【探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜】19話・20話・21話のあらすじとネタバレ感想。董如双が解毒薬の調合に成功し、蕓川は無事に意識を取り戻します。復職して捜査を続けていた蘇瓷は新たな手がかりを見つけ……。
19話のあらすじネタバレ
毒の最後の1つの成分について調査を続ける蘇瓷と裴昭。
毒を盛った濡れ衣を裴昭に着せるため、犯人は3つの毒を事前に蕓川の部屋に仕込んでおき、最後の1つを裴昭の屋敷で宴の料理に盛ったのではないかと推理しました。
董如双に宴の料理から最後の1つの毒を調べて解毒薬を作ってもらうことにします。
謝北溟と徹夜で作業し、解毒薬の調合に成功する董如双。
蕓川は董如双の解毒薬で無事に意識を取り戻します。
薬を飲みながら、蘇瓷と董如双に感謝しなくてはと言う蕓川に、侍女がもう1人感謝すべき人がいます、と教えました。
それは意識を失っている間、ずっと部屋の前に立って警備してくれた傅子佑だと言うのです。
蕓川が傅子佑を呼んでどうやってお礼をしたらいいかと尋ねると、傅子佑は「任務ですから必要ありません」と言って部屋を後にするのでした。
その後、蘇瓷が蕓川を救った功績により、女子も仕官できることが告示されます。
明鏡署の仲間たちも復職した蘇瓷を改めて温かく迎え、総署の劉玄も捜査に性別は関係ないと宣言するのでした。
さらに、一度は辞退した昇進が認められることになり、蘇瓷は極秘事件の捜査記録を閲覧できる地位になります。
記録を見た蘇瓷は自分の家族が亡くなった事件の捜査を雷争が担当していたことを知るのでした。
蘇瓷の休職中、羅鑫が担当していた雷争の捜査を蘇瓷が引き継ぐことになりました。
羅鑫は救済銀の事件で妓楼の女将の愛人の体にあったという焼き印と似たものが雷争の体にもあったと教えてくれます。
一方、元気になった蕓川は傅子佑を護衛につけて街へ買い物に行きました。
蕓川が化粧品店に入ろうとすると、傅子佑は他の者を店内にお供させるので自分は外で待っていると言うのです。
理由を尋ねる蕓川に、傅子佑はここは婚約者と一緒によく来た店で、婚約者を亡くした今は入りたくないと答えるのでした。
蕓川が「その人のことを忘れて新しい人生を始めたら?」と言うと、傅子佑は愛した人を忘れるなんてできない、王女は誰かを愛したことが?と尋ねます。
尋ねられた蕓川は、あなたが好きと答えました。
しかし、傅子佑は私を想っても無駄です、と言うのでした。
同じ頃、裴昭は朔木と酒を酌み交わしながら、自分が常に狙われている身で、どんなに危険な目に遭っているかを語っていました。
話を聞くうちに、朔木は蕓川を裴昭と結婚させるのがだんだん心配になってきて……。
宿泊先に帰った朔木は蕓川に、裴昭との婚約解消の相談を持ち掛けました。
傅子佑を想い始めている蕓川は大賛成。
そして、蕓川は朔木に、皇帝に婚約解消を申し出る時に、もう1つお願いしてほしいと頼むのでした。
帰国を前にして、朔木は皇帝に蕓川のわがままさを話し、もし婚姻して問題が起きれば両国の関係にも亀裂が入ると言って婚約解消を申し出ます。
もともと裴昭が婚約を受け入れたのは蘇瓷を助けるためと知っていた皇帝は、朔木の申し出を受けて婚約解消を決定しました。
また、蕓川のもう1つのお願いとは、花嫁事件のために降格処分になっていた傅子佑を、王女警護の功績として近衛兵の統領に復帰させることだったのです。
使節団が帰国の準備を進める中、蕓川は、傅子佑が以前滞在先を抜け出した自分を探しに行ったせいで失くしてしまった剣の飾り房を贈るのでした。
その頃、婚約解消を一刻も早く伝えたい裴昭は、蘇瓷が家宅捜索中の雷争の屋敷へ行きます。
雷争の屋敷の中で、裴昭にいきなり声をかけられてびっくりした蘇瓷は部屋の仕掛けを触ってしまい、裴昭と一緒に隠し部屋に閉じ込められてしまいます。
裴昭は蘇瓷に婚約解消を伝え、2人は改めてお互いの気持ちを確かめ合うのでした。
19話の感想
蕓川の事件の犯人だった雷争は、なんと蘇瓷の家族が亡くなった過去の事件にも関係していたようです。
しかも、見ている方も忘れかけていた(笑)救済銀事件の時の焼き印がここで出てくるとは!
