、裴昭は古傷による眼病の治療について主治医に相談します。
裴昭には眼病を完治させて、蘇瓷と夜空の星を眺めたいという想いがあるのでした。
主治医は裴昭に毒を抜くために貼り薬を使うが、途中で薬を外すと失明の危険があるので絶対に外してはいけないと忠告します。
裴昭の施術中、蘇瓷が部屋を訪ねて来ますが、施術の中断を恐れた飛鳶は蘇瓷を帰してしまいました。
後からそれを聞いた裴昭は捜査に何か進展があったのではないかと、貼り薬で目を覆ったまま飛鳶の手を借りて蘇瓷の部屋に行ってみることにします。
11話の感想
中秋節の月夜に女性の姿で祈りの舞を捧げる蘇瓷がとっても綺麗！
また、蘇瓷は裴昭に対してまだまだ心の壁があるようですが、そんな状況でも自分の気持ちをストレートに伝える裴昭に胸キュンです。
12話のあらすじネタバレ
蘇瓷の部屋を見た飛鳶は、扉も窓も開けっぱなしで紙が散乱し、蘇瓷はいないと裴昭に伝えます。
几帳面な蘇瓷がそんな状態で外出するはずがないと思った裴昭は、思わず貼り薬を取り、散乱している紙を見るのでした。
蘇瓷のメモを見た裴昭は、蘇瓷が花嫁事件の犯人を突き止め、その犯人にさらわれたと気づきます。
飛鳶がとめるのも聞かず、部屋を飛び出して行く裴昭。
曲臨江の屋敷の庭では、花嫁衣裳を着せられた蘇瓷が椅子に縛られていました。
そばには迷香が焚かれ、水の音がしています。
曲臨江は普華寺にお参りに来る娘たちの中から、美人画に必要なパーツの美しい女性を見つけては迷香を使って催眠術をかけ、美人画を描いた後に花嫁衣裳を着て自害するように仕向けていたのです。
また、曲臨江は初めて会った時から蘇瓷を女だと見抜いていて、探し求めていた目を見つけたと思ったと言うのでした。
美人画が完成し、催眠術にかかって朦朧とする蘇瓷に刀を手渡す曲臨江。
間一髪というところで、裴昭が駆けつけ蘇瓷から刀を奪います。
花嫁衣裳のままの蘇瓷を連れ帰った裴昭は、董如双に幻覚を解いてほしいと頼みました。
董如双は蘇瓷が実は女だったということを知り、ショックを受けながらも治療を施します。
裴昭は明鏡署に花嫁事件の犯人である曲臨江を捕らえるよう伝え、その後、自分の従者に、ある内密の指令を出すのでした。
翌日、飛鳶が思いつめた表情で裴昭のもとにやってきます。
裴昭が縁談に乗り気でないことや、蘇瓷を女性に見立てた姿絵をこっそりと描いているのを見てきた飛鳶。
飛鳶はすっかり裴昭を男色だと思い込んでいたのです。
裴昭が考えを改めなければ死ぬと騒ぐ飛鳶に、裴昭は仕方なく女性の姿で寝ている蘇瓷を見せるのでした。
後日、目を覚ました蘇瓷に裴昭は「ただ君のそばにいたい」と言って頬に口づけし、抱きしめました。
一方、曲臨江は捕らえられ、屋敷から被害者のことを記した帳面が押収されます。
仕事に復帰した蘇瓷は自分のことも記されているのではないかと思って焦りますが、裴昭の指令を受けた従者によって最後のページは切り取られていたのです。
自分の秘密が守られた蘇瓷は安堵するのでした。
12話の感想
今回も裴昭は危機一髪というところで蘇瓷を助けることができ、ホッとしました。
しかし、施術を中断してしまった裴昭の目は大丈夫なのでしょうか……。
また、今回で蘇瓷が実は女だということをが知らないのは謝北溟だけという構図に。
謝北溟のキャラクターだと、それがまたコメディ要素になりそうでちょっと楽しみです（笑）
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