【THE A LIST/Aリスト】シーズン2キャストとネタバレ。あれから6週間が経ち、一部の若者はこれまでの出来事は”妄想”や”化学汚染による幻覚”との説明を受け日常に戻っていました。しかし、かつての仲間から真実を告げられたミアは、未だペレグリン島にて隔離生活を強いられている仲間を救うべく、再びペレグリン島への上陸を決意。ところが、これまでの出来事の発端は全て自身にあることを知り……ミアの過去には一体何があったのか⁉︎
【THE A LIST/Aリスト】シーズン2の登場人物
【THE A LIST/Aリスト】シーズン1のメインキャスト
ポイ捨てする環境活動家
フィッツ
バイロン・イーズモン
【THE A LIST/Aリスト】シーズン2の解説
ロックウェル研究所は”母のエゴ”だった
あれから6週間後。
ミア(リサ・アンバラヴァナル)とハリー(ベンジャミン・ニュージェント)は自宅に戻り、アレックス(ロージー・ドワイヤー)とケイリー(サバンナ・ベイカー)とザック(ジャック・ケイン)、ジェナ(エレノア・ベネット)とルカ(マックス・ローハン)はロックウェル研究所にて隔離生活を送っていました。
ペタル(ジョージナ・サドラー)は、本土にあるロックウェル関連の病棟に隔離され、ミッジ(インディアナ・ライアン)は島にある研究所にひとりだけで隔離されています。デヴ(バーナビー・トビアス)はペレグリン島で身を隠しながら生活しており、ブレンダン(マイケル・ウォード)は消息不明でした。
ロックウェル研究所は、アレックスたちに「これまで見たものはペレグリン島の化学汚染によって起きた幻覚だ」と説明し、彼らを守るために隔離生活を行なっているとのことでした。しかし、これらは全て真っ赤な嘘であり、ロックウェル研究所にとって都合の悪いことを隠蔽するための手段でした。
実は、ロックウェル研究所の所長はミッジの母が務めており、真の目的は、ミッジを救うための人体実験を行う施設だったのです。最初こそ娘を救いたい一心で行った治療でしたが、不覚にも彼女はその治療によって強大な力を宿してしまうことに。
そこでロックウェル研究所では、あまりにも強大なミッジの力を暴走させぬよう研究が続けられていました。自身で力をコントロールはできないミッジに代わり、彼女の力の発生源であるアニモシンを抑制する方法を探っていたのです。
敵はアンバーではなかった⁉︎
ミアたちは嘘の情報を与えられ仲間の状況を一切把握できずにいましたが、いち早くロックウェル研究所の異変に気付いたデイヴの協力を得て核心へと迫ります。アレックスたちが未だペレグリン島にいることを知ったミアは、まずはペタルを救うべくハリーと病院に忍び込みました。
そして次は仲間を救出するため、ハリーとペタルと共にペレグリン島へと急ぎます。
ミアたちはペレグリン島に向かう船に乗るため、怪しまれぬよう環境活動家を名乗っていたが、同じく環境活動家を名乗るフィッツ(バイロン・イーズモン)という青年も勝手に船に乗り込んできた
ペレグリン島へ上陸したミアたちは2手に分かれ、アレックスたちのいるロックウェル研究所を探すことに。すると、ミアとペタルはアンバーに、ハリーとフィッツはジェナに遭遇します。
アンバーは自身も研究所に入りたいためミアたちの案内を買って出て、ジェナは研究所から脱走して身を隠していたところでした。
※アンバーは、ロックウェル研究所の外に張り巡らせてあるアニモシン・バリアのせいで中に入ることができない
これまでの経験から、ミアとペタルはアンバーの提案に難色を示しましたが、研究所に辿り着くことを最優先しそのの提案を受け入れることにします。ただ、再会したアンバーにはかつてのような強気な態度は見られないどころか、何かに困っている様子でした。
諸悪の根源はミア⁉︎ ルカの過去も明らかに
これまでに起きた出来事は全てアンバーの仕業だと思われていましたが、実は全てミアに原因があるという疑惑が向けられます。実際にミアと再会したアンバーは、”今まで起こったことは全てミッジとミアのせい”であり、ミッジはミアのことを憎んでいると発言していました。
全く身に覚えがない様子のミアに対し、アンバーは思い出したら罪悪感が生まれることも示唆しており、ミアとミッジの間に何かがあったことは明らかだったのです。
実は、ミアが過去の記憶を取り戻すことが全員を救う鍵となっていた
また、これまで1人でペレグリン島で隠密生活を送るなど、謎の多かったルカの過去についても明らかとなっていきます。ここで、ミアたちと共にペレグリン島にやって来たフィッツは、かつてルカの親友だったことが判明。
しかし、”ある事件”を境に2人の関係は破綻してしまいました。ルカに強い恨みを抱いていたフィッツは、ルカへの復讐を誓ってペレグリン島へとやって来ていたのです。
自分自身と向き合う大切さを教えてくれる
シーズン2では、シーズン1の物語から6週間後の世界が描かれており、まさに前シーズンの続きというところから始まります。ミアは家に戻れたもののアレックスやケイリーなどはロックウェル研究所にて隔離生活を送っており、これまでの出来事は”妄想”や”化学汚染による幻覚”ということになっていたのには驚きました。
アレックスたちは研究所の嘘だと気付いているようでしたが、ミアはアンバーから散々騙されていたのにもかかわらず、見事にカウンセラーの”全て妄想”という言葉に騙されかけていて少し呆れました。なお、ミアの担当医師はミッジの母で、ショー医師と名乗りミアを監視・洗脳していたのだから驚きです。
あんな経験をした後なので少し人を疑うようになっていてもいいものですが、自宅に戻って来た安心感からなのか、すぐに人のことを信じてしまう性格や視野の狭さなど彼女の弱点が浮き彫りになった瞬間でもあります。
そしてなんと言っても、これまでの諸悪の根源がアンバーではなくミアだったことはとても衝撃的でした。アンバーを作り上げたのはミッジで間違いありませんが、その原因を作ったのもミアだったりと、これまでは思いつきもしなかったような展開を迎えたのは面白かったです。
ミッジの立場で考えればミアを恨むのは当然であり、相当辛い思いを強いられていたことが伺えます。そのうえミッジは母との関係も上手く築けていないようだったので、どこにも味方がおらず辛い生活を送っていたのでしょう。
そんな中で再会を果たした親友に他人のような態度を取られたらかなり堪えるでしょうし、それが恨みへと進展するのは当然のことに思えます。また、前シーズンではほとんどバックグラウンドが明かされなかったルカについての謎も明らかになりました。
今思えば、あんな島で青年がひとり自給自足で生活を送っているのは相当異常なことであり、今から思えば何故誰も不審がらなかったのか?ルカもまた自身の問題に向き合えずに隠密生活を送っていたので、【THE A LIST/Aリスト】(2018)では自分自身の問題と向き合うことの大切さを感じ取ることができます。
ミアの件もルカの件も全ては自身ときちんと向き合えていれば起きなかったことであり、いかに自分自身と向き合うことが大切なのかを考えさせられました。【THE A LIST/Aリスト】(2018)シーズン2は、1話30分程度と短く全8話構成なので、隙間時間を利用して観たい方におすすめです。