【グッド・ドクター 名医の条件】シーズン1のあらすじ。
本作は、自閉症であり天才でもある青年が、レジデントになるために奮闘するヒューマンドラマです。
原作は、韓国の同名ドラマ。
この記事では、【グッド・ドクター】の見どころと、原作や日本版との違いをお伝えします。
【グッド・ドクター 名医の条件】シーズン1のあらすじ
主人公のショーン(フレディ・ハイモア)は、介助なしで1人暮らしをしている高機能自閉症の青年で、サヴァン症候群でもあります。
ショーンは記憶力と空間把握能力に優れていて、わずか8歳で人体の器官を全て把握。
そんな彼の能力を知る親代わりのグラスマン院長は、ショーンをレジデントとして採用しようと考えました。
ところが、会議では副院長をはじめとする役員たちに反対されてしまいます。
グラスマン院長は意を決し「ショーンが能力を発揮できなければすぐに辞めさせ、そして私も院長の座を退く」と皆に伝えるのです。
その頃、グラスマン院長に呼び出されたショーンは、聖ボナベントゥラ病院へ向かっていました。
ショーンは病院に向かう途中の空港で、大ケガを負った少年と遭遇。
周りの人たちが動画撮影をする中、ショーンは天才的な技術で少年を応急措置します。
この時の動画がSNSで拡散され、ニュースでも“聖ボナベントゥラ病院の研修医が救った”と話題になり……!?
【グッド・ドクター 名医の条件】シーズン1の見どころ
心から応援したくなる魅力たっぷりの主人公
本作は、自閉症でサヴァン症候群でもあるショーンが、正式なレジデントになるために奮闘するドラマです。
最大の見どころは、何と言ってもショーンの魅力。
少年の心のまま成長したかのようなショーンの人物像と、演じるフレディ・ハイモアの風貌が見事なまでにマッチしています。
Congratulations to #FreddieHighmore on his #CriticsChoice nomination for Best Actor in a Drama Series! @CriticsChoice pic.twitter.com/C0t0GtXFUi
— The Good Doctor (@GoodDoctorABC) December 9, 2019
コミュニケーションが苦手なショーンですが、物事をありのまま口にしてしまう彼だからこそ本質をつく言葉も多く、ハッとさせられます。
また、子供のような純粋さや、“命を助けたい”とひたむきに突き進むショーンの姿に、多くの視聴者がホロリとすることでしょう。
ショーンを見ていると親心のようなものが芽生えてきて、心からショーンを応援したくなります。
アメリカ本国でも、2話が放送された時点でシーズン2の制作が決定するほどの人気ぶり。
冒頭の5分を見るだけでも、ショーンの魅力を感じて頂けるはずです。
クスッと笑えてホロリと泣ける
一般に自閉症の人たちは、曖昧な表現やウソが苦手で皮肉も通じません。
それゆえに、時として会話が噛み合わないこともありますが、ドラマではそんな自閉症の特徴が、クスッと笑えるエピソードとして描かれています。
たとえば、出勤前のショーンが、自宅マンションのエレベーターで住人と鉢合うシーン。
住人「行き先は?(何階ですか?)」
ショーン「聖ボナベントゥラ病院。僕は外科研修医、出勤1日目だ」
他にも、出勤初日に遅刻したショーンに
上司「病院は君を雇って大正解だったな(皮肉)」
ショーン「ありがとう!」
噛み合わない会話にクスッとくる一方で、病院ではショーンの自閉症特有の言動が問題になってしまうことも。
物事をありのまま捉えてそれを口にするショーンは、言わなくて良いことまで患者に言ってしまうのです。
たとえば、患者に「私死ぬの?」と聞かれて「YES!」と答えてしまったり……。
患者本人の前で「55才で離婚した▲▲さん」と言ってしまったり。
そんなショーンも、言ってよいこと・悪いことを少しずつ学んでいき、その成長過程にホロリとすること間違いなしです。
自閉症の人たちは一度学んだルールは絶対に守りますが、逆に、ルールを途中で変えることはとても苦手。
要するに、臨機応変な対応がとても苦手なのです。
その点はショーンも同じで、「患者を怖がらせてはいけないから外で話すべき」と教わった後、どんなに些細なことでも病室の外で報告しようとします(笑)
そんなクスッと笑える要素もありつつ、ショーンの成長にホロリとするドラマです。
韓国(原作)版や日本版との違いは?
