『東京独身男子』最終回では、ドラマ締めくくるにふさわしいみんないい人で終わる「最終回あるある」で幕を閉じました。
AK男子の人生のみならず、結婚に興味がなかった女性の考え方にも変化が訪れた!?
それも人生のひとつの選択肢。
もしかしてすべてハッピーエンド?
最後にAK男子が下した結末とは!?
最終回あらすじ
前回、かずなに「もう振り回されたくない」とフラれた太郎でしたが、後日かずなに「やっぱり太郎ちゃんが好き」と告白され、2人はめでたく交際することになりました。
さらにAK男子の大喧嘩は、かずなの計らいで10日ぶりに仲直り。連絡きたらいつでも出られるよう携帯電話を手放さず、メールを打っては削除の繰り返しをしていたという3人。
久しぶり(?)の男子会を楽しんでいました。そんな中、太郎の母・寿美代が太郎の家にやってきます。
太郎によると寿美代は”ちょっと変わっている母”とのこと。確かにその通り。三好へのお土産は「クリニックで使ってね」と鉛筆セット。岩倉には「お忙しいみたいだから」と砂時計。かずなには、「石橋家の味が書いてあるの」と、石橋家の味を書いたレシピノートが渡されます。
寿美代は、太郎が外資系企業に転職したと勘違いしていましたが、太郎は経営難の電気メーカーで自分が出来ることをやりたいと説明。
一瞬、寿美代の表情から「反対」を伺わせるも、そこはやはり太郎の母。太郎の挑戦を心から祝福します。
かずなとの結婚についての話が出るも、「大切な人を支えるために、まずは自分自身がしっかりしたい」というかずなに寿美代は、「いい人と出会った」と喜んでいました。
AK男子は仲直り、太郎とかずなも円満。
そして三好と岩倉にも変化が……。
『東京独身男子』最終回の見どころと感想
岩倉が結婚!? 透子の心の変化とは?
透子は岩倉の家を出て行ったものの、留守中に父の相手をしていたりと、岩倉は彼女の考えがわからないでいました。透子自身は、「出て行ったけどどうしても気になってしまうからお手伝いさせてほしい。私が変わりたいの」と言いますが、岩倉は「君が変わらないでいい」と断ります。
そして後日、岩倉は透子に「心から君が好きだ。僕は事務所を休む。その間君が事務所を回してくれ。」と驚きの決断。
そんな岩倉に透子は、「じゃあ結婚しましょう。それの方がボスを支えられる。私と……結婚してください」と逆プロポーズ!
まさかの展開に岩倉は「はい」と答え、弁護士を休業して家庭に入ることになったのです。この決断に三好と太郎は「2人で決めたんだよね」と聞いた上で、心から祝福しました。
結婚に興味がないといっていた透子に心境の変化が訪れましたね。岩倉の負担になりたくないという思いで家を出ましたが、別れて初めて気づいたことがあったのでしょう。
どんな形でも人は幸せになりたいと思うもの。ちょっと見方を変えるだけで、幸せを掴めるのかもしれませんね。
三好にライバル出現?クリニック存続のポイントは?
駅前に新しく歯科クリニックがオープンしました。院長の榊みのり(星野真里)は、患者のフリをして三好のキリニックを偵察に来ていました。
三好のクリニックは巷で評判とのことでしたが、彼女はマニュアル通りだと指摘します。患者のことを考えたというより、患者や経営に対しての柔軟性が無いと言いたいようでした。
彼女のクリニックはまだ、開院したばかりなので顧客数でいえば三好の方が上になります。しかし、三好は自分の気づかなかったところに気づいた彼女に頼りがいを感じたのかも!?
ライバル目線という感じではなかったので、ドラマは最終回を迎えてしまいましたが、榊に対する三好のアタック作戦はまだこれから……みたいですね。
クリニック存続のポイントはやはり、三好と榊2人の関係に関わってくるのかもしれません。
AK男子はひとまずお開き。しかし彼らの挑戦はまだまだ続く!?
岩倉の結婚に続き、太郎とかずなも一緒に暮らすことになりました。今は結婚を意識せず、ひとりひとりが自分のため、そして大切な人のために出来ることをしたいとのこと。
ひとまずAK男子の城はお開きとなりましたが、生活スタイルが変わったとしても、彼らの友情がかわるわけではありません。
彼らにとって、これからが本当の始まりとなることでしょう。
最後のアジェンダには、こんな言葉が入りました。
「結婚してもしなくても、今の自分に納得することが、幸せのはじまり」
結婚だけにこだわることもないし、独身にこだわることもない。今の自分で納得できれば、それがきっと自分にとって一番の幸せなのかもしれませんね。
「いま幸せだ」と思っても、数日後には「幸せではない」と思うこともあるでしょう。
自分の人生を最終的に決めるのは自分。選んだ人生が正解だったのか失敗だったのかは、きっと死ぬ間際までわからないと思います。しかし、人生最後まで分からないから楽しいのかもしれませんね。
彼らの新たな人生は始まったばかり。まだまだ新たな挑戦に挑んでいくのかも!?
最終回は、人に優しくなったり、人の立場で考えることが出来るようになったりと、みんながいい人という形で幕を下ろしました。
人は変わることができる。最終回あるあるの結末でしたが、このドラマはこの形が一番良かったのではないかと思います。