【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(63話・64話)。
周瑩は懐先を養子にするも、反発されるばかりで関係はうまくいきません。
そんな中、狼に襲われたことで2人は絆を深め……!?
一方の呉漪は、父親と周瑩に封筒の件を許してもらえるのでしょうか?
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ63話
懐先の本音
東院の養子になった懐先は、周瑩が手縫いしたという布団を床に投げ捨てたり、何かとダダをこねます。
というのも、暴れれば東院から追い出してもらえると、中院の玉林が教えてくれたため。
翌日。
懐先は、学堂をサボったことが周瑩にバレて罰を受けそうになりますが、彼女は今回だけは見逃すと言いました。
実の母親ならお仕置きをするのに……。
懐先は不思議に思うのと同時に、周瑩のことを優しい人なのかもしれないと思い始めます。
その晩、懐先が木をつたって東院から脱走しようとすると、木の上に周瑩が座っていました。
登り方をダメ出しされた懐先は、「周瑩おばさんも、木から塀を越えたことがあるの?」と問います。
「いいえ……友達(星移)がやっていたのを見たの」
その友達はどこにいるのか聞いてみると、「遠くよ。他の皆も居なくなったから、私は東院を出ていくわ」と返ってきます。
その言葉を聞いた懐先は言いました。
「僕、おばさんのこと嫌いじゃないよ。とても優しいし。
勉強もきらいじゃない、無理じいされるのがイヤなだけなんだ」
すると周瑩は、ちゃんと勉強をすれば遊ぶ時間もくれると約束してくれました。
本音を話しあった2人は、部屋に戻ることにするのです。
本物の夫婦として
呉漪は雪の中で倒れて以来、床にふせっていました。
咳き込む呉漪のもとにやってきた夫の趙白石は、水を飲ませてくれた後「これからはお互いにいたわり、本物の夫婦になろう」と言ってくれたのです。
「罪深いわたしに優しくしないでください」
呉漪がそう言うと、彼は「私も同罪だ」と言って呉漪の隣に横たわりました。
呉「でも、正義感の強いあなたは私のしたことを許せないはずです」
趙「私が今していることを知れば、君こそ失望するだろう」
“今していること”が何なのか、彼は詳しく話してはくれませんでしたが、呉漪は何があってもそばにいると誓いました。
オオカミとの攻防
奥様の侍女である張は、最近なくした“金仏”を懐先の部屋で見つけ、懐先が盗んだのかもしれないと奥様に報告をします。
奥様は懐先を呼びだして盗んだことを問い詰めますが、彼はやっていないの一点張り。
さらに追及すると、懐先は屋敷を飛び出してしまいました。
呉家の者たちが付近を捜索しますが、いっこうに懐先の行方がわかりません。
屋敷を出た周瑩が、山道を歩いて懐先を探していると、彼がオオカミに襲われそうになっていました。
周瑩はなんとかオオカミを追い払いましたが、オオカミも諦めが悪く何度も2人を襲おうとして……。
【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ64話
ホンモノの母子となった2人
オオカミに足を噛まれてしまった周瑩はうまく走れず、逃げ回っているうちに坂を転げ落ちてしまいました。
その拍子に頭を打った周瑩は、亡くなった呉聘と周老四の幻影を見て、自分を迎えにきてくれたのだと手を伸ばします。
そんな周瑩にオオカミが近づき……。
懐先は坂の上から「母上!早く起きて!」と必死に呼びかけますが、周瑩が起きる気配はありません。
意を決した懐先は、坂をすべり落ちてオオカミと対峙し、周瑩を守ろうとします。
そこへ、呉家の者たちが助けに来て一件落着となりました。
今回の件で懐先と絆を深めあった周瑩は、懐先のそばで生きることを決意するのです。
趙白石が郡王(元ベイレ)の配下に!?
郡王(元ベイレ)の権威が、ついに織布局まで及びました。
張一派である局長と副局長は辞めさせられ、郡王の息がかかっている杜明礼が新しい副局長に。
新局長は、趙白石です。
彼は、(60話で)周瑩を死刑から助けるために、郡王の配下となってしまったのです……。
一方で周瑩は、趙白石が杜明礼とつるんでいることを知り、すぐに趙白石に会いにいきました。
卑劣な杜明礼たちと手を組んでいることが許せず、怒りの言葉をぶつける周瑩。
「そなたのためだ」
趙白石はそう言って、周瑩を助けるためにやむなく郡王の配下になったことを打ち明けました。
悲しみの一途
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
呉漪は、“封筒”の件で父親からは絶縁を言い渡され、周瑩にも許してもらえていません。
そんな中、呉漪は身ごもり呉家西院に里帰りをしました。
すると、久しぶりに顔を合わせた父の蔚武は、やっと許してくれたようで「しばらく西院で養成しなさい」と言ってくれたのです。
呉漪の部屋には子ども用の衣が置いてあり、侍女いわく周瑩が手縫いした衣とのことでした。
父と和解して周瑩にも許してもらえた呉漪、あとは無事に子どもを産むだけです。
出産当日。
“呉漪が難産”だと聞いた周瑩が西院に駆けつけると、蔚武から「子どもはダメだった……」と知らされます。
すぐに周瑩が呉漪の枕元へ行くと、彼女は「来てくれたのね」と嬉しそうにしますが、どこか生気がありません。
話をしているうちにさらに生気が失われていき、やがて呉漪は目を閉じてしまうのです。
永遠に……。
【月に咲く花の如く】感想63話
ようやく、呉漪と趙白石がホンモノの夫婦として歩みはじめました。
ただ気になるのは、趙白石の「私が今していることを知れば失望する」という言葉。
おそらく彼は、周瑩の釈放と引き換えに、郡王の下で働いているのだと思います。
60話で郡王に「その代わりにお前が欲しい(=配下になれ)」と言われていたので……。
近ごろの周瑩は「皆が居なくなって悲しい」とよく言っていますが、それは視聴者目線でも同じです。
呉聘、蔚文、周老四が亡くなり星移も生死不明。
【月に咲く花の如く】は、話数が進むほどに悲しみや寂しさが増している気がします。
【月に咲く花の如く】感想64話
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
視聴するのが少しつらくなってきました……。
というのも、本作の主要人物が誰も幸せになっていないから。
呉漪にしても、ようやく趙白石とホンモノの夫婦になれて子も宿したというのに、まさか亡くなってしまうなんて……。
これからは温かい家庭が描かれていくのだろうと楽しみにしていただけにショックでした。
物語が悲しみの一途をたどっているように思えて、この先のドラマ展開が怖いです。
しかし!
64話のラストでは、生きている星移の姿が映りました!
それだけが救い。
どうかこの先は、ドラマが明るい方向に進んで欲しいと願います。
※次回65話・66話の感想記事はこちらになります。
キャスト相関図はこちら