「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」2話ネタバレあらすじと感想。今回は、橋の事件から6年後のミショーンの行動が明らかになります。
ミショーンはリックを捜し続けており、その道中で助けたカップルとその仲間たちと行動を共にしていました。しかしその道のりは険しく、街中を移動していたところでCRMの襲撃を受け、生き残ったのはミショーンと仲間の1人だけでした。
「ザ・ワンズ・フー・リブ」ストーリー
リックとミショーンの愛の物語。絶えず変化する世界によって変わり、彼らは生存者との戦いの中で自分たち自身を見つけることができるのか、それとも彼ら自身も「ウォーキング・デッド」であることを発見するのか?
imdbより(訳)
前回のあらすじ
第1話では橋の事件から5年後、リックがジェイデスに連れ去られCRMで受託人として働いているシーンから始まりました。
リックは家族の元に戻ろうと何度も逃げようとしましたが、その度に連れ戻されてしまいます。そして、CRMから”生きて出るため”オカフォー大佐のオファーに応じて軍に入隊し、脱走する機会を狙っていました。
そんななか、ある任務に出ていた際に乗っていたヘリコプターが敵に急襲されます。オカフォー大佐は死亡しヘリコプターは墜落。
生き残ったリックと他の兵士たちは、敵の攻撃を交わしながら反撃していましたが、リック以外は全員敵の手に落ちてしまいました。
そして最後はリックに刃が向けられます。ところが、刃を向けていた敵は驚くことに愛する妻ミショーンだったのです。思いがけない形での再会に、2人は驚きを隠せませんでした。
2話ネタバレ
橋の事件から6年後
ミショーンは、とあるグループのリーダーに取り調べのようなことをされていました。その際のミショーンの発言から、橋の事件後のミショーンの行動が明らかになります。
橋の事件後、ミショーンはリックを捜していたところ、助けが必要な男女に出会います。彼らはベイリー(アンドリュー・バチェラー)とエイデン(エリン・アンダーソン)という名前のカップルで、ベイリーは足を怪我しており、エイデンは妊娠していました。
ミショーンは2人を助け、彼らが身を寄せるグループまで送り届けたのです。ミショーンはその見返りに馬を要求しますが、都市から幅10kmにも及ぶ数百万体のウォーカーが大移動して危険だからと、このまま残るよう打診されます。
ベイリーたちによれば、ウォーカーは何故かこの時期に南下するとのことで、北を目指すミショーンの身を案じました。それでもミショーンの決意は揺るがず、馬を諦めてでも1人で北に向かうと言ったのです。
そこにベイリーたちを捜しに行っていたナット(マシュー・ジェニファーズ)という男性が現れ、2人が無事に戻って来たことを喜びます。
ベイリーたちを助けたのがミショーンだと知ったナットは、ミショーンのために馬はもちろんのこと、お手製の防具や武器まで用意してくれました。
ミショーンのリックを捜す旅
ミショーンはナットたちに見送られ、リックが居たと思しき北のブリジャース造船所を目指します。すると、案の定ウォーカーの大群に遭遇します。
ミショーンはナットから貰った武器を使い、ウォーカーの気を逸らして道を作ろうとしました。ところが、ガスボンベを背負ったウォーカーが体に火を纏いながらミショーンに近づいてきて、ミショーンは爆発に巻き込まれてしまいまったのです。
ミショーンは落馬しただけで無事だったもののウォーカーが爆発音に反応し、みるみるうちにミショーンの元へと向かってきました。
ミショーンが刀を手に取り戦うことを覚悟した瞬間、左右で大爆発が起き、ウォーカーは左右に散り始めます。
これはミショーンの後を追ってきたナットたちが起こした爆発で、彼らはグループを抜けて自らの意思で生きることを選んでやってきたのです。こうしてミショーンはナットたちと行動を共にすることになりました。
翌日。ミショーンたちはブリジャース造船所を目指して北上していると、市民共同体(CRM)のヘリからガス攻撃を受けます。
これによりベイリーとエイデンを始めとする仲間が亡くなり、生き残ったのはミショーンとナットだけでした。ミショーンとナットはショッピングセンターに身を寄せ、近くの薬局から持ってきた酸素ボンベを使って治療に専念します。
ミショーンとリックの再会
体力が回復したミショーンはブリジャース造船所に行くことを決め、ナットにはアレクサンドリアに向かうよう促します。しかし、ナットはもう何も残っていないと言いミショーンに着いていくことに…。
