U-NEXTで観れる実話シリーズ。チェルノブイリ原発事故やスティーヴン・スピルバーグ×トム・ハンクスの戦争ドラマなど

「ウォーキング・デッド」や「ラスト・オブ・アス」といった大ヒット作を独占配信するU-NEXTには、実話に基づく隠れた名作もあります。エミー賞10部門受賞したチェルノブイリ原子力発電所事故の緊迫の5時間を描く歴史ドラマから、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作した戦争ドラマなど、様々なジャンルの実話に基づくドラマをご紹介します。

戦争、歴史

バンド・オブ・ブラザース

「バンド・オブ・ブラザース」は、スティーヴン・アンブローズ著書のノンフィクション作品を原作とする戦争ドラマです。スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスが「プライベート・ライアン」に続いて製作し、トム・ハンクスは第1話の脚本と第5話の監督も兼任しました。

第二次世界大戦におけるアメリカ陸軍第101空挺師団の第506連隊第2大隊E中隊の兵士たちの物語。E中隊の訓練から対ドイツ戦勝利、終戦までを描いています。登場人物は全て実在する人物の実名で、いくつかのエピソードには隊員たちのインタビューが挿入されています。

ジョン・アダムズ

「ジョン・アダムズ」は、アメリカ第2代大統領ジョン・アダムズの半生を描いた歴史ドラマです。「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが監督を、「グリーンマイル」のトム・ハンクスが製作総指揮を務めました。

アメリカ初代副大統領のジョン・アダムズ（ポール・ジアマッティ）は、アメリカの建国に尽力し、第2代大統領となりました。アメリカ合衆国成立前から、建国後50年の不安定で緊張感あふれる時代を、ジョン・アダムズとその妻アビゲイル（ローラ・リニー）の目線を通して描きます。

チェルノブイリーCHERNOBYLー

「チェルノブイリーCHERNOBYLー」は、1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故をノンフィクションで描いた歴史ドラマ。大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」のヨハン・レンク監督と、「ゲーム・オブ・スローンズ」のHBOがタッグを組んで製作し、第71回エミー賞では10部門を受賞しました。

歴史上最悪の事故と言われるチェルノブイリ原子力発電所事故。何ヶ月にも渡り人命が失われ続けた事故の裏には、冷戦下の旧ソビエト政府の隠蔽工作があり、原発事故の被害拡大を防ぐために自ら犠牲となった科学者や所員たちがいました。綿密な取材に基づき、緊迫の5時間を描きます。

クライム

THE WIRE/ザ・ワイヤー

「THE WIRE/ザ・ワイヤー」は、作家で元警察記者のデヴィッド・サイモンが原作と脚本を手掛けた刑事ドラマです。アメリカのメリーランド州ボルティモアを舞台とするリアルな都市生活を描き、TVドラマには稀なほど深く社会的なテーマを掘り下げたことで大絶賛されました。

メリーランド州ボルティモアを舞台に、警察と犯罪組織の戦いが描かれます。ボルティモアは、アメリカ東部の大西洋岸に位置する大都市で、人口の６割を黒人が占めます。犯罪組織は政治家と関係を持ち、警察や司法の上層部は自らの政治的地位を守ろうと捜査に介入し……。

ラブ＆デス

「ラブ＆デス」は、1980年6月13日にアメリカのテキサス州で実際に起きた殺人事件を、HBOMaxがドラマ化したクライムドラマ。「ツイン・ピークス」のスリー・リンカ・グラッターが監督、「ビッグ・リトル・ライズ」のデヴィッド・E・ケリーが脚本、「アイズ・ワイド・シャット」のニコール・キッドマンが製作に名を連ねています。

1980年6月、テキサス州の片田舎に夫と2人の子どもと暮らす主婦キャンディ（エリザベス・オルセン）が、友人家族の妻を斧で41回も切りつけて惨殺するという事件が発生。エリート企業で働く夫と2人の子供と何不自由のない生活を送り、教会にも熱心に通う完璧な主婦は、なぜ凶悪な殺人に至ったのでしょうか。

ヒューマンドラマ、サスペンス

ボードウォーク・エンパイア欲望の街

「ボードウォーク・エンパイア欲望の街」は、アメリカ映画界を代表する巨匠マーティン・スコセッシが連続TVドラマを初プロデュースしたヒューマンドラマです。1920年代のアメリカ、禁酒法時代に勢力を拡大した実在の政治家イーノック・ジョンソンをモデルに、アメリカ暗黒史を暴きます。

アルコールが違法な時代に無法者たちはキングとなりました。群の収入役として信頼されるナッキー・トンプソン（スティーヴ・ブシェミ）も、その1人。アルコールの密造や密輸入で巨額の富を得たナッキーは、ホテル暮らしで愛人たちと派手な生活を送っています。私服を肥そうと企む人々が群がるなか、ナッキーは帝王の座を守り抜けるのでしょうか。

ザ・ステアケース-偽りだらけの真実-

「ザ・ステアケース-偽りだらけの真実-」は、アメリカの小説家マイケル・ピーターソンの妻キャスリーンが自宅の階段から転落死した謎多き事件を、HBOMaxがドラマ化しました。

マイケルとその家族、検察や弁護士、ドキュメンタリースタッフなど、それぞれの視点から繰り広げられる事件の考察と、キャスリーンの詩を軸にピーターソン一家の過去と現在が交錯していく内容となっています。

2001年12月、アメリカ・ノースカロライナ州ダーラム。小説家マイケル・ピーターソン（コリン・ファース）から、妻キャスリーン（トニ・コレット）が階段から落ちて倒れているとの通報が入ります。しかし、階段下には大量の血が飛散していたことから、警察はマイケルが妻を殺害したとみて捜査を開始しました。マイケルの家族たちは彼の無実を信じて団結するも、遺体の検視結果には事故死とは思えない不可解な痕跡がいくつも見つかります。

PrimeVideoで観れる実話に基づくシリーズ。連続殺人犯の娘の物語からロマコメまで個性豊かな作品が配信中