【アンリステッド】シーズン1。
ある会社が極秘開発した”洗脳装置”を巡るサスペンスドラマ。
双子の主人公と、洗脳から逃れた若者がレジスタンスとなり、組織の計画を暴いていく。
Nシリーズ【アンリステッド】あらすじ
ある学校に通う双子のカルとドルー。
双子といっても2人は性格も得意な事も違っていました。
ドルーは控えめで怖がりですがコンピューターに長けており、カルは積極的で強気な性格。
(ドルーはメガネを掛けていますが、カルは掛けていません)
ある日、学校でグローバル・チャイルド・イニシアチブ(GCI)の歯科検診が行われましたが、歯科検診を怖がったドルーは検診を終えたばかりのカルに代わってもらいます。
その後、教室に戻り担任がテストを始めようとした時、「パク先生、職員室に行ってください。このテストは私が監督します」と、GCIの女性が教室に入ってきました。
担任はその場を女性に頼み、職員室に行きます。
しかし、女性がタブレットを操作すると、ドルー以外のクラスメイトたちが一斉に”ロボット”のような動きを始めたのです。
その様子に異変を感じたドルーは、怪しまれないよう彼らに合わせて動きます。
ところが、ドルーが普通に戻ったカルに「変な動きをしていた」と話すも、カルにはその行動の記憶が一切なかったのです。
【アンリステッド】シーズン1解説
装置を埋め込まれた若者たちは?
歯科検診という名目で歯に、洗脳装置が埋め込まれていました。
これはGCIという組織が14歳前後の子供を対象に極秘で進めていた計画で、子供たちの両親はもとより大人たちは現状を知りません。
もし親が知ってしまった場合、GCIに拉致されてしまいます。
ドルーとカルの親友ティムは、1話で2人に「誰も信じるな、歯医者も危険だ」と警告し、その後GCIに捕まりました。
彼の両親は洗脳装置のことを知って反対したため、行方不明になっています。
装置を埋め込まれた子供たちは、学力・記憶力・体力・運動能力共に考えられないほど向上しますが、洗脳も進み自身の感情や記憶を失います。
ただ、特定の周波数によって洗脳状態が解除されることがあり、ここでは地下道でその現象が起こることが分かりました。
若者を洗脳する理由
GCIが極秘で計画を進めていた理由は、子供たちを将来”言いなりに”するためでした。
各国の出資者がGCIを援助し、子供たちを奴隷化するのが目的だったのです。
あくまでもGCIのみの計画なので、政府や大人は知りませんし子供たちも何が起こっているのかもわかりませんでした。
装置を埋め込まれていない子供は、アンリステッドと呼ばれ最終的にはドルーを筆頭にレジスタンスとなってGCIの悪事を暴いていきます。
アンリステッドの中心となっている子供たちは、ドルー、ローズ、カマラ、ジェマ、ジェイコブ。
ドルー以外の4人は、GCIから逃げ出し地下道に身を隠していました。
このようなことは中国でも行われており、中国から来たジャオという青年曰く「アメリカより中国のほうがヤバイ状態になっている」とのこと。
彼は、装置を埋め込まれているフリをしてドルーやカルに接近しましたが、最終的にはGCIに捕まってしまいました。
その後、ジャオは中国に帰されたということだけはわかりましたが、彼がどうなってのかは不明です。
【アンリステッド】見どころ
若者たちだけで巨大な組織に立ち向かうサスペンスドラマで、GCIのことを大人に話せない理由は知られたら家族が身の危険に晒されるから。
子供たちにはそれぞれ得意な分野があって、本来ドルーはカルより優秀ですがカルに装置が埋め込まれた後は、ドルーよりも優れた能力を発揮しました。
ただ、カルは今までにない能力を得たことで天狗になり、次第にドルーを見下すようになっていきます。
味わったことにない優越感が勝り……というのは結構あるあるですが、それでも最終的には洗脳に打ち勝ち兄弟の絆を取り戻していくシーンは見どころのひとつです。
また、洗脳状態になった子供たちの一糸乱れぬ動きは、不気味そのもの。
また、カルとドルーの祖母ダディは、家庭内を仕切っていて当初は「やかましい」「うるさい」といった印象ですが、何よりもカルとドルーを可愛がり最終的に彼女の協力があってGCIを潰すことが出来ました。
こういった家族の絆、仲間との絆、兄弟の絆という”愛情物語”としても楽しんで頂けるはずです。
何より、【アンリステッド】はオーストラリア制作のドラマですが、近年注目されているインド人が中心となっているドラマ。
カルとドルーの家庭内シーンが多いので、インドの文化や祝い事など学ぶことが出来るのも魅力です。
【アンリステッド】の作品情報
【配信】
Netflix
【製作】
オーストラリア
【キャスト】
ヴルンド・ラオ、ヴェド・ラオ、アビゲイル・アドリアーノ、ミア・マデン、ジーン・ヒンチリフ、ナイヤ・コフィー、サバ・ザイディ・アブディ、ニコラス・ブラウン