【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(21話・22話)。
柳婉児の悪女っぷりがヤバい!?
鬼畜な陰謀により濡れ衣を着せられてしまった周瑩。
果たして反撃できるのでしょうか!?
スン・リー(周瑩役)のインタビュー内容についてもお届けします。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ21話
密通の濡れ衣
柳婉児の罠により、密通の罪を以下のようにでっちあげられてしまった周瑩。
濡れ衣の経緯
①柳婉児の甥である使用人の宝来は、王世均を離れに呼び出し“薬”を飲ませる
②次に、周瑩を同じ離れに連れて行き、周瑩が部屋に入るやいなや外から鍵をかけた
③薬を飲まされた王世均は我を忘れた状態になっており、周瑩に抱きつく
④その現場を皆に見られた周瑩は密通の濡れ衣を着せられる
周瑩は、上記の流れで嵌められたと主張しますが、奥様や蔚文の兄弟たちは周瑩の言葉を信じません。
柳婉児の息がかかっている使用人の宝来は、奥様たちに証言を求められ「離れに案内なんてしていません」と返答。
さらに宝来は、星移が周瑩の部屋に忍び込んだ日のことを持ち出し、今回の密通の信憑性を高めようとするのです。
周瑩の処遇を決めかねている奥様たちに対し、柳婉児は追いうちをかけるように「式易堂大印だって、本当は王世均が盗んだのでは?」と言い出します。
その根拠として、以前に王世均が三原質屋に質入れした“すずり”を奥様たちに見せました。
すずりはもともと呉聘の所持品で、生前の呉聘が三原質屋を調べるために質入れするよう王世均に頼んだもの。
しかし、そうとは知らない奥様は、王世均がすずりを盗んだと思い込んでしまいます。
すずりを盗んだ=式易堂大印も盗んだに違いない、と結論づける奥様たち。
こうして完璧なまでに“証拠”が揃い、奥様や兄弟たちは周瑩をクロだと判断し始めました。
一方の周瑩は、「三原質屋を返せと言ったとたんに、これほど辻褄のあうことが起きるなんて、どう考えても店を取り戻したい柳婉児の陰謀でしょう!」と訴え続けますが……!?
呉聘毒殺
周瑩は柳婉児の罠だと訴えますが、誰も周瑩の言葉を信じてはくれません。
話は次第に呉聘の死因へと変わっていき、呉家次男の蔚武によると、呉聘の本当の死因は毒殺かもしれないとのこと。
柳婉児はすかさず「きっと周瑩が、王世均と一緒になるために呉聘を殺したのよ!」と言いがかりをつけます。
さらに、宝来が「呉聘が木から落ちたあと、周瑩が呉聘に何かを飲ませていた」と証言。
何を飲ませたのか聞かれた周瑩は、西洋人のジョゼフにもらった薬を飲ませたと答えました。
この答えが決定打となり、周瑩はみんなから呉聘殺しの犯人だと思われてしまうのでした。
(当時の中国人たちは、西洋人を悪魔のような存在だと思い込んでいるため、西洋人にもらった薬を飲ませるなど論外なのでしょう)
さらに確かな証拠を得るため、呉家一同は呉聘の亡骸を掘りおこし、医師に死因を確認してもらいました。
結果、死因は毒殺だと確定。
こうして呉聘殺しの犯人になってしまった周瑩は、呉家の家法により池に沈められることとなるのでした。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ22話
星移の一途さ
周瑩は、密通と呉聘殺しの罪で池に沈められてしまいました。
しかし実は、養父の周老四が事前に星移に助けを求めていたため、周瑩の命を救うことができたのです。
目を覚ました周瑩は、星移に助けられたことを知るも、お礼を言うどころかケンカ腰になってしまいます。
「回復したら俺に嫁げ。沈家にこい」と言う星移。
しかし、星移に嫁ぐ気のない周瑩は、嫁ぐ以外の方法で借りを返すために「(私の)体を好きにしていい」と投げやりに言いました。
星移は「体が目的で助けたわけじゃない」と激怒。
その後も星移は沈家にくるよう説得を続けますが、周瑩は呉家東院に戻ると言い張ります。
ようやく星移が折れると、そこで初めて周瑩は「ありがとう」とお礼の言葉を発するのでした。
沈家が膏薬を偽造!?
