【ザ・ストレンジャー】5話・6話ネタバレと考察。依然としてコリンヌの捜索が難航している中、捜索を手伝っていた元刑事キレインの衝撃の真実が明らかとなります。さらにあのパーティーの夜の真相や、”ストレンジャー”たちについても、徐々に秘密が暴かれようとしていました。
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【ザ・ストレンジャー】5話ネタバレ
ストレンジャーたちの正体
ストレンジャーたちの目的は、彼女たちの会話から海岸のバーを買うための資金集めだったことが判明しました。
しかし実は、すでに数ヶ月前にはその資金は貯まっていたのです。
それでも恐喝を続けていたのは、”悪いことを暴くのは善行だ”と説く野球帽の女に別の目的があるためでした。
*
アダムは元刑事のキレインから、ストレンジャーと共に行動しているブロンドの女の正体を突き止めたと連絡を受けます。
キレインによれば、
- ブロンドの女の名前はイングリッド・プリスビー
- 偽名はガブリエル・ダンバー
- アダムの家の近所に事務所を持つ私立探偵
アダムは、早速キレインに教えてもらった探偵事務所へと向かいます。
ところが、アダムの訪問に一足先に気付いたイングリッドが警備に来客を通さぬよう伝えたため、アダムは追い返されてしまいました。
それぞれの秘密
マイクの秘密
トーマスからデイジーがパーティーの夜のことを何か知っているようだと知らされたマイクは、デイジーを問い詰めます。
すると、デイジーの口からいくつかの真実が明かされました。
- エラ(デイジーの妹)の写真を拡散した犯人はマイクだとオリヴィアから聞いた
- ほんの少し恥をかかせたくてマイクに薬を飲ませた
- その結果、マイクはアルパカの首をはねた
- ダンテに何かしてたら薬を飲ませた自分のせい
オリヴィアの秘密
デイジーの話を聞いて真相を確認すべく、オリヴィアの家へやって来たマイクたちは、2階の部屋でオリヴィアの姿を確認しました。
ベルを鳴らすとオリヴィアの母が出てきました。
マイクは、オリヴィアに会いたい旨を伝えましたが、母親は「オリヴィアは今病院にいる」と言うのです。
不審に思いながらも病院に同行したいと申し出た途端、オリヴィアの母の態度が豹変し、トーマスに向かって言いました。
「なぜあなたも”お母さんも”首を突っ込むの、オリヴィアは病気よ。」
追い返されてしまったマイクたちは諦めがつかず、オリヴィアの家の外に隠れてタイミングを伺っていました。
するとその時、オリヴィアの母が自宅のゴミを隣人のゴミ箱に捨てて行ったのです。
一部始終を見ていたマイクたちは違和感を覚え、そのゴミ袋を確認してみると中からネズミ駆除剤と注射器、オリヴィアの処方薬が出てきました。
キレインの秘密
長年に渡り拒否し続けていたキレインの家の解体も、ついに強制執行となってしまいました。
最後まで大声で叫び拒絶していたキレインでしたが、アダムの言葉にやっと諦めがついた様子で、解体される家を寂しげに見つめます。
するとその時、解体していた作業員がざわめき立ちました。
そこにはなんと遺体があったのです。
絶句するアダムにキレインは”すまない”と謝罪しました。
ついにコリンヌの捜査開始
アダムはドイルの殺人現場にコリンヌの鍵があったことから、警察署でジョアンナから聴取を受けました。
アダムは鍵は確かにコリンヌのものだと答えますが、コリンヌについて聞かれるうちに、彼女の捜索届が確認されていないことが判明します。
その事実にアダムは落胆し、失踪の原因になったストレンジャーたちのことをジョアンナに話しました。
その後、ジョアンナはコリンヌの捜索届が出ていない理由を署内の者たちに問います。
するとカッツが、ドイルの殺人事件やコリンヌが家出後にメールを送っていたことなどを理由に、失踪扱いにしなかったと言ったのです。
カッツからコリンヌの資料を貰ったジョアンナとロスは彼女の写真を見て、ダンテが撮影していた映像に写っていた人物だと気付きました。
ジョアンナとロスは、早々にコリンヌの務めていた学校で聞き込みを開始。
同僚によれば、
- ドイルの殺人現場で見つかったコリンヌの鍵は、1年前のものですでに失効している
- コリンヌは1度も休んだことがなく、みんなに好かれており、いなくなるのは不自然
- ここ数週間は様子が変で、プレッシャーとストレスを感じている様子だった
次にジョアンナとロスは、コリンヌの息子たちが通うサッカークラブへやって来ました。
