【大唐女法医~Love&Truth~】27話と28話のネタバレ感想。冉顔は毒に侵された蘇伏を助けるために、蕭頌から“隋候の珠”を盗んで解毒剤と交換した。その帰り道、彼女は自分の本当の気持ちに気づく。「私のすべては、“あなた”だった」と……。
【大唐女法医】27話のネタバレ
やっと気づいた彼への想い
毒に侵された蘇伏を助けるために「“隋候の珠”を渡す」と火麒社の頭首に約束をした冉顔は、蕭頌を眠らせて“隋候の珠”を持ち出し、蘇伏の解毒剤と交換した。
目覚めて“隋候の珠”がないと気づいた蕭頌は、「あの男を助けるために裏切ったのか」と冉顔を責め立てた。
その後。
息子を負傷させられて蕭頌を憎んでいる孫振は、「冉顔は火麒社と通じている」と皇帝に密告した。
そのせいで冉顔は鞭打ちの刑を受けることになったが、それをかばった蕭頌が彼女に代わって罰を受ける。
一方の冉顔は、蕭頌との思い出を反芻しているうちに“やっと分かった。あなたが私のすべて“と蕭頌への想いに気づく。
そこに蘇伏が現れて冉顔の顔に触れようとしたが、彼女はそれを拒んだ。
離縁
冉顔の代わりに罰を受けた蕭頌だったが、皇帝に「それだけでは冉顔の罪は消えない」と言われてしまい
自ら杖刑を執行することになってしまう。
手加減をすれば回数を増やすと脅された彼は、苦しみながら冉顔の杖刑をやり遂げる。
一方、わけも分からず杖刑を受けた冉顔は、皇帝の命令で離縁までさせられ蕭府を追い出されてしまった。
それ以来 食事も喉をとおらない日々を過ごしていたある日、訪ねてきた桑辰から真剣に愛を打ち明けられる。
事件発生!
ある夜。
公主の護衛である池海が、大勢が見ている前で忽然と姿を消した。
この事件を調べることになった蘇伏は、公主から話を聞くが有益な情報は得られなかった。
一方で蕭頌は、疫病に見せかける薬を使った事件をまだ調査していた。
手下人の斉太医の部屋には疫病に見せかける薬がなかったことから、何者かから受け取っていたのだろうと推測した蕭頌は、斉太医と連絡を取り合っていた4名の動向を探ることに。
監視をつけていた上記4名のうち、紀元という男の動きが怪しいと踏んだ蕭頌が詳しく調べてみると、紀元の残した暗号が見つかる。
その暗号は「図は手に入った。東風を探せ」というものだった。
【大唐女法医】28話のネタバレ
事件の容疑者
昼間。蘇伏は廃業した八味医館の向かいで池海の生首を発見した。
夜になり調査のために八味医館に侵入した彼は、地下につながる階段を見つけて降りていく。
すると、血で染められた絵が壁に飾ってあった。
時を同じくして、八味医館に新しい医館を開業するつもりの冉顔は下見に向かった。
彼女もまた階段を見つけて降りると、ちょうど死体を発見したらしい蘇伏を目撃する。
冉顔は彼に疑いの目を向けた後、急いでこの場を去って通報した。
それにより容疑者となってしまった蘇伏は、鞭打ちの拷問を受ける。
新たな殺人
使節のムダハイエが、池海と同じ手口で殺された。
釈放された蘇伏がムダハイエの遺体を調べにいくと、ちょうど冉顔が検視をしていた。
冉顔によれば、池海とムダハイエの顔には引っかき傷があり、どちらも白粉で傷が隠されていたという。
その後。
冉顔は、自分の証言のせいで拷問を受けた蘇伏の手当てをする。
蘇伏は任務のために冉顔を利用してしまった過去を詫びるが、冉顔の返事はそっけないものだった。
「許すも許さないもないわ。あなたは古い友人にしか過ぎないのだから」
消えた冉雲生
蕭頌は町のいたるところに刑部の者を配置し、いかにも紀元を見張っているかのように演出して蘇伏に見せつけた。
引っかかった蘇伏は、蕭頌の部下の部屋に侵入し、そこでフクロウが運んできた文を目にする。
その文には「解読した文書は紀元が持っている」と書かれていた。
≡雲韶教坊≡
冉顔と冉雲生は雲韶教坊で食事をしていた。
ところが、冉顔が少し席を外したわずかの間に冉雲生が消えてしまう。
冉顔は、消えた彼が“連続殺人事件と同じ手口”で生首になってしまうのではないかと不安になる。
【大唐女法医】27話の感想
火麒社の頭首は、面紗をしているため顔がハッキリとは分かりません。
それゆえに、登場するすべての女性が頭首に思えてきます。
公主もよく見ると頭首に似ている気がしますが、もしも頭首ならば蘇伏とは面識があるはずだけど 初対面のようだったので違うのかも。
一方、ラブラインは大きく動きました。
冉顔は蘇伏の命を救うために蕭頌を裏切ってしまったものの、本当に愛しているのは蕭頌だと気づいた様子です。
これで2人は晴れて両想いになりましたが、そう簡単にハッピーエンドにならないのが中国ドラマ。
あっさりと引き裂かれてしまいました。
蕭頌は冉顔に代わって罰を受けるほど愛しているというのに、皇帝に離縁しろと言われたら忠臣の彼は従わざるを得えず、彼の苦しい心境を思うと胸が痛みます。
一方の蘇伏もせつない限りで、彼は冉顔の命を助けるために“一生頭首の下僕になる”ことを選択しました。
まさに命がけの愛ですが、冉顔にはその愛が届いておらず、むしろ蘇伏の気持ちを拒むシーンすらあって可哀想でした。
【大唐女法医】28話の感想
冉顔が蘇伏の話を聞きもせず犯人だと疑い通報するなんて、彼への情は完全にふっ切れたようです。
だとしても、蘇伏は無実なのに拷問まで受けて可哀想でした。
そしてやはり公主は怪しさ満点ですが、火麒社の頭首かどうかはまだ分かりません。
事件のほうはテンポが早すぎるのと、いくつもの事件が絡みあっているので難解この上ないです。
ここにきて怪しくなってきたのは冉雲生。
彼はこれまで善人キャラでしたが、実は斉太医と連絡を取り合っていた人物ですし、今回姿を消したのも
自演自作の可能性があります。
少なくとも2件の被害者はどちらも“自ら消えている”ので、冉雲生も自ら消えたのかもしれません。
*次回29話・30話のネタバレ感想はこちら。