海外ドラマ『THE CROSSING/未来からの漂流者』1話ネタバレ考察。【ザ・クロッシング】

クロッシングネタバレ SF
(c) ABC Studios
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作品情報
  • オフィシャルサイト
  • 原題:The Crossing
  • VOD:--
  • キャスト
    • スティーヴ・ザーン
    • ナタリー・マルティネス
    • サンドリーヌ・ホルト
    • トミー・バストウ
    • ロブ・キャンベル

2SFミステリードラマ『THE CROSSING/未来からの漂流者』。あるビーチに打ち上げられた400人以上の死体と、47名の生存者。

彼らは遺体どこから来たのか、なぜ海に浮かんでいたのか。冒頭から不可解な謎がさく裂します。

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1話あらすじ

ソーンビーチで死体が上がったと通報があり、保安官のジュード(スティーヴ・ザーン)が呼ばれました。

この時期に海水浴客はいない、もしかしたら打ち上げられたのかもしれないと、ジュードは相棒のネスター(リック・ゴメス)と共に現場に向かいます。

ビーチにあった死体は、服を身につけていたことから、船から落ちた可能性もありました。しかし、ビーチには他に何体もの遺体が打ち上げられていたのです。

その中のひとり、レア(ベイリー・スコジ)という少女がかろうじて生き延びていました。ジュードは少女に上着を掛け温めていると、ネスターが叫びます。「ジュード!!」

なんと、海中にはまだ無数の死体が浮いていたのです。「何事だ……」HSI(国土安全保障捜査局)が捜査に乗り出し、最終的に400人以上が死亡し、47名が生き残っていました。

不思議なことに誰一人として救命胴衣を身に着けていません。HSIでは、彼らがどこから来たのか調べていましたが、10時間分の映像で確認するも何も見当たらず、行方不明の船もなければ救難信号もでていません。

航空事故の可能性も示唆されましたが、すべてに当てはまらななかったのです。「彼らは一体どこからきたのか……」ジュードは、生存者の少女に話しかけました。

少女の名はレアで、周りには知り合いはおらず、母と一緒に来たのだと言いますが、母の姿はどこにもありません。レアは、「戦争から逃げてきた、来たのはアメリカ」だと言うも、現時点でアメリカでは戦争は起こっていません。

すると隣にいた男が、「彼女のいう事は理解できないと思うが、彼女が話したことや、彼女が経験したことは、”まだ起きていない”」と話したのです。

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『THE CROSSING/未来からの漂流者』解説と考察

彼らが生まれたのは150年後のアメリカ!?

生存者ひとりひとりに話を聞いたのはHSI(国土安全保障捜査局)のレン捜査官(サンドリーヌ・ホルト)でした。彼らが誕生したのは、150年後で、戦争と言う名の大虐殺からタイムマシンで逃げてきたとのこと。

戦争というのは名ばかりで、種の根絶だと言うのです。彼らの証言には一貫性があるとはいえ信じがたい現実。ただ、現時点では誰一人として身元を証明することが出来ない結果に、レン捜査官の心は揺らいでいたのです。

また、大虐殺は政府の指示ではなく、政府は連中に乗っ取られたということ。乗っ取ったのは、エイペックスという人間だというのです。

驚異的な能力があるエイペックスとは?

エイペックスは、頂点に立つ者とう意味で、人類の遺伝子が進化を遂げた存在。遺伝子工学における革命で、主な疾患は根絶したがエイペックスが生み出されたという事でした。

少数派で認知機能が高く、発達した五感や筋肉を備えている人間。通常の人間を凌駕している、一般にいる人間とは違う存在とのことでした。

レアの母リース(ナタリー・マルティネス)は、海に浮いていたところを通りかかった漁船に救出されましたが、海水温が10度以下で生きているのが不思議だと言われています。

驚異的な身体能力が見られることから、彼女はエイペックスなのかもしれません。

また、リースの娘レアの腕にある火傷のような、水玉模様のような印は彼女もエイペックスである事を示している可能性もあります。

すでに未来から来ていた者がいる!?

生存者のひとりトーマスの話では、すでに未来からやってきて現代に馴染んで生活している者がいるという事でした。それはエイペックスではなく普通の人間で、彼らの目的は未来の流れを変えることだと言います。

未来の大虐殺を起こらないようにするため、歴史を変えようとしているのでしょう。

ただ、遺伝子工学における主な疾患を根絶とあるので、エイペックスを生み出さないためなのか、疾患を発生させないためにやってきたのか、その辺りはまだ謎に包まれています。

彼らの本当の目的は何なのか、リースやレアがエイペックスだとしたらアメリカの脅威となるのか……。また、リースやレア以外にもエイペックスがやってきているのか……。

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1話の感想

冒頭から不思議な空気に包まれたドラマでした。未来からやってきて潜伏していた人間とは、レン捜査官が報告している副次官だったのです。

ただ、今回トーマスが密告という形で、直接大統領に話したいと言っていたものの、権利のある人物としてトーマスは副次官と話をすることにしました。

夜で顔が見えないまま、先に来ていた未来人の話しをペラペラと喋るトーマス。彼は身の安全の保障と取引したのですが、副次官が未来人であればトーマスは裏切り者となるわけです。

このまま副次官がトーマスを野放しにしておくとは思えないので、何らかの方法でトーマスは始末されるかもしれません。また、リースがもしエイペックスだとしたら、何のために現代にやってきたのか。

彼女がエイペックスであることを、一緒にやってきた仲間は知っているのかなど、謎が山ほど溢れています。結局、リースがジュードに一緒に娘を探してほしいと助けを求めてきたので、まずは彼らの情報がジュードの耳に入るわけですね。

次回はもう少し明かされることがあると思うので、その後の展開が楽しみです。

Photo:「THE CROSSING/未来からの漂流者」(c) ABC Studios