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【トンイ】あらすじとキャスト(1話・2話・3話)女性の一代記を綴った宮廷時代劇。

トンイ,ネタバレ 歴史 / 時代劇
©2010 MBC
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【トンイ】1話

1話ネタバレ

トンイ
「トンイ」©2010 MBC

捕盗庁ポドチョンのヨンギ従事官は、今回の高官殺人事件の犯人が、長年追っていた剣契こむげの仕業ではないかと目星をつけていました。※捕盗庁ポドチョンとは、治安を担当する当時の警察庁。剣契こむげとは、賤民の尊厳を守ったり、賤民を手助けする組織。

その見当を確実なものにするため、友人の検視官ヒョウォンに高官たちの遺体検死を依頼します。

ヒョウォンはトンイの父親であり、剣契の頭

ヒョウォンは検視の末、犯行現場を“三田渡”だと特定。場所を聞いたヨンギ従事官は、やはり今回の事件は剣契の犯行だと確信しました。なぜなら、殺人が起きた日の同時刻に、“三田渡”で剣契を目撃したという情報を得ていたから。後日、ヨンギは宮殿の宴に乱入し、剣契を一掃するための抜き打ち捜査をします。

宮廷の楽師であり剣契でもあるトンイの兄も、この日の宴に楽師として参加していました。その場は何とか逃れたトンイの兄でしたが……。(ちなみに、剣契は犯人ではありません。殺人事件の黒幕はオ・テソクです)

1話の感想

子役のキム・ユジョンさんが可愛い!現在は恋愛ドラマで主演を務めるほど大人の女性に成長していますが、今の愛らしい雰囲気は【トンイ】の頃と変わっていません。天才子役と言われていただけあって、【トンイ】でも安定した演技力を始終見せてくれます。

※ちなみに、キム・ユジョンさんの吹き替えを担当しているのは、(旧)クレヨンしんちゃん役の矢島晶子です。

ストーリーとしては、すべての発端である“高官殺人事件”が発生。兵たちが遺体を調べている横で、少女のトンイが「遺体の調べ方が違う!」とダメ出ししているのが笑えました。検視官の父親のもとで育ったトンイは、そのへんの役人や兵士よりも遺体の扱いに慣れているし知識も豊富。

そして何より“聡明で快活”というトンイの人物像が1話からしっかりと描かれていました。視聴者目線では、殺人事件の黒幕がオ・テソクだと初めから分かっていますが、トンイが黒幕にたどり着くのはだいぶ先になりそう。

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【トンイ】2話

2話ネタバレ

トンイ

殺人事件の黒幕であるオ・テソクは、捕盗庁のヨンギ従事官が剣契を疑っていると知り、剣契に罪を着せようと思いつきます。甥のユンは、「剣契に罪を着せろ」というオ・テソクの指示通り、ことを進めていました。ところが、捜査に疑念を抱き始めたヨンギ従事官が「剣契は犯人ではないかもしれない。再捜査をしたい」と言い出します。困ったユンはオ・テソクに相談すると、オ・テソクはヨンギの父親を殺してその罪を剣契に着せることを思いつきます。

一方、剣契の頭であるヒョウォン(=トンイの父)は、剣契の緊急集会を開きました。彼は剣契が何者かに罪をなすりつけられていると感じ始めており、手を打つために集会を開いたのです。ヒョウォンは部下たちに、高官殺人事件の真犯人を見つけるため宮殿内を探るよう指示しました。その後、剣契の一員であるチャンが侵入に失敗し、役人に見つかってしまいます。(その役人は黒幕の手下)

家族を人質に取られたチャンは役人に命じられ、「ヨンギの父親が△△で殺される」という嘘の伝言をヒョウォンに届けました。伝言を受け取ったヒョウォンは、ヨンギの父を何とか助けなければと思い、すぐさま犯行場所に向かいます。(ヒョウォンとヨンギは友人なので)

ところが、犯行現場にやってきたヒョウォンをはじめとする剣契たちは、その場で殺害の罪を着せられ捕らわれてしまうのです。

2話の感想

韓国ではテンポの早いドラマが好まれるそうなのですが、本作もストーリー展開に無駄がなく良いテンポで話が進んでいます。今のところストーリーに大きく関わっているのが、剣契という組織。

※剣契とは、賤民の尊厳を守ったり、賤民を手助けする秘密組織のこと。

トンイの父親たちが属している剣契という組織は、本作を見る限りでは良い組織のように思えます。身分に関わらず人としての尊厳を守るべきだという彼の考えは、現代人の思想に近いものがあり演説の言葉ひとつひとつが胸に染みました。けれど当時の役人たちからすると、きっと剣契のような組織は、秩序を乱す邪魔な存在だったはず。

(剣契は実在した組織です)

罠により、罪を着せられてしまった剣契のトンイ父とトンイ兄……。黒幕オ・テソクの罠が周到すぎて、トンイの父たちは無罪を晴らせそうにありません。もしもトンイが父親と兄を失ってしまったら、と考えると胸が痛みます。

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【トンイ】3話

3話ネタバレ

トンイ

ヨンギ従事官とヒョウォン(トンイ父)は友人で、お互いの信頼関係も厚いものでした。ヒョウォンが剣契だと知っても、ヒョウォンが父親を殺したと聞いても、ヨンギはヒョウォンのことを信じようとします。ところが、過去5年間のヨンギの行動が記された文書が剣契のアジトから見つかったことで、ヒョウォンに対する信頼が崩れてしまいました。

ヨンギは、“ヒョウォンは私の行動を探るために友人のフリをして騙していた”と思ってしまったのです。もちろん、ヨンギの父親を殺したのはヒョウォンではありません。しかし、自分の正体が剣契であることを隠していたヒョウォンは、ヨンギへの後ろめたさから何一つ弁明しませんでした。

その頃トンイは、父親と兄が剣契だったこと、そして2人が罪を着せられてしまったことを知り、激しく動揺していました。反逆人の娘として追われる身になってしまったトンイは、兄の親友チョンスと逃亡することに。逃亡の途中、トンイは、以前高官が死に際に残した”手信号”と同じ手信号を使う女性と遭遇し……!?

(この女性は、後のチャン・ヒビン)

3話の感想

トンイの壮絶な人生が始まりました。父親と兄を失い、幼くして天涯孤独になってしまったトンイを見ていると本当に胸が痛みます。それでも、チョンス(←兄の親友)という味方がいることが唯一の救い。

忠義に厚くてTHE善人のようなチョンスを演じているペ・スビンさんですが、実は普段は悪役のほうが多い俳優さんです。ですから、彼がチョンスのような善人を演じているのはとても新鮮♡そんなチョンスも、3話のラストでは絶壁の崖から転落してしまい生死が不明に……。

この時のトンイの嗚咽にもらい泣きしました、さすが名子役ですね。ちなみに、トンイが大人のキャスト(ハン・ヒョジュ)に変わるのは次回4話となります。