ある時、沈家が営む薬剤店に覆面をした男が忍び込みます。
その覆面男を目にした星移は、男を捕らえようとして揉みあいになり怪我を負いました。
星移は父・四海に覆面男のことを報告すると、四海は泥棒だろうと推測。
しかし、星移は泥棒にしては手練れすぎると主張しました。
その後、店に疑念を抱いた星移が調べてみたところ、膏薬の材料として指定されている“血けつ”が使われておらず、別の材料で代用されていました。
それはつまり、膏薬を偽造していたということ。
星移が父の四海を問い詰めると、四海は“血けつ”を使うと利益が出ないため杜明礼の命令で偽造しているのだと言います。
それを知った星移は、沈家の看板にかかわることだから偽造は絶対に反対だと主張し、杜明礼のもとへ直接文句を言いに行きました。
スン・リー(周瑩役)のインタビュー
以下のインタビュー内容は、中国サイトを参照しています。
Q.本作ではアドリブが多いと聞きましたが?
A.たくさんあります。監督には初めから、(必要ならば)セリフを変更してもよいと言われました。
けれど変更する場合は1日前に監督に伝え、また相手の俳優にはどのように変更するかを相談して一緒に考えています。
Q.【宮廷の諍い女】(2011年)で演じた甄嬛を超えようという思いはありましたか?
A.演技をしている時は、どちらを超えようとは考えませんでした。
甄嬛は多くの視聴者に愛されているキャラですが、だからと言ってその役にとどまっているわけにはいきません。
俳優にとっての幸せとは、さまざまな時期にさまざまな役割を演じ、さまざまな経験を積むことだと考えています。
Q.監督はあなたのことを“抑制的な修道士のようだ”と言っていましたが、それはなぜですか?
A.私があまりにもストイックだからです。私は周瑩というキャラクターの外見を維持するために、常に菜食を心がけました。
また、撮影現場で待ち時間がある時でも外部の人とはあまり接触せず、台本を見て運動していました。
視聴者がいつ周瑩を見ても、常に同じ外見であるようにするためです。
Q.不眠症なのですか?
A.若い頃、感情的なドラマの撮影が終わった後、帰宅しても感情が戻らないことが多くありました。
より難しいシーンを撮影した時は本当に眠れません。
心理学者である友人に相談をしたところ、職業病だと言われました。一般の人の感情は、そう毎日上下することはないと。
【月に咲く花の如く】感想21話
柳婉児があまりにも悪女すぎてヤバいです!
周瑩に密通の罪を着せるだけではなく、呉聘殺しの罪も着せるなんて鬼畜すぎて言葉を失いました。
しかも、証拠を完璧に揃えている周到っぷり。
まさか今になって“すずり”の件が密通の証拠になってしまうなんて……
何重にも証拠が揃っているので、周瑩はまともな反論もできず完封されました。
悪役に対してこんなに腹ただしい気持ちになるのは久々です。
柳婉児には報いを受けてもらわないと気がおさまらないという視聴者もきっと多いことでしょう。
(ただもしかすると、“呉聘の死因は毒殺”だと訴える文に関しては、杜明礼が送ったものかもしれません)
濡れ衣により池に沈められてしまった周瑩ですが、さすがに生きていると思うので、これから何とか反撃をしてほしいところです。
【月に咲く花の如く】感想22話
たとえ夢や回想の中だけでも、呉聘の姿が見られて嬉しいです。
さて。柳婉児の策略により池に沈められた周瑩ですが、星移が助けてくれました。
星移はあれだけ周瑩に手ひどい言葉を浴びせられまくったというのに、それでも助けてあげるなんて周瑩への愛は深いのですね。
ここまできたら、たぶん星移は一生周瑩のことを好きなんだろうなという気がします。
周瑩は、当然今は星移の気持ちを受け入れられないでしょうが、星移にもいいところはあるのだと少しは気づいてくれるといいな、と思います。
子供が無事生まれるようにと、皇太后が飲んだといわれる貴重な薬を、周瑩のために用意する星移にホロリとしました。(星移は流産したことを知らないようです)
他の男に嫁ごうが子を宿そうが、それでも周瑩をそばに置こうとする星移。
その一途さは、時に”行きすぎ”と思えることもありますが、今回ばかりは周瑩もお礼を言っていましたね。
星移は意外と正義感が強く、災害難民に炊き出しを施したり、今回も膏薬の偽造を断固反対していました。
きっと今後は、星移が周瑩を助ける存在になっていくのではないでしょうか。
※次回の23話と24話のネタバレ感想はこちら。
キャスト相関図はこちら