ストーリー設定の違い
韓国(原作)版
患者側のストーリーと主人公側のストーリーがとてもバランス良く描かれています。
人間関係が複雑だったりドロドロしているところが最大の特徴。
アメリカ版
主人公がサヴァン症候群だったり、兄弟を亡くした過去があるといった大筋の設定は原作と同じです。
ただし、2話以降のストーリーはほぼアメリカオリジナルの内容。
また、主人公の配属先が小児科ではないことも原作との大きな違いです。
日本版
1話から最終話まで、ほぼ原作に忠実でした。(7話と8話は日本オリジナル)
細かい部分では、角を立てずに丸くおさめるといった日本らしい展開が加えられています。
また日本版は、より感動的な結末に着地しようとする傾向にありました。
人間関係の違い
韓国(原作)版
5/13(土) スタート✨『グッド・ドクター』✨ #チュウォン &『優しい男』 #ムン・チェウォン 主演のメディカルヒューマン ラブストーリー!障害に対する偏見、困難を乗り越え医師を目指しながら成長していくストーリー☀️
詳細⇒https://t.co/E0Yt4kpAh5 pic.twitter.com/80NdZ6Tt5N— KBS World (@KBSJAPAN) May 6, 2017
韓国版は、人間関係がドロドロに描かれているのが特徴的です。
主人公自身も親とうまくいっておらず、暴力的な父親との確執が後半まで描かれていきます。
周りをとりまく人たちも、院長の座を狙って悪事を働く人や、主人公に悪感情をいだく上司がいたりと、とにかく人間関係が複雑です。
アメリカ版
Who’s ready for this tonight? #TheGoodDoctor @GoodDoctorABC pic.twitter.com/26zHqxsmSH
— The Good Doctor (@GoodDoctorFans) November 13, 2018
韓国版や日本版は、主人公が嫌がらせをされたり、上司にキツくあたられるシーンが多くありました。
しかしアメリカ版ではそのような描写は少なめで、フラットな人間関係が描かれているところがアメリカ版の最大の特徴。
日本版
【コラム】「すべての子どもが大人になれますように」 『グッド・ドクター』で繋がれた命と山崎賢人の想い#グッド・ドクター #山﨑賢人 #上野樹里 #藤木直人https://t.co/NXFct0axgL pic.twitter.com/6mAmsIn8xh
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) September 14, 2018
日本版は、基本的に韓国版に忠実に作られているので、複雑な人間関係もそのまま描かれています。
恋愛要素の違い
韓国(原作)版
主人公は、同僚であり教育係でもある女性と恋をします。
職場が同じなので一緒にいる時間も長く、ほっこりするシーンが盛りだくさん。
2人が寄り添って映る最終話のラストシーンも必見です。
アメリカ版
主人公が恋をしたり、その女性とデートをするところは原作と同じ。
しかし恋の相手は原作とは違い、同じマンションの住民女性で自由奔放な相手です。
原作の恋愛がハッピーエンドだったのに対し、アメリカ版は別れも描かれました。
日本版
日本版は恋愛要素ゼロ。
その分患者のストーリーがじっくり描かれており、THE医療ドラマという作りになっていました。
【グッド・ドクター 名医の条件】作品概要
【製作】
アメリカ
【公開】
2017年
【配信】
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フレディ・ハイモア、リチャード・シフ、ニコラス・ゴンザレス、アントニア・トーマス、チュク・モデュー、ボー・ガレット、ヒル・ハーパー、ペイジ・スパラ 他