【月に咲く花の如く】ネタバレ感想67話・68話。周瑩が本気で復讐開始!?

月に咲く花の如く アジアドラマ
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【月に咲く花の如く】67話・68話。

星移も呉沢も、変法運動に夢中。

そんななか反対派の西太后が、変法運動をおこなった中心人物を排除し始め……!?

一方で周瑩は、沈家と杜明礼への復讐を開始!?

この記事では、ネタバレ感想をお届けします。

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【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ67話

蔚武の最期

【月に咲く花の如く】最終回までの全話あらすじ/ネタバレ感想
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呉沢との口論の最中に倒れてしまった蔚武いぶは、その後も体調が回復しないままでした。

呉家の者たちが蔚武の枕元に集まって見守る中、呉沢は西院と母親を守ることを父の蔚武に誓います。

蔚武は言葉を発することもできない状態でしたが、そばにいた周瑩は蔚武の思いを察して言いました。

「お義兄さん(呉沢)のことは、必ず私が守ります」

すると、蔚武は安心したかのように目を閉じ、そのまま息を引き取ったのです……。

そのころ杜明礼と・めいれいは、いまだに星移が精力的に変法運動をしていることについて、四海に苦情を言いました。

四海は、「星移とはもう赤の他人ゆえ郡王に報告するなり好きにしてください」と答えます。

しかし実は四海はその裏で、頼まれていた帳簿を息子の星移に渡していたのです。

その帳簿は杜明礼の横領の証拠?になりえるもの。

星移の旅立ち

ある時、趙白石ちょう・はくせきが星移に会いにいくと、星移はすぐにこの地を去ると言いました。

星移は今回の変法運動が成功すると思っておらず、長い目で見て教育(人材)が必要だと判断し、新たな地で開校するつもりなのです。

別れ際、星移は父親から預かった“帳簿”を趙白石に渡します。

趙白石は別れの言葉を告げて去ろうとしたものの、ふと立ち止まって言いました。

「周瑩の死罪が決まった時に、彼女から預かった伝言がある。

“来世があるなら、あなたの妻となり生涯添い遂げる”

伝言を聞いた星移は、周瑩の顔を思い浮かべるうちに涙が滲みます。

しかし同時に、亡き祖母が残した「周瑩と結ばれてはいけない」という遺言や、父親の四海に言われた言葉を思い返すのです。

「周瑩とこれ以上関わるのなら、郡王の力を借りてでも周瑩を潰す」という言葉を……。

後日、星移は別の地へと旅立ちました。

呉沢の行く末

1898年9月21日。

西太后が皇帝を軟禁したことにより、103日にわたる変法運動は失敗に終わりました。

変法運動は皇帝主導で行われたものゆえ、変法を阻止したい西太后は皇帝軟禁という手段に出たのでしょう。

西太后は、変法運動で国を乱した者たちを捕縛するように命じ、中心人物の6人にいたっては斬首するよう言い渡します。

変法運動に精力的だった呉沢も無事ではすみません。

国から追われる立場となった呉沢は、逃げ場を求めて夜中に呉家東院にやってきました。

翌朝、役人たちが呉家を捜索しに来ますが、周瑩は何とか役人の目をかいくぐり呉沢を逃がすことに成功するのです。

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【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ68話

貼票とは?