コーチはジョアンナたちが警察だとわかるや否や、「コリンヌがクラブのお金を盗んだことか」と言いましたが、2人がその件を知らないとわかると、親しい仲でのことだから警察に相談しなかったと言います。
さらにジョアンナさらにとロスはコーチに、ダンテの盗撮の件について聞きますが、コリンヌを盗撮していたのは知らないものの、変な奴だから驚かないと足早にその場から去っていったのです。
【ザ・ストレンジャー】6話ネタバレ
キレインの家から出てきた遺体
キレインの家の壁から見つかった遺体は妻ナターシャのもので、アダムはその場で逮捕されたキレインの弁護士として同行しました。
警察署に着くと、アダムはキレインに呼び出され全てを打ち明けられます。
- ナターシャは遊び人で、娘のクリスが出来ても母親にはなれなかった
- そのため、仕事をしながらキレインが全ての面倒を見た
- ある日突然、ナターシャがクリスを連れて出ていくと口論に発展
- キレインをひどく罵るナターシャに我慢が出来ず、殴り殺してしまう
- 長年の警察での知識を生かして、家の壁に埋めた
これらは全て最愛の娘クリスのためであり、ナターシャは元々家出すると周囲に話していたことから、キレインが疑われることはなかったのだと。
そしてその後、警察を辞めてフルタイムで子育てをしてきたと話したのです。
コリンヌの捜査
コリンヌの車が空港付近で見つかったため、アダムはジョアンナと確認に向かいます。
車は空港近くの田舎道に、路肩駐車されていました。
車内を確認すると、トランクは空で何も変わったところはないように見えたものの、後部座席からコリンヌのピアスが見つかります。
そのピアスはコリンヌのお気に入りでずっと付けていたものだったため、アダムは動揺を隠せません。
コリンヌが国外に行った可能性も考えられましたが、コリンヌのパスポートは自宅から見つかり、警察に提出しました。
*
ジョアンナは、ドイルの店の店員の証言により、殺害された夜に彼女がストレンジャーたちと接触していた事実に辿り着きます。
カッツは監視カメラのチェックを任されたロスに手伝いを申し出て、彼を先に休ませます。
その後、映像のチェックが終わりジョアンナが確認しましたが、カメラの画質が荒すぎてストレンジャーたちの顔まではわかりませんでした。
そこでジョアンナはドイルの娘キンバリーに話を聞きに行くと、彼女から「自分のせいでドイルは恐喝を受けていた」と打ち明けられました。
全てを知ったジョアンナは、キンバリーがそのアプリでやり取りしていた者たちの中から、ストレンジャーたちに繋がる情報を得られると考えます。
さらに、キンバリーがやり取りをしていた内の1人だけは、彼女がアプリを辞める際に連絡もなく約束した場所にも訪れていなかったことが分かったのです。
その人物に目星をつけたジョアンナは、キンバリーを使ったおとり捜査を決行することにしました。
警察の調べによれば、
- アプリ内でマルベック40を名乗っていた男性の名は、エシカル・シェア
- 投資詐欺で2年間警察が追っていた
実はエシカル・シェアは新たな会社設立にあたり、スキャンダルが表に出ないようカッツを買収していた人物でした。
カッツは娘オリヴィアの医療費欲しさからエシカルの依頼を受けていましたが、このままではエシカルが捕まり、自分の悪事もバレてしまうため、警察の捜査を妨害したのです。
オリヴィアとデイジーの秘密
やっとオリヴィアに会うことができたマイクたちは、パーティーの夜のことを聞いてみました。
するとオリヴィアは、デイジーにエラの写真を拡散した犯人はマイクだと言ったこと、さらに写真を拡散したのは自分だったと認めたのです。
全てはマイクに好意を持っていたオリヴィアが、エラにマイクを取られたくないという理由で行ったことでした。
その後、トーマスはオリヴィアに病気の原因は彼女の母の仕業ではないかと伝えます。
オリヴィアによると、母は看護師を目指して夜間学校に通っているようで、コリンヌもトーマス同様に病気のことを心配してくれたと言います。
するとそこにオリヴィアの父カッツが帰宅。
トーマスは車に乗せられてどこかに連れ去られてしまったのです。
車を運転するカッツの手には拳銃が握られていました。
*
デイジーは、薬の影響でフラッシュバックに悩むマイクに付き添い、落ち着くのを見守る一方で、マイクはフラッシュバックが起こる度にパーティーの夜のことを少し思い出していました。
- アルパカを殺したのは、突然アルパカに食べられると感じたから