翌朝。ミショーンとナットはブリジャース造船所に辿り着きますが、そこはすっかり変わり果てており、辺りには黒焦げの遺体が山積みになっていました。
リックのブーツを発見した船が停泊しているのを見たミショーンは、動揺を隠せませんでした。そんなミショーンにナットは、リックの携帯に記された日本語の意味を教えます。
携帯には”もう少し信じてみて”と書かれていました。ナットは、もうを少しリックを信じて子供たちの所へ帰ればいい、必ずその時は来るとミショーンを励ましました。
その後、ミショーンとナットが野原を移動していたところでCRMのヘリを発見します。ナットはお手製のバズーカーのようなものを取り出し、ヘリを撃ち落とします。
撃ち落としたヘリから生き残った数名の兵士が銃を持って出てきました。ミショーンはナットに後方支援を託し、単独で殺害された仲間の仇を打つべく兵士を迎え撃ちます。
ミショーンはCRMに殺された仲間を思いながら1人ずつ兵士の顔を覆うヘルメットを外し、刀で首を切っていきました。
そして最後の1人のヘルメットを外すと、それはリックでした。思わぬ形での再会に驚きながらも2人は抱き合い、再会を喜びます。
そんな再会も束の間。リックはミショーンに「次々とやってくる。逃げるのは間に合わない。君も連れて行くからリーダーであることを知られるな。」とアドバイスし、ミショーンに手を上げさせて後ろから銃口を向けたのです。
結末
CRMの元へと連行されたミショーンは、リックに言われた通り別人になりすまして取り調べを受けます。デイナという偽名を使い、仲間を失って長いこと1人で生きてきたことにして取り調べを無事に通過しました。
リックとミショーンは、夫婦であることを気づかれないよう人目のない場所で落ち合います。念願の再会を心から喜び抱き合いました。
それからリックはミショーンにメモを渡し、読んだらすぐ破棄するよう言いました。多くの仲間を殺したCRMに恨みを抱くミショーンは、CRMが人殺しであることを指摘したうえで、CRMを止めるために戦ってみないかとリックに提案します。
しかし、リックは反対してここから逃げ出すことを望んだため、2人は共に家に帰ることを誓い合いました。その後、リックとミショーンは行動を別にします。
家に戻ったリックを、ジェイデス(ポリアナ・マッキントッシュ)が待ち構えていました。実は、ジェイデスはミショーンの取り調べの記録映像を見ており、その正体に気づいていたのです。
ジェイデスはリックに、「私たちの協定を継続して。もし2人が逃げればリックの愛する者たちが全員死ぬことになる」と迫りました。
2話の解説
日本語の不思議
スマホにリックが書いた「もう少し信じてみて」という日本語について、なぜナットが読めたのか、なぜ日本語で書かれていたのかは触れられていません。
そもそも、リックはなぜ日本語で書いたのかが疑問です。彼が日本語を書けるのかと言えば、これまで見ても決してそんなことも無いように思えます。
さらに、上手な日本語で書かれているのも気になります。これを書いた時リックは日本語を知ってる、もしくは日本語が書ける誰かと一緒だった可能性もあります。
一切触れられていないので、非常に気になるポイントでもありました。
「B」と「協定」とは
前回、オカフォー大佐が「CRMはAは殺されてBを受け入れる」と話していました。リックとソーンは明らかにAでしたが、オカフォー大佐の”計画”のために2人は生き残ることが出来ました。
リックはそれを聞いていたからこそ、ミショーンを守るためにあえて「B」の演技をするよう伝えたのです。もし、そのままCRMに捕まっていたらミショーンは―――。
しかし、ジェイデスがミショーンの正体に気づきリックに釘を刺しに来ました。「協定」の内容は明かされていませんが、恐らくジェイデスはリックをBとして連れて来たので、もし仮にリックが何か大きな行動起こしたら自分の責任になる。
リックを助けた代わりに裏切るなという協定を結んだ可能性もあると思います。
2話の感想
今回はミショーン目線のストーリーでした。ミショーンは敵側にいて戦っていたというより、新しい仲間たちを殺害したCRMへの恨みからの仇を取っていたようです。
CRMはなぜ「A」「B」の判定もしていない民間人を殺害しているのかはわかりませんが……。
残り4話で彼らは、どこまで進めるのか。戦いを視野に入れていたミショーン、戦いは不可能だと気づいたリック。そしてジェイデスとの協定。
複雑に絡み合ったサバイバル&ラブストーリー。
これまで行方が分からなかったリックの空白の時間、そしてミショーンの空白の時間がどのように描かれていくのか楽しみです。