郡王の管理下にある織布局は、業績が低迷しており赤字続き。

近々 決算を報告しなければなりませんが、これほどの赤字を見せるわけにはいかず郡王は困っていました。

何せ、今回は皇帝や西太后も決算に目を通すため、赤字そのままの業績を見せるわけにはいきません。

そこで、郡王の配下である杜明礼は、四海に「一時的に資金をまわして欲しい」と頼みに行きました。

いわゆる粉飾決済というやつです。

四海は100万両の工面を杜明礼に頼まれますが、そんな大金はないと答えます。

四海は3件の銭荘(金融機関)を営んでいて業績もまずまずですが、利益の半分は郡王に差しだしているため、融通できる現金はほとんど無いのです。

7日以内に100万両を何とかしろと脅された四海は、苦肉の策を用いることに……。

その策とは、銭荘で貼票を発行するというものでした。

たとえば、銭荘で10両を払って貼票を手にいれた場合、1か月後にはどの店舗でも12両に換金できるシステム。

すると、すぐに大勢の民たちが貼票を求めて銭荘に押し寄せてきました。

そうして何とか資金繰りに成功した四海は、100万両を杜明礼に渡したのです。

周瑩の復讐劇、開始

決算後。

呉家東院では周瑩が、織物工場についての報告を王世均や二虎にこから受けていました。

「生産高でも利益でも、以前の織布局を越えました」と報告する王世均。

続いて二虎が報告をします。

二虎いわく、郡王の織布局で働く職員たちの多くが、うちの工場で働きたいと押し寄せているとのこと。

その理由は、郡王の織布局ではここ何か月も給料が支払われていないから。

それを聞いた周瑩は、郡王の決済報告書を見たかぎりでは給料が払えないほどの赤字ではなかった、むしろ黒字だったと訝しみます。

「誰かが資金を融通したのかもしれない」と周瑩。

すると、王世均は「四海で間違いないでしょう」と推測を述べ、四海の銭荘が貼票を発行していることも周瑩に伝えます。

貼票での資金繰りは一時しのぎにしかならず、場合によっては危険を伴うもの。

周瑩は、四海が危ない橋を渡っている今がと考えたのか、沈家(四海)への復讐劇を本格的に始めるのです。

四海の銭荘で200万両を預ける

電報局の役員を買収し、クラウディの電報を偽造して四海に送る
(クラウディは、四海の取り引き相手)

クラウディとの取り引きによって、四海の手元にある金をゼロにする

銭荘に預けていた200万両を引き出す

この結果、四海の銭荘は動かせる金がわずかのみとなり、客が引き出したいと言ってもお金を出せない状況に……。

そんな中、杜明礼がやってきて「郡王が預けていた10万両を出しなさい」と言いますが、四海にそんな金はありません。

すべてをかき集めたとしても8千両が限界で、それすらも杜明礼に奪われてしまった四海はいよいよ窮地に陥ってしまうのです。

夜も寝つけない四海に、妻は言葉をかけました。

「たとえどうなろうとも私がいます。家族が共に暮らせさえすれば十分です」

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【月に咲く花の如く】感想67話

星移が周瑩の愛を拒んだのは、祖母の遺言と父親の言葉が大きく影響しているようです。

けれど、愛自体がなくなったわけではないので、時がたてば星移の気も変わるかもしれません。

話は変わり、杜明礼の横領の証拠となる帳簿。

これが趙白石の手に渡ったので、杜明礼が郡王から排除される日も近いかもしれません。

昔は一本気で、駆け引きなども苦手であろう趙白石が、今ではすっかり杜明礼と渡り合っています。

趙白石と杜明礼の腹のさぐりあいは見ていて面白いですが、かつての趙白石の純粋さは薄れてしまったようにも思えます。

趙白石に限らず、みんなどこかしらが変わりました。

きっと本作にとっては、登場人物の成長もひとつのテーマなのでしょう。

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【月に咲く花の如く】感想68話

杜明礼は、咏梅が亡くなってからは人間らしさを完全に失い、今やただの悪人で彼の口から出てくるのはお金のことばかりです。

今回の68話でも、四海にお金の工面を頼みまくったあげく、最後に無理やり四海から奪おうとしたシーンには絶句しました。

沈家を利用するだけ利用して、沈家がピンチになっても助けずに切り捨てる。

杜明礼にとっては己の保身が第一なのでしょう。

それがよく分かる回でした。

このままいくと、沈家がついに没落してしまいそうです。

「家族が共に暮らせさえすれば十分」

このことに、四海がもっと早くに気づいていれば、沈家の行く末も星移の人生も違っていたかもしれませんね。

※次回69話・70話のネタバレ感想はこちら。

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