- それまでは仲良く散歩していたが、怖くなってシャベルで首を切り落とした
- ダンテについての記憶は、デイジーと森に消えるところまで
マイクはデイジーに、ダンテと森に行った後に何があったのかと聞くとデイジーは、突然涙を流し何も言わずにその場から立ち去ってしまったのです。
【ザ・ストレンジャー】5話・6話の考察
オリヴィアの病気は偽物
オリヴィアの母が捨てたゴミ袋から見つかった、ネズミ駆除剤と注射器、オリヴィアの処方薬。
これらを見てマイクたちは、オリヴィアの母が彼女の病気の原因ではないかと考えましたが、恐らくその線で間違いないでしょう。
自分のゴミ箱に捨てることを嫌がり隣人のゴミ箱に捨てるのは、後ろめたい何かがあるからだと考えられます。
オリヴィアの処方薬にしても、本当にオリヴィアが原因不明の病気で処方薬が合わずに捨てるのなら、わざわざ隣人のゴミ箱に捨てる必要はないはず。
さらにオリヴィアの母は看護学校に通っているため、そこで得た様々な知識を使い、オリヴィアを殺さぬ程度に具合悪くさせることも可能でしょう。
これらのことから、オリヴィアの母は代理ミュンヒハウゼン症候群の可能性があると推測します。
コリンヌ失踪にキレインは関与しているか
頑なに家の立ち退きを拒否し続けていたキレインの家から見つかった妻ナターシャの遺体。
そしてその瞬間、アダムに言った”すまない”という謝罪の言葉。
この言葉に込められた意味合いには、いくつかの可能性が考えられます。
- 単純に、遺体を隠し続けていたことを黙っていたため
- 今後、弁護士として面倒をかけるため
- コリンヌ失踪について何か関与していたため
キレインが謝罪したタイミングからすると、自宅に遺体を隠していたことに対しての謝罪か、弁護士のアダムに今後面倒をかけることへの謝罪のように感じました。
ところが、アダムは遺体がコリンヌかと思った上、コリンヌの遺体ではなかったことが判明してからも、キレインが何か関与しているのではないかと考えます。
確かに、位置情報アプリを使ってコリンヌを捜しに行った際にも、キレインは率先して車に乗り込みましたが、その後に怪しい素振りはありませんでした。
しかしながら、キレインは元刑事というネットワークを使って、コリンヌのことを調べ上げることは可能なので直接は関与していないものの、コリンヌ失踪にかかわる人物を手伝ったのではないかと推測します。
ダンテ昏睡の真相
徐々に明らかとなりつつある、あのパーティーの真相。
マイクがフラッシュバックで思い出した記憶では、あの夜ダンテはデイジーと共に森に消えたということがわかりましたが、これは1話のパーティーの回想シーンでも、ダンテとデイジーがどこかへ行く様子があったので、2人が一緒に森に行ったのは確実でしょう。
しかし、マイクからその後何があったかを聞かれたデイジーは突然涙を流して、その場から去ってしまったのが気になるところ。
デイジーがマイクに薬を飲ませたことを打ち明けたときにも、「マイクがダンテに何かしていれば薬を飲ませた自分のせいだ」との発言がありました。
その前にも、トーマスにマイクに薬を飲ませたことを告白した際、自分が共犯になるのかを気にしていたりと、マイクに薬を飲ませたことをとても気にしていました。
これらのことから考えるに、実はダンテ昏睡の件に関わっているのはデイジーで、それを記憶のないマイクのせいにしようとしているのではないかと推測します。
ダンテとデイジーは仲がよさそうな描写もあったので、2人で森に行ったところダンテに迫られたデイジーは、彼を拒絶した際に突き飛ばしたか、何かで殴ってしまい、打ち所が悪かったために昏睡に陥ったという可能性もあります。
デイジーは年頃の高校生ですし、ダンテは周囲から変人扱いされるような人物なので、仲がいいことに恥じらいを感じていたのかもしれません。
【ザ・ストレンジャー】5話・6話の感想
物語も終盤に差し掛かり、一気に謎が明かされ始めました。
相変わらず、コリンヌ失踪の件は決定打となる証拠は見つかりませんが、パーティーの件やオリヴィアの病気については物語が動き始めたので、今後の展開が楽しみです!
オリヴィアの病気は母の仕業で間違いなさそうですが、本当にそうであるならば自作自演に子供を使うことに恐ろしさを感じます。
そして、オリヴィアの家を訪れていたトーマスを見つけたカッツは、拳銃を手にどこかへ連れて行きますが、一体何を企んでいるのか?
最終話の8話に向けて残された謎は解けるのか、是非その辺りもご注目ください。