【ハンドメイズ・テイル】シーズン4第7話ネタバレと解説。ジューンはアメリカ国民としてカナダへの亡命を示しました。ニコールやリタ、エミリーとも再会し安堵の表情を見せるも、心から喜べる状況ではなかったのです。そしてついに、ジューンとセリーナは直接対決となる!?
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【ハンドメイズテイル】S4第7話「家」あらすじ
ジューンは、トゥエロに出迎えられ
- ギレアドに戻ったら拷問を受ける可能性はあるか?
- 女性だと言う理由で虐げられるか?
と言う問いにジューンは頷き、アメリカ国民としてカナダへの亡命を求めました。
ジューンは天使のフライトを実現させた英雄ということもあり、重要な亡命者(証人)と言うことで、通常の保護施設ではない ❞特別なホテル❞ に数日間滞在することになります。
そして翌日には、聴取が予定されていました。
ジューンはシャワーを浴びた後、食事も摂らないまま17時間も寝続けます。
目覚める、ソファーにはルクーがいました。
ジューンは、ニコールの妊娠中にハンナに10分だけ会ったこと、「ハンナは大きくなってた」と涙を浮かべながら話し、ルークもまた、娘のことを思い浮かべて涙をこぼします。
しかし、ジューンは言えなかったのです。
ハンナが自分のことを忘れていた、自分を見て怯えていたと……。
【ハンドメイズ・テイル】シーズン4第7話ネタバレ解説
フラッシュバック
ジューンは、ルークと二人きりになるのを避けている様子で、モイラが気を使っいニコールを連れて買い物に出ようとした時に、自分も一緒に行くと言います。
7年という月日は簡単に埋められるものではなく、ショッピングモールに入った瞬間ジューンは驚きを隠せずにいました。
好きなものを好きに買うという当たり前のことが、彼女にとって新しいことのように感じたのかもしれません。
ポテトチップスの種類の多さに驚き、「選ぶのに時間が掛かる、レジに持っていく」と言い、ルークにレジで待ってくれるよう頼みます。
そして、チップスを1袋手に取った瞬間、ジューンはフラッシュバックに襲われました。
これまでのすべての記憶が頭の中になだれ込み、ジューンはその場に座り込んでしまいます。
ギレアドでの暮らしとカナダでの暮らしのギャップが、彼女を精神的に追い詰めたのかもしれません。
また、ルークを二人きりになるのを避けるためか、ジューンはリタやエミリー、オリバー(エミリーの息子)たちを家に招こうとと提案しました。
夜、家にみんながやってくると、ジューンは笑顔を作りながらみんなの前に姿を現します。
オリバーにハグをしてもらったあと、リタの顔を見て思わず強く抱きしめました。
夜遅くなった頃、ジューンはセリーナはどうしているかと尋ねると、その瞬間空気が一変しリタが口を開きます。
リタは、先日セリーナに会って話したこと、相変わらず思い上がっていること、そして彼女が妊娠していると伝えました。
すると、それまで戸惑っていたかのようなジューンの表情が、憎しみの表情に変わったのです。
セリーナの妊娠は、ジューンにとって復讐の機会を与えてくれるものと感じたのかもしれません。
子を奪われた悲しみ、子を引き剥がされた悲しみ、すべてが彼女の中で憎悪となってあふれ出したようです。
直接対決
リタの話を聞いたジューンは、居てもたってもいられず、夜遅くにセリーナと面会したいとトゥエロに申し出ました。
トゥエロはセリーナを信用できるどうかを決めかねている状態だったようで、ジューンの申し出を快諾したようです。
ジューンの顔を見たセリーナは「会いたいと祈ってた。主が会わせてくれた」と笑顔を見せましたが、ジューンはまだそんなことを言ってるの? と言う表情で「私は憎しみを伝えるために自分の意志でここに来た」と言います。
セリーナは妊娠して初めて”母”になる喜びを感じたのか、ジューンに謝りたいと思っていましたが、ジューンはギレアドでのことを簡単に許すはずがありません。
ましてや、子が欲しいと言う理由でこれまでジューンに何をしてきたのかを、そこまで悪いことだと捉えていなかったのかもしれません。
セリーナが跪いて赦しを乞うても、ジューンは決して許すはずがないのです。
セリーナに許されるのは一生苦しみ抜くこと。あなたは贖罪するに値しない。神が子を与えてくれたのはお腹の中で殺すため。
ジューンの口からは、彼女への憎しみの言葉しか出てきませんでした。
そして翌日、ジューンは報復としてセリーナがどんな女性なのか、何をされたのかをトゥエロに全て話したのです。
ジューンは、アメリカ政府にとって重要な証人であり、彼女の証言はセリーナやフレッドを窮地に追い込むことは間違いありません。
セリーナは、毒々しくて人を虐待する怪物で女優でもある。そして惨めな思いをするくらいなら何でもやる。
その言葉通り、セリーナは一度は突き放したフレッドに助けを求めたのです。
また、トゥエロがセリーナを信用できるかどうか決めかねているという証拠に、ホワイトボードにはセリーナの写真の横に「子が最優先?妊娠を利用可能?」と書かれたメモがありました。
セリーナは、子を守るためにフレッドの悪事を証言する方向で流れていましたが、ここにきてフレッドを手を組んで子を守ろうとする流れに変わってきました。
アメリカ政府は、重要な証人であるジューンを守るのか、それともウォーターフォード夫妻の毒牙に引き寄せられてしまうのか。
感想とまとめ
ジューンはセリーナに詰め寄るシーンは、あまりの迫力に鳥肌が立ちました。
セリーナがジューンに跪くなど想像していませんでしたが、このシーンでは明らかに立場が逆転していました。
また、ジューンがカナダに亡命したことは、すでにギレアドにも届いているはずなので、向こうの出方も気になるところです。
恐らく、ウォーターフォード夫妻は、ジューンがギレアドで何をしたのかを暴露すると思いますが、ジューンが受けた屈辱はそれ以上のものです。
カナダがどちらを信じるのか、またカナダはギレアドとの交戦を求めていないので、ジューンの引き渡しを求められたらどうなるのかも気になるところです。
8話「証言」:ジューンは、ギリアドの過去を思い出す辛い出来事に直面する。ローレンスは、リディアおばに役立つものをプレゼントする。
9話「Progress」:セレナとフレッドはギリアドからの予期せぬ訪問者を迎える。リディアおばは、レッドセンターでのハンガーストライキに対処する。
10話「The Wilderness」:ジューンは、自分の持っているすべてのリソースと人間関係を駆使し、すべてを賭けて自分なりの正義を貫く。