【ハンドメイズテイル】シーズン4第3話ネタバレと解説。イゼベルの店から戻った直後、ジューンは捕えられ犯罪を犯したものが留置される場所へと連れて行かれました。しかし、ジューンはどんな拷問を受けようと決して侍女たちの居場所を吐きませんでした。しかし、次の標的がハンナと知り……。
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【ハンドメイズテイル】シーズン4第3話「踏切」あらすじ
捕えられたジューンは、言葉を発することが出来ないよう口に皮のマスクを付けられ、首輪を付けられてある施設に連れて行かれました。(キーズ夫人は保護された)
中尉と呼ばれている人物から「侍女たちの居場所」を吐くよう言われましたが、ジューンは決して言いません。
中尉はジューンに吐かせるため、まずは水責めの拷問を行います。
それでもジューンは口を割りませんでしたが、爪を剥がされそうになった時、ジューンは侍女たちの居場所を話すと言ったのです。
「彼女たちはバーモントにいる。バーリントンの図書館にいて国境を越えようとしている」と。
ジューンの嘘でした。
彼女は仲間を必死に守ろうと、全く違う場所を伝えたのです。
しかし、その嘘はすぐにバレてしまいました。
中尉もそれに気づいたのか、次にジューンと関わりのあるマルタを2人を屋上から突き落とします。
彼女たちが犠牲になってもジューンは一切話しませんでした。
*以下ネタバレがありますのでご注意ください。
【ハンドメイズテイル】シーズン4第3話ネタバレ
ハンナ
マルタが殺された後、ジューンは黒い布を被されて別の部屋に連れて行かれました。
そこには料理が用意された大きな食卓があり、席にはローレンス司令官が座っています。
ローレンス司令官はジューンに、侍女たちの居場所を言うよう説得しましたが、ジューンは耳を貸しませんでした。
しかし、次の一言でジューンの顔色が変わります。
「次に彼らが標的にするのはハンナだ」
ジューンは、ギレアドは子供を決して殺さないと思っていましたが、ローレンス司令官の「ギレアドが尊ぶのは子供ではなく権力だ」と言う言葉を聞いて気づかされます。
その直後、ジューンが連れて行かれた場所にハンナがいました。
ジューンは、ギレアドは欲しいものを手にするためには手段を選ばないと痛感し、侍女たちの居場所を話してしまったのです。
「侍女たちはマロー家にいる。」
カナダ
カナダでは、「ジューンが捕まった」とルークに知らせが入っていました。
「生存はしているが、他のことは知る由がない」
カナダでは、ジューンの無事を願ってデモ行進が行われましたが、ルークはデモには参加しませんでした。
「彼女は自分にもニコール(娘)にも会えないと分かってギレアドに残った。彼女の意志を尊重しなければならない」ルークは涙ながらにモイラに話しました。
彼にとってこれまでにない苦渋の決断だったのです。
ルークは、ジューンを助け出すことを諦めてしまったようでした。
【ハンドメイズテイル】シーズン4第3話「踏切」結末
マロー家に守護者たちが押し入り、司令官はその場で射殺され侍女たちは捕えられてしまいました。
ジューンを含む計6人は、次の任地としてマグダラのコロニー行きが決まります。
マグダラのコロニーは耕地で、侍女はそこで働きながら”妊娠可能な時期”が来た時だけ司令官夫妻が迎えに来ます。儀式を行ったあと、また耕地に戻されて作業を行うという別名「種付けのコロニー」と呼ばれている地獄のような場所。
6人は、体を洗われ再び侍女の服を着せられリディアおばと共にトラックに乗せられました。
運転手はひとり、リディアおばの手には電気棒が握られています。
そして、踏切の少し手前に差し掛かった時、遮断機が下り始めます。
列車は長く、通過するのに時間を要するため、運転手は用を足しにトラックを降りて行きました。
リディアおばは、侍女たちの顔を見て「こうして再会できて幸せね」と笑顔を見せましたが、ジューンたちにとって今が格好のチャンス。
一瞬の隙を見て、ジューンがリディアおばを彼女の持っていた電気棒で抑え込み、仲間に逃げるよう指示します。
リディアおばはジューンにやめるよう説得しますが、ジューンはクビを横に振り仲間たちと走って踏切の向こう側を目指しました。
列車が来る前に踏み切りを渡れば、リディアたちを足止めできると思ったのです。
列車はもうそこまで来ていました。
すると、用を足しに行っていた守護者が異変に気づき、侍女たちに向けて発砲。
一人が射殺されてしまいます。
5人は全速力で走りましたが、ジューンとジャニーンは踏切を渡ることが出来たものの、2人は列車に轢かれて即死。
もう1人も列車にかすった衝撃で跳ね飛ばされて死亡してしまいました。
命がけの逃亡劇……ここで4人の仲間を失ってしまいます。
ジューンは動揺するジャニーンを落ち着かせ、そのまま2人は走り始めました。
【ハンドメイズテイル】シーズン4第3話の解説
今回はギレアドでのストーリーがメインに進められました。
ジューンは久しぶりにハンナと会えたものの、ハンナは母を忘れいたどころかジューンを見て怯えたのです。
そればあまりにもショックが大きく、ジューンはリディアおばに「もう終わりにして、殺して」と懇願しましたが、リディおばは「誰も処刑されない」と笑うだけ。
ジューンがギレアドに残りこれまで闘ってきたのは、愛する我が子・ハンナを取り返すことが一番の目的でした。
ハンナを置いて自分だけカナダに渡れないという思いが強かっただけに、今回のハンナの反応は彼女の心に大きな穴を開けてしまったことでしょう。
では、ジューンは目的を失ってしまったのかと言えばそうではありません。
ジューンが目指しているのはカナダに逃亡することではなく、ギレアドを本気で叩き潰しかつてのアメリカを取り戻すことのはず。
今回、サラ、エリー、ブリアナ、アルマの4人が犠牲になり、ジューンとジャニーンの2人だけになってしまいましたが、彼女たちが諦めることはないでしょう。
また、3話ではニックの登場も増え、コロニー行きのバスに乗る前のジューンを橋の上で待っていました。
ジューンとニックは、まるでさようならを言うかのように、最後に長いキスを交わします。
ローレンス司令官はニックに、「ジューンと一緒になれることはない」と断言していましたが、ニックもそれは分かっていました。
彼の願いはただ「ジューンに生きていてほしい」それだけなのです。
カナダでは夫のルークが、ギレアドではニックがジューンを気に掛けていますが、今回のルークの言葉からジューンを救出することへの諦めが見え隠れしていたのが気になります。
そして次回、4話は9月17日(金)の配信予定となっています。