また、蕓川が傅子佑を想い始めていたおかげで裴昭が無事に婚約解消できて安心しました。
それにしても、わがままな蕓川と真面目な傅子佑は意外とお似合いかもしれません。
思わず応援したくなってしまいます。
20話のあらすじネタバレ
蘇瓷と裴昭が隠し部屋の中にいることに気づかなかった明鏡署の捜査員たちは屋敷に外から鍵をかけて帰ってしまい、2人は屋敷で一夜を過ごすことに。
翌朝、捜索を続けていた蘇瓷は元官僚の梁楓が雷争に宛てた手紙を見つけます。
それは「息子の梁程の昇進を保証すれば例の件は決して口外しない」という内容でした。
蘇瓷と裴昭は、梁楓に会いに行くことにします。
一旦、屋敷に戻った蘇瓷と裴昭は、長らく謝北溟が片想いしていた気持ちを董如双が受け入れて両想いになったと聞いて祝福するのでした。
そして、飛鳶も連れて5人で郊外にある梁楓の屋敷に向かいます。
かつて、裴昭は梁父子と梁楓の養女の婿である張玉華将軍と戦場でともに戦ったことがありました。
その戦で張玉華将軍は命を落とし、養女の梁妏は未亡人となっていたのです。
一行が屋敷に着くと、なんと梁楓の葬儀が行われていました。
梁妏の話によると、梁楓は昨日転倒して机に頭をぶつけて亡くなったとのこと。
事故現場を見た蘇瓷は、血の飛び散り方が不自然なこと、机以外に貔貅※1の像にも血が付いていたことを不審に思います。
その時、都から梁程が戻ってきました。
蘇瓷は梁程に、父上は事故死でない可能性があるので遺体を調べさせてほしいと言いますが、梁程はかたくなに拒否します。
裴昭は蘇瓷に諦めさせ、その代わり貔貅の像を譲り受けたいと申し出て持ち帰ることにしました。
梁父子は何か怪しいと感じた蘇瓷は、その夜、梁家に忍び込んで手がかりを探すことにします。
すると、そこには裴昭も忍び込んでいました。
梁家を一緒に捜索した蘇瓷と裴昭は古代の名著の大量の贋作を見つけるのでした。
20話の感想
長く董如双に片想いしていた謝北溟の恋が成就してよかったです!
事件の方は、新たに見つかった手がかりが裴昭の戦友の家族に関わるものだったという意外な展開に!
そして、その家族には何やら不穏な空気が流れていて……。
蘇瓷たちは事件の黒幕にたどり着くことができるのでしょうか?
21話のあらすじネタバレ
やはり遺体を調べるべきだと思った蘇瓷と裴昭は、翌日、梁家の使用人を騙して梁程に鍵のかかった箱を梁楓の宝箱だと言って渡させました。
梁程は棺を開け、梁楓が鍵を身につけていないか探し始めます。
蘇瓷たちは、そこへ乗り込んで遺体を調べました。
遺体の傷を見た蘇瓷はこれは事故ではなく殺人で、犯人は左利きで指輪をしている人物、凶器は貔貅の像と断定します。
梁程が疑われますが、父の葬儀の日に都から戻ってきたのに殺害できるわけないと言い逃れする梁程。
蘇瓷は梁程の馬の脚に、この季節に農家が天日干しする生薬がついていると指摘します。
葬儀の日は大雨で天日干しはできなかったので、本当は葬儀の前にすでに都から戻って来ていたのではと梁程を問い詰めました。
梁程は、実は梁楓の生前に都から戻っていて父と口論になってしまい、貔貅の像でつい殴ってしまったと白状します。
しかし、殺意はなかったと主張する梁程でしたが、役所に連行されることになりました。
その後、蘇瓷は血痕の付いた梁楓の服に粉が付着していることに気づきます。
粉を調べた董如双は、鉱物の朱砂と生薬の白芷だと言いました。
蘇瓷は張玉華将軍の墓参りに行った時に、お供えの花で手がかぶれた梁妏が使用人にかゆみ止めの薬を塗ってもらっていたことを思い出します。
かゆみ止めの薬には朱砂と白芷が入っているのです。
蘇瓷たちが梁妏の部屋に行き、梁楓の服についた粉について聞くと、梁妏は兄に殴られた後、まだ息があった父を貔貅の像でもう一度殴って殺したと認めます。
なぜそんなことをしたのか尋ねる裴昭に、梁妏は張玉華将軍の遺品の中から最近になって見つかったという血書を見せました。
当時、梁程は張玉華将軍を助けるために必死に戦ったが救えなかったと報告していましたが、実際は援軍には行っておらず、張玉華の軍は孤軍奮闘して全滅したというのです。
しかも、それは何者かの指示で梁父子が結託してやったとのこと。
そして、梁妏は裴昭に夫を死なせた者に罪を償わせてほしいと言い残し、自ら命を絶ってしまったのです。
ところが、梁妏の願いも虚しく、投獄されていた梁程が侵入者によって殺害され、またもや黒幕の手がかりは途絶えてしまうのでした。
21話の感想
裴昭の戦友の死にも隠された真相があったとは……。
一見、別々に見える出来事の裏に何か大きな闇が潜んでいるようです。
蘇瓷と裴昭は事件の謎を解き、2人で過去を乗り越えて行くことができるのでしょうか?
今後の展開から目が離せません!
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